ドッグランの悪役にならないために〜愛されるフレブルになろう〜
筋肉質なボディーを存分に躍動させて走り回るのが大好き!というフレンチブルドッグのために、休日はドッグランに連れて行ってたっぷり遊ばせるというオーナーさんも多いはず。ただ、興奮スイッチが入りやすい性格のブヒはドッグランでのトラブルが少なくありません。特に私たちオーナーにとってはいつもの風景だと思っている遊び方ひとつをとっても、特に小型犬のオーナーさんにとってはびっくりされることもしばしば。楽しむために出かけたドッグランで「悪役」になってしまわないためにも、改めてドッグランでのマナーや興奮のコントロールについて考えてみませんか?
ドッグランでの基本ルール
愛犬家にとってドッグランは唯一野外でワンコを自由に遊ばせられるスポットですが、どんなワンコでも利用できるというわけではありません。
というのも、ドッグランは色んなワンコが集まる公共の施設なので、そこで他のワンコとフレンドリーに遊べること、待てや呼び戻しといった基本的なしつけができていることが入場に際する最低条件。
また、特に提示を求められない場合でも、ワクチンや狂犬病の予防接種をしていることも絶対に守るべきルールです。
もちろん誰しも、そしてどのフレブルにとっても「初めて」となるドッグランデビューの日はあるけれど、ランデビューをさせる前に日頃のお散歩などで他のワンコとの触れ合いに慣れさせておくことも大切。
では、いざ準備万端ドッグランへ!と足を運んだ時に気をつけたいのが、ドッグランの中に入る前にまず愛ブヒを落ち着かせること。
大好きなランを前にしてフレンチブルドッグはついついテンションが上がってしまいますが、ランに入っていきなりフリーにするのではなく、まずはリードに繋いだ状態でゆっくりとランの中をお散歩しましょう。
そこでその場の雰囲気に慣れさせてブヒが落ち着いたかどうかを確認し、落ち着いているようであればフリーにします。
ただし何かあった場合にすぐ愛ブヒを確保できるよう、ハーネスやカラーは絶対に外さないでおいてくださいね。
さて、フリーになった相棒が嬉しそうにドッグランで遊び始めたら、それでひと安心♪ではありませんよ!
うっかり排泄してしまわないか、他のワンコとトラブルが起きないかなど、相棒から目を離さないように注意を配るのもオーナーの役割。
最近は愛犬そっちのけでスマホを操作している人、写真を撮るのに夢中になっている人を見かけますが、トラブルの予感がしたらすぐに相棒の元に駆けつけて確保できるように常に愛ブヒを注視しておくことがオーナー側のマナーです。
なお、他のワンコがどうしても苦手という性格のコを無理にドッグランに連れ出す必要はありません。苦手なことを無理強いされるとフレンチブルドッグにもストレスが溜まるので、我が子の適性を見極めることも重要です。
興奮スイッチ、入っちゃった?!
ドッグランで遊んでいるうちについ興奮しちゃう。これはそのフレブルにも良くある話。
フレンチブルドッグライフでも活躍中のプロドッグトレーナー・大久保羽純さんの記事にもありますが、「フレンチブルドッグは興奮しやすく、夢中になると我を忘れて暴走しやすい」一面があります。
日常的にこの性質を理解して興奮コントロールを実践しているオーナーさんも多いとは思いますが、ドッグランで興奮度がマックスになった場合にはすぐにランから連れ出すこと。
遊んでいるうちにワンコ同士がヒートアップしてケンカに発展してしまう前に、オーナーが間に入って自分の相棒を確保して遊びを中断させ、落ち着かせるためにその場から一旦退場することがとても大切。
フレンチブルドッグはアゴの力が強いのでうっかり噛むと大怪我を追わせる可能性もあり、逆に大切な我が子が傷を負わないようにするためにも、興奮しそうな様子を見せたら即遊びを中断させるのがポイントです。
ちなみに、ドッグランによっては大型&中型、小型と犬のサイズによってエリアが分かれていることがありますが、若くて元気なフレブルは大型&中型エリアで遊ばせるのが一般的。
犬のサイズごとにランが分けられていない場合でも、フレブルと力の差がありすぎる小型犬と遊ばせる場合には特に注意が必要です。
実際にもしどちらかがケガをした場合、体格の大きなワンコの方がどうしても悪者になってしまいがち。
例え相手が攻撃を仕掛けてきても、相棒が怒る前に止めに入って連れ出すのがパワフルなワンコを連れたオーナーの責任なのです。
フレブル特有のアノ遊びにもご用心
フレンチブルドッグのオーナーにとってはよく見かける遊び、もっと言えば微笑ましくもある遊び方のひとつに「ブヒレス」がありますよね。
ブヒレスとはブヒ同士がプロレスや相撲のように互いに取っ組み合うようにしてじゃれ合う遊び方ですが、フレブル同士では定番のこの行動も他犬種のオーナーにとっては「え?ケンカ?!」と思われることも多々あるよう。
