犬旅の成功は準備ありき!イベントの秋にミドルシニアブヒがやるべきこと[特集:ミドルシニアLIFE]
暑かった夏も終盤、気候が良くお出かけしやすい季節はもうそこまで来ています。絶好の行楽シーズンである秋は我らがフレンチブルドッグLIVEをはじめ、各地でドッグイベントが続々開催。ミドルシニアの愛ブヒと共に、宿泊込みで遠征参加を予定しているオーナーさんも多いことでしょう。ブヒ連れ旅行は最高に楽しいけれど、日常を離れるのはフレブルにとって大冒険。冒険を楽しむには何より体調管理が一番の鍵となり、特に体力が少しずつ衰え始めるミドルシニアブヒにとっては旅の前後のケアがとても大切なんです。
旅の成功は事前準備ありき!
フレブルの中には旅慣れている子もそうでない子もいますが、犬って生き物は基本ルーティンワークを繰り返すことが大好き。
そのため普段と環境が大きく異なる旅は多少なりともストレスを抱えるもの。
しかしオーナーさんとずっと一緒に過ごし、新しい場所で新鮮な体験をすることはブヒの好奇心を満たす得難い経験です。

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ただ、多少のストレスになるということは、旅が原因で体調を崩す可能性もあるってこと。
そのことを頭に入れ、旅行の数日前からしっかり準備をしていきましょう。
旅の予定が決まったら、最初にすべきことは医療面の確認。
各種ワクチンは済んでいるか、旅の日程中にフィラリアやノミダニ予防薬を飲ませる日が被っていれば荷物に忘れず追加するなど、基本の予防ケアのチェックを。

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ミドルシニアともなると持病を抱えている子も少なくないので、持病がある場合は事前に獣医師に旅に行くことを相談し、必要なお薬をもらっておいてくださいね。
なお、旅先で体調を崩すことも想定し、宿泊先から近い動物病院を事前に調べておくのもお忘れなく。
医療面での準備が整えば次に車の確認です。

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ブヒ連れ旅はマイカー移動が一般的ですが、長時間のドライブは車内でフレブルが快適に過ごせることが肝心。
普段長時間車に乗ることが少ないブヒの場合、目的地までの休憩をより多く取り、その都度様子を確認してあげましょう。
休憩ではトイレや給水のほか、運動ができるようドッグランを併設しているなど、ドッグフレンドリーなSAを調べておくと安心ですよ。
旅先では食事内容にご注意を!

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旅の醍醐味のひとつにグルメがあり、ご当地料理に舌鼓を打つのも大きな楽しみ。
もちろんブヒにも旅先グルメを味わって欲しいとは思いますが、環境の変化や移動の疲れで旅行中の彼らの胃腸は普段よりもお疲れ気味。
そこに食べ慣れていないものをあげるとてきめんにお腹を壊します。

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そのため旅行にはいつも食べているフードを持参し、普段と同じ時間帯に同量を与えるのがセオリー。
ただ完全手作り食の場合、旅先で同じように作るのは無理があります。
そういう場合は旅の前から好んで食べて体質に合う市販フードを調べ、慣らしておく必要が。

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ちなみに筆者宅ではドライフードに自家製スープのトッピングご飯が定番ですが、週に1度はあえてスープを缶詰のウェットフードに変えて市販品を食べさせています。
これなら旅先で買い足すこともでき、日頃から慣れているので安心。
また、旅の目的が大型ペットイベントだと、おやつを試食できるブースがたくさん並んでいますよね。
食いしん坊のフレブルはつい食べ過ぎがちですが、いつものおやつの量の範囲に抑え、アレルギーが出ないよう食べたことがない食材の試食は避けて。

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なお、獣医師のアドバイスで筆者はブヒ連れ旅の時に必ず整腸剤のビオフェルミンを持参しています。
旅先で便秘や逆に下痢になるのは人間でもよく聞きますが、犬も環境の変化がお腹を直撃することが多々あるそう。
そのため腸内環境をサポートすべく、フードに顆粒タイプを適量ふりかけて与えるようにしています(量は体重や持病の有無により異なり、中型犬は1回あたり1/2錠が目安。与える前には獣医師に相談しましょう)。
あと、普段は昼寝しているブヒも旅先では終日活動しっぱなし。なので夜は早めに就寝し、体力のリカバリーに努めて。
旅行後のアフターケアは必須!

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旅を終えて愛しの我が家に無事帰宅。安心感から疲れがどっと出るという経験、したことありますよね。
ミドルシニアのフレブルにとって、旅は体力はもちろんのこと、初めての場所に神経を研ぎ澄ませているため私たちの想像以上に疲れています。
そのため帰宅後はゆっくりと休ませ、体調や便の状態にいつも以上にご留意を。

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帰宅した翌日は散歩は短めに、寝ているなら無理に起こさず好きなだけ寝させてあげるなど、疲れを取ることを第一に考えてあげてください。
実は犬の平均睡眠時間は12〜14時間。しかし旅行中は昼寝時間がなく、夜も環境の違いで熟睡できないことも多々あります。
体力が下降気味になるミドルシニアだと睡眠不足による疲労も大きいため、旅行後数日はスローペースで過ごさせるのが無理をさせない秘訣です。

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なお、躾が入り落ち着きが出てきたミドルシニア期から犬連れ旅デビューをする人もいるかと思いますが、旅に慣れていないブヒの場合、まずは近距離の日帰りから始め、移動や見知らぬ人・場所に慣らしてあげましょう。
何より、犬連れ旅の主役は愛ブヒ。彼らの体力や嗜好に合わせ、ブヒファーストのスケジュールを組むことが旅を成功させる最大の鍵となるのです。
おわりに

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うちの子は持病があるから、体力がないからなど、愛ブヒを連れての旅行を躊躇う人もいるかもしれません。
けれどオーナーさんと意思の疎通ができるようになっているミドルシニア期は一緒に旅を楽しめる適齢期。
その子に合った計画と準備をすれば必ず素敵な旅になるので、この時期にたくさんの思い出を作り、さらに絆を深めましょう。
文/横田愛子
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