2016年12月13日11,516 View

【インタビュー】フレブルオーナーの特徴(ドッグトレーナー小野洋平)

小野洋平さんは、一線で活躍するドッグトレーナー。トレーニングの腕前はもちろん、犬を見る目・飼い主を見る目にも長けている。優れた観察力と独自の観点をもつ小野洋平さんに、「フレブルオーナーのイメージ」を聞いてみた。(提供:BUHI vol.40)

この記事はBUHI vol.40からの転載記事です。配信元または著者の許可を得て配信しています。

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素直で優しく人を傷つけるのに敏感

トレーナー

Irina Kozorog/shutterstock

「オトナって感性が鈍くなってると思うんです。でも、経験と想像と予想で補っている。犬を飼うことで、犬を通して感性が元に戻るというか、敏感になるというか豊かになる。何かが起こった際の素直な反応や、汚いから、人目が気になるからとかなんて世界は皆無。自分が感じたまま生きる。そんな雰囲気を前面に、全面に出しているのがフレブルだと思います。そしてきっと、それを感じている飼い主さんも多い。もしくは他の犬では感じられなかったのかもしれません。かっこいいはずなのにかっこ悪い。なんとなく柔らかい心を持っていて、素直な人が多い気がします。優しい人。人を傷つけることに敏感な人。だけど、優しさからくる優柔不断な感じもあります。犬をリードしていかないといけない状況ではマイナス点ですが、犬と一緒に現代のヒト社会で暮らしていくにはプラスになる部分だと思います」

 

オトナのふりした子どもな人

トレーナー

Aleks Gjika Photography/shutterstock

「心を着飾らない、楽しむことが上手な人が多い気がします。でも、楽しんで盛り上がるのは好きなのに、大勢になると少し外れるイメージ。そんなにすぐ心をオープンにしないけど、したフリは上手いんですよね。変にオトナぶるというか。これって、オトナのふりをした子どもなんじゃないかと思いますね(笑)」

 

こだわりが強く基本変わり者

トレーナー

Odor Zsolt/shutterstock

「服装やライフスタイルもそうですが、こだわりが強い人が多い印象です。でも興味深いのが、流行に左右されないけどなんとなく流行廃りを気にしていたり、ずれてるのは大好きだけど、おっきくずれるのは嫌がったりする。全てにおいてふりきらないというか。常識がある非常識人なんでしょうね」

 

犬を見れば、その家庭事情までわかるという小野さん。すぐれた観察力をもっているからこそ、犬や飼い主の性格、環境に合わせ「その子に適した」トレーニングをすることができる。これぞまさにトレーナーの賢者といえるのではないだろうか。

 

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小野洋平

小野洋平

『NPO法人ケイナイン・ファミリー』、『inu-house』代表。

通信のベンチャー企業に勤務後、カナダに渡りドッグトレーニングを学ぶ。カナダでは、いきなり家庭犬のトレーニングを行う現場で問題犬と呼ばれている犬たちに囲まれての修行。帰国後、介助犬育成と家庭犬トレーニングのケイナイン・ファミリーを立ち上げるが、日本人の犬の考え方や家庭犬の在り方に疑問を抱き、家庭犬トレーニングを主に行うようになる。日本独特の犬文化を守ることと変えていくことが目標。

現在は、inu-houseをメインに活動中。

http://inu-house.com/

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