2018年8月27日8,516 View

夏痩せとは無縁…フレブル夏の体重事情

この暑さで夏痩せしちゃって…なんて会話が人間界ではしばし交わされますが、ワンコ界ではどうなのでしょう。実は、犬にとって夏は太りやすいシーズン。特に食欲が旺盛なフレンチブルドッグは季節を問わず日頃からぽっちゃりさんタイプが多いこともあり、運動量が減る夏場の肥満傾向にお悩みのオーナーさんもいるでしょう。夏も終盤になりつつある今、改めて愛ブヒの体重測定をしてみると…「ふ、増えてるっ!」と、ほんのり丸み(と重み)が増した相棒を抱えてショックを受けることも。いくら季節が秋に移り変わろうとも、まだまだ暑さが続くこの時期は運動量を上げることもままなりません。そこで、フレブルたちが思い切り走り回れる季節が来るまでの間にできる夏太り対策をご紹介します。

そもそもなんで夏に太るの?

フレンチブルドッグ体重

MR.SOMKIAT BOONSING/shutterstock

夏にワンコが太る理由。この多くが運動不足です。

 

特に暑さに弱いフレンチブルドッグの場合、散歩の距離や時間、回数を減らして涼しい室内でゴロゴロして過ごす時間が増えますが、食事やおやつの量と回数は冬場と同じままというコが大半。

 

人間でも食べる量はそのままで運動量を減らせば体重が増えるのと同じで、ブヒたちも摂取したカロリーを消費しきれずにいるのです。

 

また、夏場はお盆などで家族や友人が集まるケースが多く、一緒に暮らすブヒたちも日頃は口に入らないご馳走をおすそ分けしてもらう機会が増えます。

 

ちなみに、人間でも夏場に痩せる人より太る人の方が多いというデータがあり、これは体温と外気温が同じくらいになるため基礎代謝が落ちることから太りやすくなるというもの。

 

もしかしたら、相棒と同じような生活を送っているオーナーさんも夏太りしちゃっているかも!

 

その時は、相棒ブヒと一緒にダイエットを頑張るのも良いでしょう。ダイエットパートナーがいれば、ひとりで頑張るより効果が上がるかもしれませんよ。

 

体重測定でこまめにチェックを

フレンチブルドッグ体重

Golden House Studio/shutterstock

みなさんは相棒の体重をどのくらいの頻度で測定していますか?

 

実はペットの体重を家で測定する人はあまり多くなく、大半が動物病院へ行った際に測ってもらっているようです。

 

特にワンコの場合、5月頃からフィラリア予防薬を投与するために必ず病院で体重を測るので、その後定期検診などで再び病院を訪れるまで、その体重のままだと思い込んでしまうケースも少なくありません。

 

ただ、例えば服用タイプのフィラリア薬なら体重に合わせて薬の量が変わるので、特に薬の服用期間中は毎月自宅でも体重測定するのが必須。

 

もちろん、人間でも季節によって多少体重が変化するのは自然なことなので、わずかな体重の増減に過剰に神経質になる必要はありませんが、増えている場合は食事の量を見直すなどの対策をとる他、大きく体重が変化している場合は病気の可能性もあるので病院での検診を受けることをおすすめします。

 

そもそも犬という動物は、夏の暑さに対応するために夏場は食欲を落とし、体温を放出しやすい体にコントロールすることができる生き物。

 

しかし、フレンチブルドッグをはじめとする室内で暮らす現代の多くの犬は、冷房の効いた室内で過ごすためにそういったコントロールをする必要がありません。

 

そのため食欲が低下せず、夏場も冬場と同じ食欲をキープすることで夏太り現象が起きるのです。

 

季節に合わせたフードをチョイス

フレンチブルドッグ体重

MR.SOMKIAT BOONSING/shutterstock

動物病院の先生曰く、「犬は運動だけで痩せることは難しく、食事を見直すのが必須」だそう。

 

そこで提案したいのが、季節に合わせてフードの種類や量、あげる回数を見直すということ。

 

現在市販されているフードには、アレルギー対応のものからダイエット食までとその数はまさに多種多様。

 

そのため豊富な種類の中から選びやすく、夏の間はダイエット用フードに切り替えるなど、メインで与えているフードそのもののカロリーが低いタイプを選ぶのもひとつの方法です。

 

ただ、フレンチブルドッグはアレルギーを持つコも多いので、フード自体を変更するのが難しい場合もありますよね。

 

そんな時には、例えば野菜を煮たものを煮汁と一緒に与えることでカサ増ししてフードの全体量を減らす(夏場は水分もしっかり摂れるのでおすすめ!)、通常は2回のところを3回に分けて与え、満足度を上げつつ全体の量を少なくするという方法も。

 

ワンコは1度に食べる「量」よりもフードやオヤツをもらう「回数」の方に満足感を抱くので、ライフスタイルに無理がないなら、少しずつ数回に分けてフードを与えるのがブヒにとってもストレスが少なくおすすめです。

 

おわりに

フレンチブルドッグ体重

MR.SOMKIAT BOONSING/shutterstock

フレンチブルドッグと夏太り。もしかして我が家のブヒも体重オーバーしていないかしら?と慌てて体重計に乗せた人もいるのではないでしょうか?特に足腰が弱って運動が苦手になるシニアブヒや、避妊や去勢手術をしているフレブルは肥満になりやすい傾向があります。長く健康で健やかに生きるためにも、相棒のベスト体重をキープすることはオーナーとしての大切なお役目。いつまでも元気で一緒に遊べるよう、夏太りには気を付けてあげてくださいね。

 

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