『私ってズボラなの』では済まされない!犬との暮らしに“清潔がマスト”であるその理由は?
筆者は自他共に認めるズボラな女。ズボラって大雑把でだらしない人のことですが、語源を調べると上方(関西地方)の方言なんですって。しかし約8年前に愛ブヒを迎えて以来、筆者のズボラぶりが多少なりとも改善しました、それはなぜか。フレブルが引き起こす様々な出来事に対処するためには、否が応でも家を片付ける必要が生じたからです。「あら、アタシもズボラなのよねえ」なんてオーナーさん! フレブルってもしかしたらズボラを改善すべく遣わされた天使なのかもしれませんよ!
考え方次第で、デメリットがメリットに

Zayats Svetlana/shutterstock
今でこそシーツやラグに粗相はしないけれど、迎えた当初は催せばどこでも豪快にチーッと排泄し、スッキリしていた愛ブヒ。
その都度洗濯機をフル稼働させていましたが、当時は「滅多に洗わないラグが綺麗になる」と自分に言い聞かせながら洗っていました。
こうした大物のお洗濯はもちろん、思い立ったらどこでもブルブルしてタフタフにため込んだヨダレを飛ばすので、壁にはトロミのある水滴がべたり。

Veran36/shutterstock
さらにカーテンに体を擦り付けながら通過するので、カーテンは毛まみれ。
それらを放置しておくわけにもいかず、今まで壁なんてまともに拭いた記憶がなかった筆者はせっせと壁を拭き、カーテンを洗う頻度も爆上がりしたのです。
それに、粗相をしなくなったとはいえ我が家は基本フリーなので、ベッドもソファーもブヒが我が物顔で使用し、結果すべてに毛とヨダレが付着するので、これらの掃除回数もアップ。

Tienuskin/shutterstock
それに加え、床に何かを置いていれば誤飲の恐れがあるので、極力床の物を排除した結果掃除がしやすくなり、散らかりがちだったリビングなどがスッキリするようになりました。
あれ、これってもしかしたらフレブルを迎えたゆえの恩恵かしら、なんてやや強引に思うことも。
けれどブヒ(というか動物)との生活って、こんな風に発想の転換をすることが結構重要なんだと感じるのです。
彼らがくれるモノの大きさたるや…

notto248/shutterstock
「ズボラ関西代表」と書かれたタスキをかけても誰からも異論が出ないくらいズボラだった筆者ですが、フレブルライフを始めてからというもの、当社比ですっかり“きちんとさん”に。
手に取ったものを「とりあえず」でそこら辺に放置することがなくなりました。
だってね、床にちょっと置いたら最後、それはバキバキのビリビリになることだって多々あるのです。

Penyushkina/shutterstock
それでも物が壊れるのはまだマシ。
うっかりフレブルが飲み込んでしまえば夜間だろうが救急病院まで駆けつけなければならないし、何より彼らの体が心配で堪らなくなることでしょう。
そして同時に学んだのです。何より大事なのは愛ブヒの命だってことを。

bozsja/shutterstock
なにせ彼らはその一挙一動に至るすべてが私たちを楽しませ、幸せにしてくれる稀有な存在。
そんな彼らに危険が及ぶならば、苦手な片付けをしたほうがマシなのだと。
その結果、互いが安全に心地よく過ごせる空間を模索したところ、結論は物が少なく整頓された部屋に行き着いたというわけです。

Hryshchyshen Serhii/shutterstock
とはいえ根っからのきれい好きな人にとっては「いや、全然片付いてねえし」と言われるであろう我が家ですが、それでも以前より改善されたのです。
もちろんフレブルは、自分の存在によってオーナーの生活や美意識が変わったなんてこと微塵も考えていないはずですが、心の持ち方のスイッチってブヒとヒトが共に心地よく過ごす上で必須。
ではそのスイッチの切り替え方とは何でしょうか。
マイナスをプラスに転じるスイッチ

Ericaaa/shutterstock
汚れるから洗う、掃除する。
これは当たり前の行為ですが、ブヒと暮らすとその“汚れる”の頻度が激増します。
そしてそれは洗濯物が超絶乾かない梅雨でも冬場でも同じなので、掃除する側としては勘弁して欲しいなと思いながら片付けることも。

Patryk Kosmider/shutterstock
そんなとき筆者はあえて「ああ、おかげで綺麗になるわぁ、ありがとう」と感謝を伝えます。
なんでお礼を言われたかわからない愛ブヒはぽかんとしていますが、言葉にして口に出すことで、気分って引っ張られるんですよね。
嫌なことや大変なことは多々あるけれど、その度に無理にでも前向きな言葉を吐き出す。

tigercat_lpg/shutterstock
これは掃除に限らずですが、フレブルと暮らす中で時にイラッとしたりムカっとしたりすることはゼロではありません。
その多くはオーナー側の機嫌や状況の問題で、当のブヒにとって悪気がないことが大半。
そこでその場の感情だけで苛立ちを彼らにぶつければ、きっとブヒは「急に怒ってどうしたの? 不安になっちゃうよう」と戸惑うことでしょう。

