ミドルシニアからの犬生は“喜び”と“好きなこと”の時間を『1.5倍増し』にした生活を![特集:ミドルシニアLIFE]
ミドルシニア期に差しかかったフレブルと暮らすオーナーさんの多くは、6歳前後の愛ブヒに対して「この子もそろそろ犬生の折り返し地点に差し掛かったのかな」なんて思うことがあるでしょう。平均寿命が12歳くらいとされるフレブルにとって、ミドルシニア年代というのはちょうど駅伝でいうところの復路を走り始めた頃かもしれません。愛ブヒが進むその道のりを今以上の幸せで満たすために何ができるか。それは一緒に過ごす時間を今までよりちょっぴり増やすことなのかも。
いつかの日に後悔しないため、今日から始める『幸せ時間の上乗せ』

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『人生の後半』なんて捉え方をすると少し寂しい感じがするけれど、ミドルシニア期のフレブルって、人間に例えるならセカンドステージの準備をし始める頃。
ざっくりとフレブルの一生を前後で分けるとしたら、前半は社会性やしつけ、各家庭のルールを身につける『パピー&ヤング期』。
後半は家のルールも熟知し自らもライフスタイルを確立した『ミドルシニア&シニア期』に分けられます。

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パピー&ヤング期はいわば学びの時期だから叱ったりしつけることも多々あるけれど、一方のミドルシニア&シニア期は穏やかに日々を楽しむ時間。
こちらも愛ブヒの好きや嫌い、何をすれば喜んでどんな遊びに夢中になるのかがわかっているから、意識的に彼らが喜びを感じる時間を増やすことは難しくないはず。

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よく相棒を見送った人が「もっと一緒に過ごしてあげれば良かった」という言葉を口にします。
はたから見れば充分可愛がっていたように思うけれど、それでも見送った後にそんな気持ちになるのはきっと仕方のないこと。
けれど、私たちが「意識的に」愛ブヒとの時間を増やそうと努力しそれを実行していたら、送り出したあとにまた違う気持ちになれるのかもしれません。

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もちろん、まだ若いフレブルであろうと一緒に楽しむ時間を増やすのは良いこと。
彼らはいつだってオーナー大好きっ子だから、年齢に関係なく『一緒=幸せ』なんです。
また、一緒に過ごす時間を意識して捻出したという自負は、いつかサヨナラの時が来たときに自分自身の納得にもつながります。
「たくさん一緒に楽しい時間を過ごしたね」と言えるって、すごく素敵でしょ。
目指すは『1.5倍増し』、そのワケとは。

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「よし、じゃあ今日から一緒に目いっぱい楽しもう!」なんて思っても、仕事を含めライフスタイルを大きく変えられるわけではありませんよね。
フレブルからすれば今までの何倍も一緒の時間を過ごせたら最高だと思っているに違いないのだけれど、1日が24時間というのは誰にも変えられない。
だから、あえての「1.5倍増量」なんです。

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ちょっと中途半端な数字に思えるかもしれませんが、例えば散歩時間を10分長く、ブラッシングやマッサージの時間を5分延長など。
愛ブヒと触れ合う時間を、捻出できる時間の範囲で気持ち増やしませんか、というのがこの提案のキモ。
例えば普段朝と夜のお散歩が定番なら、時間に余裕がある時は短めの散歩をもう1回プラスするのも良いでしょう。

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おもちゃ遊びが好きなブヒなら普段より長めに遊ぶ、なんなら一緒にゴロゴロする時間を増やすのだって立派な「1.5倍活動」です。
最近の研究では犬が感じる24時間は私たちの3日に相当し、1日を7時間のリズムで生きているそう。
その理論を当てはめれば1.5倍の幸せ時間増量は、フレブルの体感だと何倍にもなるはず。

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「最近大好きなママやパパと一緒の楽しい時間が増えたなあ」なんて感じてくれることが、愛ブヒの犬生を幸せで満たし充実させるコツなのかもしれません。
一緒の時間はとことん愛ブヒに集中。

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日常的な触れ合いの時間をちょっぴり増やす1.5倍活動のポイント、それは「その時間は愛ブヒに集中すること」にあります。
お散歩やスキンシップの時間はスマホや他のことに気を取られず、アイコンタクトや声かけをたくさんして「同じ時間を過ごす」ことに意識を集中。
フレブルはとてもお利口だから、オーナーがどれだけ自分に意識を向けているかをよく理解しています。

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だからちょっぴりの時間でもしっかり心を通い合わせれば、それはかけた時間以上の満足感に変わるのです。
特にミドルシニア期以降のフレブルはこちらの発する言葉をちゃんと分かっているので、返事がなくとも声かけは大切。
私たち人間も「楽しいね」「うれしいね」という言葉でテンションが上がるように、声のトーンや音の響きは愛ブヒにも伝播するもの。

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言葉の刺激、いわゆる声かけは認知症の予防にもなり、言語は違えど人と犬が心を通わすためにとても有効なコミュニケーションの代表格。
だから一緒に過ごす時間はこまめに声をかけ、楽しさや喜びを愛ブヒと分かち合ってくださいね。
幸せなら手をたたこうではないけれど、幸せだとあえて言葉に出してみれば、幸福感って1.5倍以上になるんですよ。
「あの時もっと…」が避けられないのなら

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たくさんの時間を一緒に過ごせた、という気持ち。これはいつか別れ来た時に必ずオーナーの心の支えになります。
もちろん時間の長短は誰に決められるものではないし、何時間以上過ごしたら長いと言えるのかなんて正解はありません。
そしてどれほど一緒に楽しんでも「もっと」という想いは残るもの。
でもね、一緒に過ごそうと意識して増やした時間は愛ブヒにとってかけがえのない幸福なひと時になるんです。
文/横田愛子
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