実はキケンがいっぱい!?“いつもの慣れた道”こそ気をつけたい『犬のお散歩注意点』
大切な存在である愛犬に対し、私たちは自分に対して以上に気をつけ気を配っているはず。けれどふとした瞬間にドキリとするようなことがあるのが日常で、そういう“冷や汗もの”のドキリというのは、何気ない毎日に潜んでいることが多いのです。実際に筆者も何度かそういうドキリ、うーん、むしろギクリと言う方が正確な気もしますが、そんな悪い汗をかく体験を幾度となくしています。その都度グッズや認識をアップデートするのですが、場合によっては大事故につながる日常のドキリを検証し、その解決法を探っていこうではないですか。
草むらや溝に潜むもの、それは猫。

Franco Francisco Maria/shutterstock
筆者の愛ブヒは過去に野良猫に噛まれ大怪我を負いました。
それは自宅の庭で遊んでいた時のこと。
植え込みの中にいた野良猫が相棒に驚き左前脚の付け根を噛み、噛まれた箇所がひどく腫れて、最悪の場合足を切断する可能性もあるとまで言われた経験があります。

NACHAANOK/shutterstock
幸い愛ブヒの回復は順調で切断することもなく、今では傷跡部分の毛が薄いくらいでほぼ分からない程度。
けれど話を聞けば、我が家のフレブルに限らず猫ちゃんが大好きというブヒは結構多いよう。
一緒に暮らしていて仲が良い場合はいいのですが、気をつけたいのが野良猫です。

Ericaaa/shutterstock
別に猫だって悪気があるわけでなく、目の前にいきなりヌッとぺちゃい顔の大きな犬が現れたらびっくりして攻撃するのは本能からくるもの。
特にお腹に赤ちゃんがいたり出産した子猫がいるシーズンは子を守ろうと攻撃的になるもので、場合によっては突然襲いかかってくることも珍しくありません。
しかし、猫のほぼ100%が『パスツレラ症』を引き起こす病原体を口腔内常在菌として保有しているところが怖い点。

Irina Kozorog/shutterstock
噛まれると、皮膚の化膿だけでなく呼吸器疾患や敗血症といった全身重症感染症を引き起こすケースもあるのです。
そのため「猫に噛まれたらすぐ病院へ行く」のが基本中の基本。
また、光るものを狙う性質があるため目を引っ掻かれるケースも多く、これは鼻ぺちゃゆえ、目が傷つきやすいフレブルが最も警戒すべきこと。

Ysbrand Cosijn/shutterstock
解決策としては、まず猫に近づけない。
散歩しているとよく猫を見かける場所があるはずなので、そこを避けたり、猫が寝床にしている可能性が高い草むらや溝の側から離れて歩くことが大事です。
ちなみに猫のヒートは2月〜4月、6月〜8月がピークなので、その時期の前後は攻撃的になりやすいため、特に気をつけてくださいね。
落とし物を拾う際にはリードを再確認。

Kittibowornphatnon/shutterstock
お散歩中に一番リードを意識しなくなる瞬間があるとすれば、それは我が子の落とし物(うんち)を回収する瞬間でしょう。
「おっ、ちょっと待ってよ」とマナー袋を取り出し屈んで拾い上げるその数秒間、意識は落とし物に集中しているはず。
お散歩ポーチから袋を取り出す時や、ブツを拾い上げ袋の口をキュッと閉める一連の流れの間、手にブツが付着しないよう全集中しているその対象は、やはり“落とし物”。

Kittibowornphatnon/shutterstock
その隙にスルッと手からリードを取り落とした経験がある、という人は割と多いのではないでしょうか。
多くの場合はそこで慌ててリードを掴んで事なきを得るのですが、万が一その瞬間にフレブルが走り出す事だって当然あるわけで。
そうなると、見た目とは裏腹に走るとやたら速い彼らを捕まえるのは至難の技で、交通事故や迷子などの危険性が一気に高まるのです。

