『夏』に気をつけたい犬の健康トラブルって?〜事前対策して危険回避を!〜
フレンチブルドッグオーナーにとっての夏、これは結構大変です。ブヒはもちろん自分の熱中症リスクのこと、それに出先でのトラブルなど、夏に頻発する危険なアレコレはブヒとともにオーナーをも直撃! 自分と愛ブヒを守るため、夏に気をつけておきたいトラブルを知っておくと安心ですよ。
“自分”の熱中症にも注意。

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え、梅雨ってあった? そんな疑問が口をつくほど突然の猛暑に襲われた今年の夏です。
例年ならまだしとしと雨が降っているような時期にもかかわらず、太陽が降り注ぎ、思わず目を疑う気温を記録するエリアも続出。
こんな時期、私たちブヒオーナーはまだ朝日が昇る前に散歩へ行くのが定番。

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あっという間に顔を出す太陽と競争だから起き抜けに家を飛び出すわけですが、この時、愛ブヒにはクールスヌードなどの熱中症対策をしても、自分は無防備なままではありませんか?
大急ぎで日焼け止めだけ塗って飛び出す筆者は、完全武装の愛ブヒと比べるとあまりにも丸腰。
ブヒの装備に気を取られるあまり帽子を忘れることも多く、これでは自分が熱中症になりかねません。

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こういった早朝散歩は朝食前のことが多く、実は熱中症の危険度が高い状態。
私たちは寝ている間に約700mlの水分を失っており、起き抜けはかなり水分が不足しているのです。
水分だけでなく汗と一緒に塩分や鉄分も失われているので、散歩前にコップ1杯の水と梅干し1個を口に入れるのが筆者の日課。

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もちろん帰宅後は朝食を食べますが、夏に欠かせないのはお味噌汁。
朝は食欲がない人も、レトルトで良いのでお味噌汁を1杯飲むだけで熱中症予防になりますよ。
ついでにおにぎりなんかを食べればもっと効果的ですが、とにかく夏場はしっかり朝食をとること、これが鉄則です。
出先でのカートラブルはブヒにも危険。

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愛車にフレブルを乗せてお出かけすることが多いブヒオーナーですが、JAFによると8月は12月に次いで車のトラブルが増えるそう。
中でもエンジンが掛からなくなるケースが多発し、これは気温が上がるとバッテリーの性能が落ちるのが原因。
バッテリー液は気温で比重が変化し、気温が上がるほど比重がどんどん低くなるってご存知でしたか?

jiraphoto/shutterstock
なおバッテリーは電力を消費すると比重が低くなるため、気温が高くなるほど電力を消費したのと同じ状態になり、バッテリーが上がりやすくなるんです。
ドライブ中にバッテリー上がりでエンジンが止まる、イコール、エアコンも止まる。
これ、人間だけでも厳しいことですが、フレブルが乗っていたら命の危険に関わります。

Daniel Beckemeier/shutterstock
ちなみに渋滞中のノロノロ運転はバッテリーを酷使する原因にもなるため、行楽中にバッテリー上がりが頻発する大きな理由に。
これを防ぐにはこまめな点検が欠かせませんが、一度バッテリー上がりを起こしたバッテリーは、一応使えるものの、本来の機能が失われた状態。
それゆえ旅行や長時間のドライブに行くのであれば交換をしておくと安心です。

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また、出先で車のトラブルに見舞われた場合、車をロードサービスに預けタクシーを拾う場面も出てきます。
しかしキャリーに入っていない犬を一緒に乗せてくれるタクシーを街中で拾うのはかなり難題。
炎天下の中タクシーを探し回るのもブヒにはリスクが大きいので、前もってペットタクシー会社をスマホに登録しておくなど、日頃からもしもの時対策をしておくのがベターです。
身近な犯罪に巻き込まれないために。

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夏の夜ん歩はどっぷり日が暮れてから行くことも多いですが、女性オーナーさんに特に気をつけて欲しいのが痴漢などの性犯罪。
犯罪は犯す方が絶対的に悪いけれど、いくらブヒ連れとはいえ夜1人で出歩くなら当然防御は必要です。
肌の露出を控えなるべくユニセックスな格好をしたり、人通りや外灯の多い道を選ぶ。

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不審な音にすぐ気づけるようイヤホンやスマホを使いながらの散歩はしないなど、そんな些細なことでも被害に遭うリスクを下げてくれます。
特に愛ブヒを連れている時だと私たちはつい「まず愛ブヒを守る」ことを考えるので、自分を守る咄嗟の対処が遅れがち。
だからこそ夜ん歩には十分ご注意を。

Lee waranyu/shutterstock
そして次は、近年増えている車の盗難。
フレブルオーナーさんはブヒと一緒にアウトドアや車中泊の旅行を楽しむ人が多く、SUVやミニバンを愛車に選ぶ人がたくさんいます。
しかし盗難されやすい車種の上位を占めているのもまた、SUVやミニバン、ハイエースなどのワゴン車なんですよね。
しかも自宅駐車場や契約駐車場での盗難が車盗難の8割を占めているというから驚きですが、それが自宅であれ屋外に駐車している場合は何かしらの対策を。

Sergey Spritnyuk/shutterstock
最近は標準装備されていることも多いイモビライザーや、車の周囲に付けておきたいセンサーライトが盗難防止の定番です。
なお、着脱が面倒なのを逆手に取るハンドルロックバーやタイヤロックも効果的なので、もし人気車種や高級車に乗っているなら盗難対策は必須ですよ。
おわりに

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ハッピーなフレンチブルドッグライフはオーナーさんの健康や笑顔なくしては実現不可能!
だから常にトラブル予防に気を配ることが何よりのリスク回避となるのです。
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