2018年4月14日4,558 View

【危険な植物】たまねぎ科のユリは危険大!フレブル、遠足のしおり

厳しかった寒さも緩み、ポカポカ陽気が心地よい春がやってきました!暑さにはめっぽう弱く寒さも苦手なコが多いフレンチブルドッグにとっては、ほどよい気温で快適に過ごせるこの時期はたっぷりお外遊びを楽しめる貴重なシーズン。各地でフレブルのイベントも多く開催され、桜が見頃を迎えることもあって週末に愛ブヒとの遠足を考えているオーナーさんも多いですよね。ただし、お出掛けを楽しくハッピーなものにするには準備が大切!そこで今回は、この時期のお出掛けで気をつけたいトピックスをまとめてみました。

公園に咲いてるかも?身近な危険植物

フレンチブルドッグ危険植物

Umaporn Tepumong/shutterstock

春の匂いにソワソワ♡している愛ブヒを連れてお出掛けするスポットとして、きっと一番人気なのは自然の中で思い切り遊べる公園や緑地ではないでしょうか?

 

色鮮やかな花々に彩られた春の公園はとても心地良いけれど、ここで注意したいのが犬にとって危険な植物の存在。

 

お散歩中によく草をムシャムシャしてひとりサラダバー状態になっちゃうフレブルも少なくはないけれど、植物の中には犬が食べると植物中毒を引き起こし、最悪の場合死に至るケースもあるのです。

 

特に好奇心旺盛なフレンチブルドッグやパピーは、気になったらとりあえずお口に入れちゃうコも多いので、オーナーがそういった植物についての知識を持つことが肝心。

 

では、犬に有害な植物ですが、身近な場所に植えられている花では『ユリ、チューリップ、アジサイ、パンジー、スズラン、ツツジ』など。こういった植物は個人のおうちの軒先で育てられていたり、公園の花壇に植えられている代表的な花ですよね。

 

中でも、たまねぎ科の「ユリ」は危険!

フレンチブルドッグ危険植物

Umaporn Tepumong/shutterstock

この中でもとりわけ危険なのがユリで、ユリに限らずユリ科に属する植物は犬にはNG!

 

犬にタマネギを食べさせるのは絶対にダメということを知っているオーナーは多いと思いますが、タマネギも実はユリ科なんですよ。

 

こういった花以外にも、観葉植物として人気が高いイングリッシュアイビーやポトスもアウト。もし自宅で育てている場合は、ブヒが届かない場所に置いてくださいね。

 

もちろん、上記以外にもシクラメンやスイセンなど、調べると犬に有害な植物はかなり多いことに驚くはず。もしお花が咲き乱れる公園にブヒを連れて行く場合、花の近くには近づけないようにご注意を。

 

なお、もし有毒植物を食べてしまった場合はすぐに動物病院へ連絡して判断を仰ぎましょう。その際には嘔吐や下痢がないか、痙攣を起こしてないかなど、普段とは異なる愛犬の様子をしっかりと確認して。

 

いずれにせよ、まずはオーナーである私たちが犬に有害な植物を知っておくことが大切です。

 

移動中の乗り物対策は万全?

フレンチブルドッグ危険植物

Umaporn Tepumong/shutterstock

フレンチブルドッグと出かける際の移動手段としてマイカーを選ぶ人は多いですが、安全なはずの車内も一歩間違えば危険な場所になってしまします。

 

よく見かけるのは助手席に座った人の膝で抱っこされている状態のワンコですが、もし急にブレーキを踏んだら、愛犬が腕から飛び出てフロントガラスに激突するかも!!

 

それに、車酔いするコだって少なくありません。ブヒを乗せて安全かつ快適なドライブを楽しむには、ドッグ用シートベルトやセーフティハーネス、キャリーなどを用いること。

 

人間の膝に座らせるのではなく、ちゃんとブヒのためのスペースを作り、車内温度や換気にも気をつけてあげてくださいね。

 

春先はエアコンを入れなくても車内はそこそこ快適ですが、それは人間にとってのこと。太陽光が差し込む車内は室温が上がりがちなので、窓を開けたりエアコンを用いたりし、ブヒにとっての最適温度をキープしてあげましょう。

 

また、ワンコも人間も、車酔いの原因は断続的に続く揺れや振動、加速や減速などの際に生じる遠心力により自律神経が乱れることが主。そのため多少の揺れで踏ん張る必要がないよう、体を安定させやすいようにキャリーを固定するなどの工夫を。

 

ちなみに空腹時や満腹時は酔いやすい傾向があるので、ドライブ直前の食事は避けたほうがベターです。長距離の場合、時々休憩を入れてブヒを休ませてあげることも忘れないでくださいね。

 

フレンチブルドッグを襲った車の悲しい事故…こちらの記事もぜひご覧になってみてください。

エアバッグが襲った事故〜フレブルは後部座席でシートベルトの着用を〜

 

春だって熱中症リスクは高い

フレンチブルドッグ危険植物

Umaporn Tepumong/shutterstock

日向はポカポカ、日陰は肌寒いかな?くらいの春の気温は過ごしやすいので外遊びに最適ですよね。ただ、熱中症リスクが高いフレンチブルドッグにとって、春は決して安全な時期とは言えません。

 

特にまだ今の時期は薄手のお洋服を着ているブヒも多く、気温が低い朝晩だと良くても日中は暑そうにしていることもしばしば。また、まだ春だからという油断がオーナーにもあるため、夏と比べると熱中症そのものを意識することが少ないのです。

 

さらに、短毛ながらもフレンチブルドッグの被毛はダブルコート。春先のこの時期はまだ寒さから身を守るアンダーコートが換毛しきっておらず、体に熱がこもりやすい状態と言えます。

 

そのためお出掛け中は常にブヒの様子を確認し、こまめな水分補給や洋服の着脱を徹底すること。

 

長時間野外で楽しむイベントなどには、まだ少し早いかな?と思っても保冷剤を包んだスヌードなどを用意しておくと安心です。

 

ちなみに、フレブルをはじめワンコは興奮したり不安感を抱くと息遣いが荒くなります。

 

こういった呼吸の乱れから熱中症が起こるケースもあるので、興奮状態になった場合には保冷剤などで体を冷やし、落ち着くまでゆっくりと休ませてあげましょう。

 

フレンチブルドッグの熱中症については、こちらの記事もご覧になってみてください。

「熱中症」3つの原因と応急処置の方法〜フレンチブルドッグは要注意!!〜

 

おわりに

フレンチブルドッグ危険植物

Umaporn Tepumong/shutterstock

いつもとは違う場所に大好きなオーナーさんと出掛けることは、好奇心旺盛なブヒにとっても大きな楽しみ。そんな楽しいはずのお出掛けが残念な思い出になってしまわないように、お出かけ前には遠足のしおり感覚でアレコレ用意とチェックをし、準備を万端に整えておくと安心です。ブヒにとって野外で思い切り楽しめる季節は短いもの。だからこそ、そんな時期をたっぷり満喫して、もっと愛ブヒとの絆を深めてくださいね。

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