2018年1月25日13,213 View

ドッグランの悪役にならないために〜愛されるフレブルになろう〜

筋肉質なボディーを存分に躍動させて走り回るのが大好き!というフレンチブルドッグのために、休日はドッグランに連れて行ってたっぷり遊ばせるというオーナーさんも多いはず。ただ、興奮スイッチが入りやすい性格のブヒはドッグランでのトラブルが少なくありません。特に私たちオーナーにとってはいつもの風景だと思っている遊び方ひとつをとっても、特に小型犬のオーナーさんにとってはびっくりされることもしばしば。楽しむために出かけたドッグランで「悪役」になってしまわないためにも、改めてドッグランでのマナーや興奮のコントロールについて考えてみませんか?

ドッグランでの基本ルール

フレンチブルドッグドッグラン

WildStrawberry/shutterstock

愛犬家にとってドッグランは唯一野外でワンコを自由に遊ばせられるスポットですが、どんなワンコでも利用できるというわけではありません。

 

というのも、ドッグランは色んなワンコが集まる公共の施設なので、そこで他のワンコとフレンドリーに遊べること、待てや呼び戻しといった基本的なしつけができていることが入場に際する最低条件。

 

また、特に提示を求められない場合でも、ワクチンや狂犬病の予防接種をしていることも絶対に守るべきルールです。

 

もちろん誰しも、そしてどのフレブルにとっても「初めて」となるドッグランデビューの日はあるけれど、ランデビューをさせる前に日頃のお散歩などで他のワンコとの触れ合いに慣れさせておくことも大切。

 

では、いざ準備万端ドッグランへ!と足を運んだ時に気をつけたいのが、ドッグランの中に入る前にまず愛ブヒを落ち着かせること。

 

大好きなランを前にしてフレンチブルドッグはついついテンションが上がってしまいますが、ランに入っていきなりフリーにするのではなく、まずはリードに繋いだ状態でゆっくりとランの中をお散歩しましょう。

フレンチブルドッグドッグラン

WildStrawberry/shutterstock

 

そこでその場の雰囲気に慣れさせてブヒが落ち着いたかどうかを確認し、落ち着いているようであればフリーにします。

 

ただし何かあった場合にすぐ愛ブヒを確保できるよう、ハーネスやカラーは絶対に外さないでおいてくださいね。

 

さて、フリーになった相棒が嬉しそうにドッグランで遊び始めたら、それでひと安心♪ではありませんよ!

 

うっかり排泄してしまわないか、他のワンコとトラブルが起きないかなど、相棒から目を離さないように注意を配るのもオーナーの役割。

 

最近は愛犬そっちのけでスマホを操作している人、写真を撮るのに夢中になっている人を見かけますが、トラブルの予感がしたらすぐに相棒の元に駆けつけて確保できるように常に愛ブヒを注視しておくことがオーナー側のマナーです。

 

なお、他のワンコがどうしても苦手という性格のコを無理にドッグランに連れ出す必要はありません。苦手なことを無理強いされるとフレンチブルドッグにもストレスが溜まるので、我が子の適性を見極めることも重要です。

 

興奮スイッチ、入っちゃった?!

フレンチブルドッグドッグラン

mala_koza/shutterstock

ドッグランで遊んでいるうちについ興奮しちゃう。これはそのフレブルにも良くある話。

 

フレンチブルドッグライフでも活躍中のプロドッグトレーナー・大久保羽純さんの記にもありますが、「フレンチブルドッグは興奮しやすく、夢中になると我を忘れて暴走しやすい」一面があります。

 

日常的にこの性質を理解して興奮コントロールを実践しているオーナーさんも多いとは思いますが、ドッグランで興奮度がマックスになった場合にはすぐにランから連れ出すこと。

 

遊んでいるうちにワンコ同士がヒートアップしてケンカに発展してしまう前に、オーナーが間に入って自分の相棒を確保して遊びを中断させ、落ち着かせるためにその場から一旦退場することがとても大切。

 

フレンチブルドッグはアゴの力が強いのでうっかり噛むと大怪我を追わせる可能性もあり、逆に大切な我が子が傷を負わないようにするためにも、興奮しそうな様子を見せたら即遊びを中断させるのがポイントです。

 

ちなみに、ドッグランによっては大型&中型、小型と犬のサイズによってエリアが分かれていることがありますが、若くて元気なフレブルは大型&中型エリアで遊ばせるのが一般的。

フレンチブルドッグドッグラン

Bianca Grueneberg/shutterstock

 

犬のサイズごとにランが分けられていない場合でも、フレブルと力の差がありすぎる小型犬と遊ばせる場合には特に注意が必要です。

 

実際にもしどちらかがケガをした場合、体格の大きなワンコの方がどうしても悪者になってしまいがち。

 

例え相手が攻撃を仕掛けてきても、相棒が怒る前に止めに入って連れ出すのがパワフルなワンコを連れたオーナーの責任なのです。

 

フレブル特有のアノ遊びにもご用心

フレンチブルドッグドッグラン

mala_koza/shutterstock

フレンチブルドッグのオーナーにとってはよく見かける遊び、もっと言えば微笑ましくもある遊び方のひとつに「ブヒレス」がありますよね。

 

ブヒレスとはブヒ同士がプロレスや相撲のように互いに取っ組み合うようにしてじゃれ合う遊び方ですが、フレブル同士では定番のこの行動も他犬種のオーナーにとっては「え?ケンカ?!」と思われることも多々あるよう。

 

いつもの感覚で愛ブヒが他の犬種にこの遊びを仕掛けた場合、襲い掛かられているように感じて相手の飼い主さんから嫌がられる恐れがあります。

 

フレブルには体を接触させる遊び方を好むコも多いですが、中にはそれが苦手なワンコもいるのでこちらも要注意。

 

また、しつこく同じコを追いかけ回すなど、フレンチブルドッグの執着心が顔を覗かせるのもドッグランでの「あるある」です。この場合も相手のワンコやそのオーナーさんの反応を見ながら必要があれば止めること。

 

うちのコにとってはこれが普通の遊び方なんです!と思っていても、公共の場であるドッグランではうちのコ流を通すのはNG。

 

みんなが利用する場所だからこそ、ワンコを含めた全員が楽しめるように気を配ることを忘れないでくださいね。

 

おわりに

フレンチブルドッグドッグラン

Bianca Grueneberg/shutterstock

ドッグランはワンコだけでなくオーナーにとってのコミュニケーションの場でもあります。同じ空間でお互いのワンコを遊ばせるわけですから、まずはオーナー同士が挨拶を交わしてフレンドリーでいることも大切。

 

フレブルは一見強面に見えちゃうお顔やその独特の遊び方が理解されずに敬遠されることもありますが、オーナーがマナーを守って愛ブヒにしっかりと注意を払うことでフレンチブルドッグのイメージも上がるはず。

 

フレブルは良く言えば「マイペース」、悪く言えば「空気を読まない」キャラでもあるので、愛されブヒになるためにもまずは私たちオーナーがマナーやルールを徹底しましょう。

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