Chekyravaa/shutterstock
じゃあどうそれを防ぐか。
解決策はいくつかありますが、基本は落とし物を拾う前に、一旦落ち着いてリードを確実に腕に通し、手から離れないよう意識をすること。
真面目なオーナーさんほど落とし物をした際にはいち早く片付けなくてはと焦るので、そこは一旦冷静にリードを確認しましょう。
急かなくとも落とし物は逃げませんからね。

Serhii Bobyk/shutterstock
そして次の解決策は、物理的にリードを変える方法です。
多くは『手持ちリード』だと思いますが、まるでショルダーバッグのように肩掛けできるリードもあり、過去脱走をかまされたオーナーさんの中には、念のため手持ちと肩掛けをWで使う人も。
散歩は毎日のことなので、意識を保てるか不安だという人はリードを見直すのが良いかもしれません。
大小様々な穴、それは『グレーチング』

Marko Subotin/shutterstock
グレーチングと聞いてピンとくる人、どのくらいいるのでしょう?
ただ、モノを見れば誰もが必ず目にしたことのあるソレは、排水溝などの上に被せてある“格子状のフタ”のこと。
多くは鉄やステンレス製で、よく見ると道路のあちらこちらに存在しています。

stockphotofan1/shutterstock
筆者の相棒もそうですが、フレブルに限らず多くの犬は、グレーチングの上をジャンプなどして、避けて通ることが多いもの。
その理由としては、格子状であるがゆえに、踏むと肉球が格子の枠に食い込んで痛いということが挙げられると思います。
しかしよく見るとこのグレーチング、その格子幅のバリエーションがものすごく豊富。

Bespaliy/shutterstock
その中にはフレブルの足がスポリと落ち込んでしまうほどのサイズもあり、気を付けないと爪の剥離や骨折などの恐れもあるでしょう。
場所によっては、ジャンプで避けるには厳しいサイズの格子状で設置されている箇所もあるため、そこに足が落ち込まないよう、散歩中には注意が必要。
彼ら的にはジャンプでやり過ごしたつもりでも実際には飛びきれないこともあり、特に夏場は鉄やステンレスが高温となり、火傷の原因になりやすいことも問題です。
そんな時は抱っこで通過するか迂回するかなどをして、なるべく危険な場所を避ける工夫をしてあげてくださいね。
おわりに

