2022年5月27日1,491 View

実はキケンがいっぱい!?“いつもの慣れた道”こそ気をつけたい『犬のお散歩注意点』

大切な存在である愛犬に対し、私たちは自分に対して以上に気をつけ気を配っているはず。けれどふとした瞬間にドキリとするようなことがあるのが日常で、そういう“冷や汗もの”のドキリというのは、何気ない毎日に潜んでいることが多いのです。実際に筆者も何度かそういうドキリ、うーん、むしろギクリと言う方が正確な気もしますが、そんな悪い汗をかく体験を幾度となくしています。その都度グッズや認識をアップデートするのですが、場合によっては大事故につながる日常のドキリを検証し、その解決法を探っていこうではないですか。

草むらや溝に潜むもの、それは猫。

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Franco Francisco Maria/shutterstock

筆者の愛ブヒは過去に野良猫に噛まれ大怪我を負いました。

 

それは自宅の庭で遊んでいた時のこと。

 

植え込みの中にいた野良猫が相棒に驚き左前脚の付け根を噛み、噛まれた箇所がひどく腫れて、最悪の場合足を切断する可能性もあるとまで言われた経験があります。

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NACHAANOK/shutterstock

幸い愛ブヒの回復は順調で切断することもなく、今では傷跡部分の毛が薄いくらいでほぼ分からない程度。

 

けれど話を聞けば、我が家のフレブルに限らず猫ちゃんが大好きというブヒは結構多いよう。

 

一緒に暮らしていて仲が良い場合はいいのですが、気をつけたいのが野良猫です。

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Ericaaa/shutterstock

別に猫だって悪気があるわけでなく、目の前にいきなりヌッとぺちゃい顔の大きな犬が現れたらびっくりして攻撃するのは本能からくるもの。

 

特にお腹に赤ちゃんがいたり出産した子猫がいるシーズンは子を守ろうと攻撃的になるもので、場合によっては突然襲いかかってくることも珍しくありません。

 

しかし、猫のほぼ100%が『パスツレラ症』を引き起こす病原体を口腔内常在菌として保有しているところが怖い点。

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Irina Kozorog/shutterstock

噛まれると、皮膚の化膿だけでなく呼吸器疾患や敗血症といった全身重症感染症を引き起こすケースもあるのです。

 

そのため「猫に噛まれたらすぐ病院へ行く」のが基本中の基本。

 

また、光るものを狙う性質があるため目を引っ掻かれるケースも多く、これは鼻ぺちゃゆえ、目が傷つきやすいフレブルが最も警戒すべきこと。

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Ysbrand Cosijn/shutterstock

解決策としては、まず猫に近づけない。

 

散歩しているとよく猫を見かける場所があるはずなので、そこを避けたり、猫が寝床にしている可能性が高い草むらや溝の側から離れて歩くことが大事です。

 

ちなみに猫のヒートは2月〜4月、6月〜8月がピークなので、その時期の前後は攻撃的になりやすいため、特に気をつけてくださいね。

 

落とし物を拾う際にはリードを再確認。

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Kittibowornphatnon/shutterstock

お散歩中に一番リードを意識しなくなる瞬間があるとすれば、それは我が子の落とし物(うんち)を回収する瞬間でしょう。

 

「おっ、ちょっと待ってよ」とマナー袋を取り出し屈んで拾い上げるその数秒間、意識は落とし物に集中しているはず。

 

お散歩ポーチから袋を取り出す時や、ブツを拾い上げ袋の口をキュッと閉める一連の流れの間、手にブツが付着しないよう全集中しているその対象は、やはり“落とし物”。

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Kittibowornphatnon/shutterstock

その隙にスルッと手からリードを取り落とした経験がある、という人は割と多いのではないでしょうか。

 

多くの場合はそこで慌ててリードを掴んで事なきを得るのですが、万が一その瞬間にフレブルが走り出す事だって当然あるわけで。

 

そうなると、見た目とは裏腹に走るとやたら速い彼らを捕まえるのは至難の技で、交通事故や迷子などの危険性が一気に高まるのです。

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Chekyravaa/shutterstock

じゃあどうそれを防ぐか。

 

解決策はいくつかありますが、基本は落とし物を拾う前に、一旦落ち着いてリードを確実に腕に通し、手から離れないよう意識をすること。

 

真面目なオーナーさんほど落とし物をした際にはいち早く片付けなくてはと焦るので、そこは一旦冷静にリードを確認しましょう。

 

急かなくとも落とし物は逃げませんからね。

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Serhii Bobyk/shutterstock

そして次の解決策は、物理的にリードを変える方法です。

 

多くは『手持ちリード』だと思いますが、まるでショルダーバッグのように肩掛けできるリードもあり、過去脱走をかまされたオーナーさんの中には、念のため手持ちと肩掛けをWで使う人も。

 

散歩は毎日のことなので、意識を保てるか不安だという人はリードを見直すのが良いかもしれません。

 

大小様々な穴、それは『グレーチング』

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Marko Subotin/shutterstock

グレーチングと聞いてピンとくる人、どのくらいいるのでしょう?

 

ただ、モノを見れば誰もが必ず目にしたことのあるソレは、排水溝などの上に被せてある“格子状のフタ”のこと。

 

多くは鉄やステンレス製で、よく見ると道路のあちらこちらに存在しています。

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筆者の相棒もそうですが、フレブルに限らず多くの犬は、グレーチングの上をジャンプなどして、避けて通ることが多いもの。

 

その理由としては、格子状であるがゆえに、踏むと肉球が格子の枠に食い込んで痛いということが挙げられると思います。

 

しかしよく見るとこのグレーチング、その格子幅のバリエーションがものすごく豊富。

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Bespaliy/shutterstock

その中にはフレブルの足がスポリと落ち込んでしまうほどのサイズもあり、気を付けないと爪の剥離や骨折などの恐れもあるでしょう。

 

場所によっては、ジャンプで避けるには厳しいサイズの格子状で設置されている箇所もあるため、そこに足が落ち込まないよう、散歩中には注意が必要。

 

彼ら的にはジャンプでやり過ごしたつもりでも実際には飛びきれないこともあり、特に夏場は鉄やステンレスが高温となり、火傷の原因になりやすいことも問題です。

 

そんな時は抱っこで通過するか迂回するかなどをして、なるべく危険な場所を避ける工夫をしてあげてくださいね。

 

おわりに

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Julien Jean Zayatz/shutterstock

見慣れた風景といつもの道。

 

けれど、どんな平坦な道にだって何かしらの危険は潜んでいます。

 

でもその危険はオーナーが少し意識すれば回避できることも多いので、今回の事例でドキッとした方は、早速次の散歩から参考にしてみてくださいね。

 

 

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