いつもの感覚で愛ブヒが他の犬種にこの遊びを仕掛けた場合、襲い掛かられているように感じて相手の飼い主さんから嫌がられる恐れがあります。
フレブルには体を接触させる遊び方を好むコも多いですが、中にはそれが苦手なワンコもいるのでこちらも要注意。
また、しつこく同じコを追いかけ回すなど、フレンチブルドッグの執着心が顔を覗かせるのもドッグランでの「あるある」です。この場合も相手のワンコやそのオーナーさんの反応を見ながら必要があれば止めること。
うちのコにとってはこれが普通の遊び方なんです!と思っていても、公共の場であるドッグランではうちのコ流を通すのはNG。
みんなが利用する場所だからこそ、ワンコを含めた全員が楽しめるように気を配ることを忘れないでくださいね。
おわりに
ドッグランはワンコだけでなくオーナーにとってのコミュニケーションの場でもあります。同じ空間でお互いのワンコを遊ばせるわけですから、まずはオーナー同士が挨拶を交わしてフレンドリーでいることも大切。
フレブルは一見強面に見えちゃうお顔やその独特の遊び方が理解されずに敬遠されることもありますが、オーナーがマナーを守って愛ブヒにしっかりと注意を払うことでフレンチブルドッグのイメージも上がるはず。
フレブルは良く言えば「マイペース」、悪く言えば「空気を読まない」キャラでもあるので、愛されブヒになるためにもまずは私たちオーナーがマナーやルールを徹底しましょう。
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【イベントレポ】のべ6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグが集結!「フレブルLIVE2023」の全貌大公開!
第二回『French Bulldog LIVE 2023(フレブルLIVE)』が、無事閉幕しました!
今年は思い切っての2daysチャレンジ。当日までどうなるかドキドキでしたが…なんと、のべ「6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグ」が集結。
開催地の山中湖はもちろんのこと、道中のサービスエリアもフレブルだらけで、他犬種のオーナーさんは「何があるんですか!?」と驚いていたとか(そりゃそうだ笑)。
さぁみなさん、いよいよ「フレブルLIVE 2023」のレポートをお届けです!
今年参加してくださった方も、来年こそと意気込んでくださっている方も、臨場感たっぷりのレポートをお楽しみください!
フレブルLIVE -
【愛ブヒのお肌に悩む方へ】THE fu-do(ザ・フード)を食べて「納得のいくお肌」になるまでの、3ステップとは!?
販売からわずか半年で20万食を突破し、満足度95%を超える「THE fu-do(ザ・フード)」。
フレンチブルドッグの中でも特にお肌に悩む子には、積極的にお召し上がりいただきたい!
そして、どうか焦らないでください。フレンチブルドッグの体質を踏まえると、納得のいくお肌になるためには、最低でも3ヶ月はかかります。
でも大丈夫。今回は、すこやかなお肌を目指すための「3ステップ」をお伝えします! 毎日のボディチェックが、ますます楽しくなりますよ。
ザ・フード -
【PUFFY出演決定!】フレブルLIVE 出演アーティスト発表【第一弾!】
今年の『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
「フレブルLIVE」の特徴は、二日間でコンテンツが異なること。
一日目は愛ブヒとオーナーさんが主役の参加型コンテンツ。そして二日目は、アーティストによる音楽フェスが中心です!
今回は、音楽フェス(二日目)の出演アーティスト発表第一弾!
なんと、オーナーにも「世代」が多いPUFFYの出演が決定しました!
フレブルLIVE -
【ロッチ出演決定!】フレブルLIVE「11/9(土)」の司会はフレブルラバーのロッチ!
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
一日目は愛ブヒとファミリーが主役になる、参加型コンテンツ。
二日目はアーティストを呼んで、史上初の愛ブヒと楽しめる音楽フェスを開催。
2daysで大きく内容が異なるのも「フレブルLIVE」の魅力です。
そして…今年の司会は、待望の「ロッチ」が登場!
みなさん! ついにロッチのお二人が「フレブルLIVE」にやってきます!
フレブルLIVE -
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
7周年特別企画「プロジェクト7」
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】FBL編集部の「アバウトな幸福論」
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。