Marvelous World/shutterstock
これが続くといつしかオーナーの顔色を窺う神経質な性質になったり、おおらかだった性格が萎縮するようになるのかも。
こういうのは日々の積み重ねだから、愛するブヒが伸び伸びと暮らせるよう私たちがいつもご機嫌でいることが大切。
不機嫌になった時は自分でスイッチを切り替え、いつも穏やかに接することで愛ブヒの心の平穏も保たれるというわけです。
おわりに

mala_koza/shutterstock
やや改善されたとはいえ、それでも世間から見ると今なおズボラな筆者。
ですがブヒを迎えて変わったのはズボラだけではなく、自分の機嫌をコントロールできるようになったこと。
目の前にいるのは豊かな感情を持つまあるいかたまり。
それゆえ傷つけたりしないよう、いつだってなるべく笑顔で過ごしたいと思うのです。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【インタビュー】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【愛ブヒの旅立ちを語る】BUHI編集長小西・FBL編集長チカ・代表ケンタ【鼎談(ていだん)】前編
愛ブヒの旅立ちはとても悲しいけれど、かならず迎えることになる現実です。けれども、その死はたくさんのことを教えてくれます。
わたしたちがそれを受け入れるのならば、あの子の存在はもっと強くなる。
愛ブヒを亡くした三人(BUHI編集長小西秀司・FBL編集長チカ・代表ケンタ)が、その思いを赤裸々に語りました。
虹の橋 -
【取材】スタイリスト・山本マナさんのフレブルライフ〜愛ブヒはスノウ7歳〜
フレブルオーナーといえば「どんなお仕事をしているんだろう」と思われがち。流行にとらわれないファッションや個性的なヘアスタイルが、その理由のひとつかもしれません。
今回取材したのは、ファッション業界の最前線で活躍中のスタイリスト、山本マナさん。愛ブヒはクリームのスノウ、7歳。
出会いのエピソードや休日の過ごし方、スタイリスト目線で伝授する“抜け毛が目立ちにくい色の服”とはー。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【編集Yの太鼓判はコレ!】留守番中も爆睡!究極の癒しベッドー編集部厳選!本当に使えるドッグギア #44
全員フレブルオーナーである『FRENCH BULLDOG LIFE』の編集部員たちが、自分たちで愛用している「本当に買ってよかった!」ものだけを紹介するこの連載。
今回は編集Yが、すべてのフレブルが大好きだと確信する極上のドッグベッドをご紹介! 留守番中もぐっすり、埋もれる姿は激カワ、さらに高確率で「へそ天」が見られます!
特集 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
95%が「続けたいフード」と回答!ワンフー ラブガドは、やっぱりフレブルに合っている!
French Bulldog Life(以下フレブルライフ)で何度もオススメしているフード「ワンフー ラブガド」。この良さを知ってもらいたい、という思いからモニターを募集し、約20頭のフレンチブルドッグに試してもらいました。
「涙やけが消えた」「毛並みがふわふわだと褒められた」など、みなさんの声を大公開!
やっぱりクチコミは正義だと思うのです!
(sponsored by 環境プラント工業株式会社)
PR -
【イベントレポ】約2,500頭のフレブルと4,000人のオーナーが集結!初開催「フレブルLIVE」の全貌
2022/11/12(土)に開催された、第一回『French Bulldog LIVE 2022 -秋-(フレブルLIVE)』。
なんと、約2,500頭のフレンチブルドッグと4,000人のオーナーさんが山中湖に集結!
北は北海道、南は宮崎県まで、まさに全国のフレンチブルドッグが一堂に会する瞬間となりました。
ご参加いただいた方も、今回は難しかった方も、写真たっぷりのレポートを時系列でお楽しみください! 「フレブルLIVE2023」の情報もありますので、最後までお見逃しなく!
イベントレポート
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
【特集】新・家術〜進化型家電と、新しい愛情物語
愛犬たちとのかけがえのない生活をもっと楽しく快適に暮らすために。
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】We wanna meet FBF! ー編集部が、会いたいキミのもとへ。
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブルペット保険ガイド
あなたと、あなたの隣にいるフレンチブルドッグがより安心して暮らしていけるように
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。
-
French Bulldog LIVE⚡️2023 (フレブルLIVE)
French Bulldog LIVE 2023にまつわる情報をお届け。