Julien Jean Zayatz/shutterstock
見慣れた風景といつもの道。
けれど、どんな平坦な道にだって何かしらの危険は潜んでいます。
でもその危険はオーナーが少し意識すれば回避できることも多いので、今回の事例でドキッとした方は、早速次の散歩から参考にしてみてくださいね。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
「停電=命のリスク」から愛ブヒを守る。猛暑時代に「Jackery ポータブル電源 2000 New」が欠かせない理由とは?
もしも、真夏に停電が起きてエアコンが止まったら…。
フレンチブルドッグと暮らす私たちにとって、それは「ただの不便」では済まされません。
暑さに弱く熱中症のリスクが高いフレンチブルドッグにとって、空調が途絶えることは命に関わる問題。
そんな“いざ”に備えておきたいのが、「Jackery ポータブル電源 2000 New」。
これはフレブルと暮らすご家族にとって、欠かせないアイテムです。
実際に導入したフレブルオーナーのリアルな声や、キャンプなどでの活用事例とともに、愛ブヒの命を守るための「本当に必要な備え」をご紹介します。
(PR 株式会社Jackery Japan)
PR -
【愛犬とのキャンプに】行って実感!「ELL’S PARK 長瀞」が犬オーナーに“選ばれる理由”とは〜フレブルJACK〜
2024年11月にオープンしたばかりのアウトドア複合施設「ELL’S PARK 長瀞(エルズパークながとろ)」。
ここは日本では珍しい「犬連れ専用アウトドア施設」で、すべてのエリアがドッグフレンドリー!
そんな「ELL’S PARK 長瀞」さんから、「フレンチブルドッグで全施設をジャックしませんか!?」という素敵なご依頼をいただき、
フレブルだらけのキャンプイベント——その名も「フレブルJACK」が開催されました!
当日は晴天に恵まれ、全国から約45組のフレブルファミリーが大集結。
この記事では、イベント当日の様子をレポートしながら、参加したフレブルファミリーたちが実感した「ELL’S PARK 長瀞」の魅力をたっぷりとご紹介していきます!
(PR リバストン工業株式会社)
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【ドッグフードの闇を暴く】フレンチブルドッグに最適なドッグフード選びガイド【2025年最新版】
みなさんは、日本におけるドッグフード業界の実態をご存知でしょうか。
日本では「ドッグフード=雑貨」の扱いで、ゆえに規制もゆるゆる。
良いと思い込んで与えつづけているフードの未来は、果たして明るいのでしょうか…。
今回は、原材料の見極め方からフレンチブルドッグ専用フード「THE fu‑do(ザ・フード)」まで。約20年間フレブルと向き合いつづけてきた私たちが、専門知識で結論を出します。
-
【取材】川口春奈と愛犬アムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【スペシャル対談】愛犬の旅立ちと供養。霊感がない人も「愛犬の成仏」を知る方法!?【シークエンスはやとも×PELI】
愛犬の旅立ちは、誰もが目を背けたくなるもの。けれど事前に知っておくこと、考えておくことで、救われることがたくさんあります。
今回は、お盆スペシャル企画。世間が認めるほどの霊視能力をもつお笑い芸人「シークエンスはやとも」さんに、愛犬の旅立ちや供養についてインタビュー。
インタビュアー兼対談相手は、大の犬好きで心霊分野の知識にも長けているPELIさん。
「愛犬が旅立ったあと、ベッドやおもちゃはどうすればいい?」「お骨はどうするべき?」「お花やお線香は喜んでくれる?」
さらには、霊感がない人でも愛犬が成仏したことを知る方法まで。
お笑い芸人だからこそ暗くなりすぎない、むしろ心がスッと軽くなる。
永久保存版のスペシャル対談です!
対談 -
諦めかけた命。あれから2年、フードを変えたら15歳の今もお散歩大好きなフレンチブルドッグに!
今日は15歳の愛ブヒと暮らす、編集メンバーの実体験。
愛ブヒは二年前からすべてのフードが合わなくなり体重が激減。検査をしても異常はなく「年齢のせいですね…」と言われてしまいました。
もう諦めるしかないのかな…そんなとき、我が家に届いたのが「THE fu-do(ザ・フード)」の試食品でした。
そして「THE fu-do(ザ・フード)」を食べつづけて二年、愛ブヒは15歳になり、今も元気にお散歩をしています。
今回は、二年前の絶望から今までを包み隠さず、時系列でお話しさせていただきます。
-
【イベントレポ】5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人が集まった「フレブルLIVE2024」の全貌!
11/9(土)-10(日)の二日間にわたって開催された『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』。
今年はのべ5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人のフレブルオーナーが集まりました!
day1の司会はフレブルラバーのロッチさん。day2の音楽フェスには世代ど真ん中のPUFFYが出演するなど、例年以上に豪華なラインナップ。
北は北海道、南は鹿児島県から。全国のフレンチブルドッグが一堂に会した「フレブルLIVE2024」の模様を、詳しくお届けです!
最後には2025年の情報もありますので、要チェックでございます!
フレブルLIVE -
【前売りチケット販売開始!】フレブルLIVE 2025は、11/8(土)9(日)開催!スチャダラパーによるテーマソング制作も決定
『French Bulldog LIVE 2025(フレブルLIVE)』の開催は、11/8(土)-9(日)の2days!
お得な前売りチケット、いよいよ販売スタートです!
さらに今年はビッグニュースが。
なんと、ヒップホップグループ「スチャダラパー」がフレブルLIVEのテーマソングを制作してくれることになりました!
テーマソングの情報やお得な前売りチケットの販売情報など、内容盛りだくさんでお送りしていますので、最後までお見逃しなく!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2025 (フレブルLIVE)
-
【特集】シン・スキンケア
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】永遠の選択。フレンチブルドッグ専用「THE fu-do(ザ・フード)」
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。