2022年7月25日3,131 View

犬を愛する人同士を繋ぐのは愛犬!『架け橋』になる彼らの“セレンディピティ”に感謝を!

過去にも何度かフレブルが繋ぐご縁を記事にしましたが、その気持ちは日に日に強くなるばかり。それはやはりフレブルオーナーさんの多くがフレンドリーだからというのもあるけれど、何より同じ犬種を愛するもの同士、何か共通の感性があるように思うのです。

重なる偶然は、たまたまじゃない。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

Umaporn Tepumong/shutterstock

休日によく出かける公園。そこにはテラス席ペットOKのカフェがあり、そこで出会ったあるご夫婦。

 

優しく美人のママさんと明るくお洒落なパパさん、その真ん中には大きめのブヒがいて、こちらが気付くと同時に笑顔で会釈。

 

初対面でもフレブルオーナー同士の気安さで言葉を交わし、そこから何度も同じ場所で偶然に出会いました。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

DuxX/shutterstock

そしてその偶然はいつしか「そこに行けば会えるかも」という必然になり、気づけば広がっているフレブルの輪。

 

その後もブヒと行けるお店の情報交換をしたり、時間差で同じ場所を訪れていたりと、やっぱり何かしら縁というものの存在を感じざるを得ない出来事が続々。

 

そんな偶然を楽しんでいたある日のこと、そのご夫婦がこぼれるほどの愛を注いだフレブルはお空に旅に出たのです。泣きました。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

Gryllus M/shutterstock

実際に会った回数は数えるほどかもしれないけれど、その見慣れた笑顔がいない現実を目の当たりにし、自分でも不思議なくらい涙が出ました。

 

そして思ったのです。

 

会った回数は関係なく、数えるほどの遭遇でも心惹かれる出会いってあるんだということを。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

Radiokafka/shutterstock

フレブルを相棒にしているオーナーさんの中には、きっと同じような出会いを経験した方も多いでしょう。

 

人と人を繋ぐことがとても上手なフレブルたちは、私たちに新たな出会いをもたらしてくれます。

 

彼らはまさに「セレンディピティ=偶然の幸運」を運ぶ存在、そんな風に感じるのです。

 

きっかけはブヒでも思いは変わらないこと。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

icebergpicture/shutterstock

人間にもいつか命の果ては来るけれど、フレブルの場合、その果ては私たちよりもずいぶん短いように思います。

 

こればかりは仕方のないことで、どれほどもっと長く、より先までと願っても変えられません。

 

そして縁あって出会ったであろうブヒ友の相棒の旅立ちを知ると心がざわめき、オーナーさんの悼みを感じて涙するのです。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

Patrik Demo/shutterstock

でもね、例え今ここに出会うきっかけをくれたまあるい存在がいなくとも、繋いだ縁に変わりはないのです。

 

フレンチブルドッグという犬種を愛したもの同士、何かしら繋がる感覚。

 

これはきっとフレブルオーナー同士にだけわかるものなのでしょう。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

DuxX/shutterstock

だから時々出会いその笑顔につられて笑った存在が虹の向こうに渡ったとしても、生きているもの同士はきっとまた会えるし、どこにいても幸せを願うのです。

 

そして思うこと。

 

いつかまた、フレブルを見送った友人たちが再びそのまあるい幸せを手にして欲しい。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

SubertT/shutterstock

これは個人的な願望ですが、フレブルってすごく手のかかる犬種ですよね。

 

だからこそその大変さを知り、理解し、彼らの生涯を責任を持って見送った人に再びオーナーとなってほしいと願うのです。

 

もちろん愛すべき存在を見送った後、心が空っぽになるってことも知っています。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

SM-BG/shutterstock

すぐには新しい家族を迎える気にならないということも、理解しています。

 

けれど、1頭のフレブルの生涯を大切に慈しみ、その見送りまでを経験した人というのは、飼う資格というと大袈裟だけれど、いわばフレブルと幸せに暮らせる免許を持っているってことじゃないのかな。

 

『縁』は命をも繋ぐもの。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

PAKHONSAK BANGPAPHAI/shutterstock

とことん可愛がった愛ブヒを見送り、悩んだ末に再びフレンチブルドッグを迎えたオーナーさんを多数知っています。

 

もしまた犬を迎えるならフレブル以外は考えられないと言う人がほとんどで、これほど手がかかる犬にここまで魅了されてしまうってなんだか凄いことだなと感じます。

 

それもこれも、私たちが人生で最初に出会ったフレブルとのご縁が続いているからなのでしょう。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

Stepan Khadzhi/shutterstock

さて、こうしてすっかりブヒに魅了され、別れの経験を乗り越えてもう一度フレブルを迎える時、里親となり保護犬ブヒを選ぶオーナーさんも増えてきました。

 

悲しいかな、現在はペット需要が高い反面、飼いきれず身勝手な理由で手放す人が非常に多いです。

 

当然その中にはフレブルもいて、今度こそ愛してくれる家族と出会いたいとセカンドチャンスを心待ちにしているでしょう。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

Strong Pictures/shutterstock

ただ里親になるには条件がとても厳しく、夫婦共働き家庭や単身者、男性、籍を入れていないカップルなどは里親の条件から外れることが多々あります。

 

もちろん犬を受け入れられる人物かどうかの判断は大事だけれど、少し時代と乖離している感があるのも事実。

 

それでももしチャンスがあるのなら、もう一度フレブルと暮らそうと考えた時に保護犬の存在を思い出していただければ嬉しいです。

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

bozsja/shutterstock

縁ってね、繋ぐ先が生き物だった場合、命を繋ぐことでもあるのです。

 

おわりに

フレンチブルドッグ,ご縁,オーナー

Ground Picture/shutterstock

フレブルと暮らしていなければ出会わなかった人たちと出会い、話し、仲良くなるなんてブヒを迎える以前は考えもしませんでした。

 

けれど周囲のブヒ友を見ていると、ブヒきっかけの人間関係を深めている人がたくさんいます。

 

セレンディピティってね、素敵な偶然に出会ったり偶然の幸運を手に入れるという意味の言葉。

 

改めてフレブルは『セレンディピティ』をもたらしてくれる存在だと思いませんか?

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

【実は“与えられる側”かも】気付かぬうちに愛ブヒがくれたもの。それは数えきれない、かけがえのない『繋がり』。

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