2021年3月4日3,146 View

【健やかに、一緒に白髪になろうね】ミドル世代のフレブルと私の『スマートLIFE』をスタート![特集:ミドルシニアLIFE]

ミドルシニアである6歳の愛ブヒは、人間年齢に換算すると40歳。「40かぁ~」と改めて相棒を眺めると、パピーの頃からおっさんめいた雰囲気を醸していたとは言え、うーん、立派に中年ですなあ。なんて人ごとのように呟いてみて気づいたのです。筆者も40ほぼ愛ブヒと同い年(正確には私の方が少し上)で、我々はまごうことなき中年コンビだということに。そういえばなんだか代謝も落ちてきたし腰や肩が慢性的に凝っていたりと、年齢による体の不調を感じることが増えました。もしかして、相棒も同じなのかな。でも自分もいつまでも若くいたいし、相棒にも元気で長生きして欲しい。そう思って始めたのが、愛ブヒと一緒に行う健活なんです。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

ブヒオーナーはミドル世代が多いらしい。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

sanjagrujic/shutterstock

 

フレンチブルドッグの集まりに行くと結構同世代の方が多いように感じます。

 

もちろん幅はあるけれど、当編集部調べによるとフレブルオーナーのコア層は30代後半から40代の方らしく、いわゆるミドル世代のオーナーさんが中心。

 

ちなみに人間のミドル世代は「30歳から50代半ば」とされているそうで、これはフレンチブルドッグでいうところのミドルシニア世代に当たります。

 

ってことは、結構同年代のブヒを相棒にしている人が多いってこと。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

Zanna Pesnina/shutterstock

 

ミドル世代といえば働き盛りだけれど、徹夜も平気だった20代の頃のようにはいかないし、人によっては健康診断で引っかかる項目が出始める頃です。

 

そういえば相棒も若い頃と比べたら少し体力が落ち、ブヒレスなどの遊びも早めに切り上げるようになってきたかも。

 

もちろん人間も犬も、それ以上に生き物ってやつはみんな等しく歳をとります。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

Loida Sanchez Real/shutterstock

 

しかし美容に関しては年齢による変化を受け入れて自然に任せるのも素敵だけれど、こと健康面に関してはなるべく抗って、いつまでも愛ブヒと一緒に元気にお出かけしたいですよね。

 

だからこそ、今日から始めたいのが健康活動。つまり「健活」なんです。

 

え、健活って言葉がジジ臭い? ならばスマートライフと呼びましょう。

 

実はスマートライフって、厚生労働省が国民の健康寿命を伸ばすことをスローガンに掲げた国民運動で、「スマート・ライフ・プロジェクト」なるものを推進しているのだそう。

 

健康寿命の延長は愛すべきブヒにとっての目標でもあるから、早速今日から相棒とチャレンジしてみませんか?

 

基本は毎日の運動と栄養管理。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

Todorean-Gabriel/shutterstock

 

食が体を作ることは愛ブヒのフードにこだわるブヒラバーならご承知でしょう。

 

若い頃はジャンクフードや甘いものを食べても太らなかったのに、代謝が落ちた今はしっかり余分なお肉に変わるよう、フレブルも年齢と共に代謝が落ちて中年太りになるのです。

 

特にミドルシニアのブヒで気をつけたいのが、心臓病や呼吸器系疾患、糖尿病と足腰への負担ですが、これらを予防するのが定期的な健康診断と日々の栄養管理。

 

そして代謝アップや足腰の衰えを防ぐため、筋肉量の維持も必須です。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

studio hoto/shutterstock

 

ミドル以降の食に関しては人もブヒも良質なタンパク質を摂ることが特に重要で、タンパク質は動物の生命維持に不可欠なエネルギー源。

 

とりわけ犬にとってタンパク質不足は大問題で、欠如すると抜け毛や体力低下、皮膚の乾燥に免疫力低下と悪いことだらけ

 

抜け毛や乾燥といえばミドル世代の女性も気になるところだけれど、ブヒも私たちもツヤやかな髪や肌を手に入れるためには肉や魚介が欠かせないのです。

 

おすすめなのは、手作り食の人にはおなじみの鶏ささみや胸肉。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

Patryk Kosmider/shutterstock

 

茹でたり蒸したりとヘルシーに調理できる幅が広く、同じ食材で自分とブヒそれぞれのメニューを考えやすい食材です。

 

また、植物性タンパク質が豊富な納豆も、タレをかけなければ犬にもOK

 

好き嫌いはあるものの量はトッピング程度で十分で、納豆は体に良い発酵食品でもあり、肝機能を高めたりカルシウムの吸収を助けるビタミンKが豊富だから骨も強くなるんです。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

Umaporn Tepumong/shutterstock

 

そして食と一緒に気をつけたいのが運動。

 

ブヒオーナーは基本的にお散歩で毎日体を動かすけれど、いつもの散歩に「プラス10分」を意識して歩くこと。

 

体力のある人&ブヒなら、これを早歩きにすることでより運動強度がアップしますよ。

 

体内時計をリセットして強いカラダに。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

Job Narinnate/shutterstock

 

お散歩やご飯の時間になるとソワソワし始めるこれはフレブル始めワンコあるあるですが、彼らも私たちも持っているのが「体内時計」。

 

この時計によって体内環境を司る生体リズムが生まれるのですが、最近生体リズムが崩れがちの人、増えています。

 

それはコロナ禍によるテレワークの影響や、深夜までつい見てしまうスマホの明るい画面の刺激が原因。

 

オーナーと一緒に暮らすブヒも飼い主の生活スタイルにつられ、同じようにリズムが乱れてしまうのです。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

Xiao Zhou/shutterstock

 

なお、体内時計の細胞の中には時計遺伝子と呼ばれる遺伝子が複数存在し、これらは互いに作用しながら正確なリズムを刻んでいるそう。

 

しかし不規則な生活で時計遺伝子が狂いだすと、認知症リスクや生活習慣病リスクが高まるのです。

 

え、認知症も生活習慣病もどっちもイヤだ~。そうお思いのことでしょう。ではどうするか、それは「食事・睡眠・運動」のバランスを整えること。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

Pisit Rapitpunt/shutterstock

 

朝は定時に起きて朝日を浴び、糖質とタンパク質が取れる朝食を食べ軽い散歩を。

 

昼は適度に休憩を挟みながら仕事をする。そして夜は食べ物を消化しやすい1819時の間に夕食を取り、お酒を飲むならアルコールに対する抵抗力が最も上がる2021時が理想的なんだとか。

 

もちろん仕事柄その時間には無理、という人も多いだろうけれど、例えば週のうち1日か2日だけでも上記のようなリズムで過ごすことで体のリズムが整います。

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

hypersoulz/shutterstock

 

なお、1日は24時間だけれど体内時計は24時間15分程度だと言われていて、この微妙な差をリセットして生体リズムを整えるためには、人もブヒも朝の日射しによる日光浴が欠かせないんです。

 

共に健やかに、ポジティブな加齢を

フレンチブルドッグ,ミドルシニア

mala_koza/shutterstock

 

愛ブヒにはいつまでも健康で長生きして欲しいというのは全フレブルオーナーの願いですが、彼らのお世話をするには私たちオーナーの健康あってこそ!

 

特に昨今はコロナの影響で以前より健康を意識する機会が増えましたが、相棒と一緒にヘルシーな生活をすることで共に若々しくいよう、というのが一番理想的。

 

少し生活の意識を変えるだけで老化への予防ができるので、ぜひ一緒にスマートライフにシフトしましょう。

 

 

文/横田愛子

 

 

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