フレブルオーナーは、なぜ個性的な人が多いのか。勝手に考察してみた
ペット業界には「フレブルオーナーっぽい」という言葉があります。それはヒトコトで言えば、個性的な人。獣医師やドッグトレーナーたちは、あなたがフレブルを連れて行ったとき「やっぱりね」と思っていることでしょう。
しかし…そもそもフレブルオーナーは、なぜ個性的な人が多いのでしょうか。
過去10年間の取材やイベントで出会ってきた人々、そして筆者(フレブルオーナー)の経験をもとに勝手に考察してみました。
①「カワイイ」の認識が一般とズレている

immstudio/shutterstock
世の中には800以上の犬種がいるわけですが、一般的に「カワイイ」とされる代表がトイプードルやチワワ。
片手で抱っこできるような小ささ、丸くて黒目がちな瞳、ふわふわな被毛。
たしかに誰が見ても「カワイイ」と思うのはうなずけます。
一方我らがフレンチブルドッグは、つぶれた鼻、ぽってりしたお腹、大きな口etc…。
世間的には「ブチャイク」なんて言われています。
でもちょっと待ってくれ、我々フレブルオーナーは「それをカワイイ」と思っているわけです。
フレンチブルドッグはあの見た目であの性格だからカワイイ。
けれど…冷静に考えてみると、これは世間の「カワイイ」とは感覚がズレていることになります。
だって、一般的にブチャイクな存在を「本気でカワイイ」と思っているわけですから。
あなたがフレンチブルドッグに恋をした時点で、すでに「変わっている認定」をされているというわけですね。
(おぅおぅ、上等じゃないの)
【深掘り】日常を振り返ると…友人とショッピングが合わない!?

Moustache Girl/shutterstock
カワイイの認識がズレている…「そんなことない」と思ったあなた。
改めて日常を振り返ってみるといかがでしょう。
かくいう筆者は、友人とショッピングに行って「これカワイイね」と手に取ったものを全力で否定されることが多いです(もう慣れた)。
加えてSALEの時期に洋服を買いにいくと、よく売れている人気の商品は一切欲しいと思わない。
わたしが欲しいと思うものは、50%OFFになっても大量に残っている不人気な洋服たち。
プライベートで使っているポーチやバッグなんかも「すごいデザインだね(dis)」なんて言われることもしばしば。
こうして振り返ってみると、たしかに「カワイイ」の感覚がズレているのかもしれません。
反対に、わたしが良いと思ったものを認めてもらえることもあって、そういう人は大抵フレンチブルドッグが好きだったりする…
何気ない日常もフレンチブルドッグを通して考えると、実はつながっているケースが多いんですよね。
これって興味深いなぁと日々勝手に感じています。
②好き嫌いがハッキリしている

Meg Wise/shutterstock
「フレンチブルドッグが大好き!」と言える時点で、好き嫌いがハッキリしていることはわかります。
(多くの人は、キライじゃないけど迎えたいとは思わない…などボヤッとしている)
とはいえ好き嫌いがハッキリしているから個性的、というわけではありません。
ここからも全て上に繋がってくるのですが…
そもそもカワイイの認識が一般とズレているのに、それがさらに色濃く出ているわけです。
あなたはヒヨコのオスメスを見分けるプロのように「好き、嫌い、好き、嫌い…」を瞬時に判断。
それを見る周りの人は「え!? それが好き? それは嫌い? え!? 早…ちょまっ…」と少しだけ圧倒される。
認識のズレを相手により強く印象付けると同時に、このスピーディーな判断は筋が通っている人と見られ、そういう人は個性的! と謎な認定をされることもしばしば。
誰かに倣う(ならう)ことを良しとされてきた日本だからこそ、些細な違いに敏感。という前提も相まっているかもしれません。
③こだわりが強い

rambo80/shutterstock
フレンチブルドッグはとてもデリケートで、日頃のケアが寿命を左右するといって過言ではありません。
毎日の細かい観察が欠かせないし、時間とお金もたっぷりかかる。
わたしたちはそれを知りながらフレンチブルドッグを溺愛し、ともに歩むことを決めました。
これは相当こだわりが強くないと選べる道ではありません。
【深掘り】日常を振ると…手間のかかるものが好き!?

Kholifur Rohman/shutterstock
そんなあなたは、身の回りの品々もこだわりが強いものに溢れていませんか?
たとえば旧車。フレブルオーナーの所有率が多いこと!
大切に乗らないと壊れてしまう旧車は、相当こだわりが強くないと選べません。
ほかにもキャンプのギアや、自宅のインテリアなど。
手入れや掃除が大変でも、そんなことは物ともせず「こだわり」を貫いている。
周りと違うものに囲まれた生活は、誰から見ても個性的な人に見えるのは相場が決まっています。
④実は面倒見がいい。

Tienuskin/shutterstock
そして最後は、「実は面倒見がいい」ということ。
日々の小さな変化に気づくことが不可欠なフレンチブルドッグとの生活。
きっとあなたは職場や友人の変化にもすぐ気づき、ケアをしてあげる優しい人。
けれど個性的な人は一匹狼に見られがち。
そんなあなたが色んな人と仲良くしていたら「本当はどんな人!?」なんて混乱させているかも。
でもね、面倒見が良くて優しいからこそ嫌われない。それがフレブルオーナーの凄いところだと思うのです。
フレブルオーナーの「横のつながりが深い」は必然だった!?

DreamBig/shutterstock
フレンチブルドッグに関わる仕事をしていると、「オーナー同士の繋がりが深いよね」とよく言われます。
たしかに他犬種に比べてSNSのコミュニケーションが活発で、リアルで会う人もたくさんいます。
しかも一度会えばフィーリングが合うことが多く、気の置けない友人になるケースも。
大人になってから大切な友人ができるって、よっぽどのこと。
これは、そもそもカワイイの認識が同じという点で「趣味が合う」。
加えて「こだわり」の話しは楽しくて会話が盛り上がる。
しかも「面倒見がいい」から情報交換も頻繁。
この要素が絡み合って、必然的に横のつながりが深くなっているのかもしれません。
もしあなたが今後初めて会う人がいたら…
「あなたが迎えたい犬種はなんですか?」と質問してみるといいでしょう。
もし「フレンチブルドッグです!」と瞬時に答えが返ってきたら…きっとその人は、あなたと気が合うはずですよ。
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