『私ってズボラなの』では済まされない!犬との暮らしに“清潔がマスト”であるその理由は?
筆者は自他共に認めるズボラな女。ズボラって大雑把でだらしない人のことですが、語源を調べると上方(関西地方)の方言なんですって。しかし約8年前に愛ブヒを迎えて以来、筆者のズボラぶりが多少なりとも改善しました、それはなぜか。フレブルが引き起こす様々な出来事に対処するためには、否が応でも家を片付ける必要が生じたからです。「あら、アタシもズボラなのよねえ」なんてオーナーさん! フレブルってもしかしたらズボラを改善すべく遣わされた天使なのかもしれませんよ!
考え方次第で、デメリットがメリットに

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今でこそシーツやラグに粗相はしないけれど、迎えた当初は催せばどこでも豪快にチーッと排泄し、スッキリしていた愛ブヒ。
その都度洗濯機をフル稼働させていましたが、当時は「滅多に洗わないラグが綺麗になる」と自分に言い聞かせながら洗っていました。
こうした大物のお洗濯はもちろん、思い立ったらどこでもブルブルしてタフタフにため込んだヨダレを飛ばすので、壁にはトロミのある水滴がべたり。

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さらにカーテンに体を擦り付けながら通過するので、カーテンは毛まみれ。
それらを放置しておくわけにもいかず、今まで壁なんてまともに拭いた記憶がなかった筆者はせっせと壁を拭き、カーテンを洗う頻度も爆上がりしたのです。
それに、粗相をしなくなったとはいえ我が家は基本フリーなので、ベッドもソファーもブヒが我が物顔で使用し、結果すべてに毛とヨダレが付着するので、これらの掃除回数もアップ。

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それに加え、床に何かを置いていれば誤飲の恐れがあるので、極力床の物を排除した結果掃除がしやすくなり、散らかりがちだったリビングなどがスッキリするようになりました。
あれ、これってもしかしたらフレブルを迎えたゆえの恩恵かしら、なんてやや強引に思うことも。
けれどブヒ(というか動物)との生活って、こんな風に発想の転換をすることが結構重要なんだと感じるのです。
彼らがくれるモノの大きさたるや…

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「ズボラ関西代表」と書かれたタスキをかけても誰からも異論が出ないくらいズボラだった筆者ですが、フレブルライフを始めてからというもの、当社比ですっかり“きちんとさん”に。
手に取ったものを「とりあえず」でそこら辺に放置することがなくなりました。
だってね、床にちょっと置いたら最後、それはバキバキのビリビリになることだって多々あるのです。

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それでも物が壊れるのはまだマシ。
うっかりフレブルが飲み込んでしまえば夜間だろうが救急病院まで駆けつけなければならないし、何より彼らの体が心配で堪らなくなることでしょう。
そして同時に学んだのです。何より大事なのは愛ブヒの命だってことを。

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なにせ彼らはその一挙一動に至るすべてが私たちを楽しませ、幸せにしてくれる稀有な存在。
そんな彼らに危険が及ぶならば、苦手な片付けをしたほうがマシなのだと。
その結果、互いが安全に心地よく過ごせる空間を模索したところ、結論は物が少なく整頓された部屋に行き着いたというわけです。

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とはいえ根っからのきれい好きな人にとっては「いや、全然片付いてねえし」と言われるであろう我が家ですが、それでも以前より改善されたのです。
もちろんフレブルは、自分の存在によってオーナーの生活や美意識が変わったなんてこと微塵も考えていないはずですが、心の持ち方のスイッチってブヒとヒトが共に心地よく過ごす上で必須。
ではそのスイッチの切り替え方とは何でしょうか。
マイナスをプラスに転じるスイッチ

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汚れるから洗う、掃除する。
これは当たり前の行為ですが、ブヒと暮らすとその“汚れる”の頻度が激増します。
そしてそれは洗濯物が超絶乾かない梅雨でも冬場でも同じなので、掃除する側としては勘弁して欲しいなと思いながら片付けることも。

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そんなとき筆者はあえて「ああ、おかげで綺麗になるわぁ、ありがとう」と感謝を伝えます。
なんでお礼を言われたかわからない愛ブヒはぽかんとしていますが、言葉にして口に出すことで、気分って引っ張られるんですよね。
嫌なことや大変なことは多々あるけれど、その度に無理にでも前向きな言葉を吐き出す。

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これは掃除に限らずですが、フレブルと暮らす中で時にイラッとしたりムカっとしたりすることはゼロではありません。
その多くはオーナー側の機嫌や状況の問題で、当のブヒにとって悪気がないことが大半。
そこでその場の感情だけで苛立ちを彼らにぶつければ、きっとブヒは「急に怒ってどうしたの? 不安になっちゃうよう」と戸惑うことでしょう。

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これが続くといつしかオーナーの顔色を窺う神経質な性質になったり、おおらかだった性格が萎縮するようになるのかも。
こういうのは日々の積み重ねだから、愛するブヒが伸び伸びと暮らせるよう私たちがいつもご機嫌でいることが大切。
不機嫌になった時は自分でスイッチを切り替え、いつも穏やかに接することで愛ブヒの心の平穏も保たれるというわけです。
おわりに

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やや改善されたとはいえ、それでも世間から見ると今なおズボラな筆者。
ですがブヒを迎えて変わったのはズボラだけではなく、自分の機嫌をコントロールできるようになったこと。
目の前にいるのは豊かな感情を持つまあるいかたまり。
それゆえ傷つけたりしないよう、いつだってなるべく笑顔で過ごしたいと思うのです。
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