2022年9月25日3,018 View

【編集Sの太鼓判はコレ!】いきなり歯ブラシはハードル高すぎ!歯磨きギライを克服するのに「歯磨きシート」が本気でおすすめー編集部厳選!本当に使えるドッグギア #45

全員フレブルオーナーである『FRENCH BULLDOG LIFE』の編集部員たちが、自分たちで愛用している「本当に買ってよかった!」ものだけを紹介するこの連載。

 

今回は編集Sが、愛ブヒを歯磨き上手に成長させることができたデンタルケアグッズを紹介します。歯磨きがニガテで困っている…というブヒオーナーさん必見ですよ!

フレンチブルドッグ,編集部

健康を左右!犬も歯磨きが大事な理由

歯ブラシ

Natalia Mir/shutterstock

 

みなさん、毎日愛ブヒの歯を磨いてあげていますか?

 

『French Bulldog Life』の過去記事「鼻ぺちゃの宿命…!フレブルは“歯のトラブル”が起きやすい。その原因と対策を獣医師が解説!」や「【歯クイズで楽しく学べる】食べ物を丸呑みするワケから怖い病気まで!飼い主なら知っておくべき『ブヒの歯の話』」などで散々お伝えしているように、ここ近年、犬も歯磨きをしないとさまざまな病気を招くことがわかってきました。

 

成犬の8割が歯周病とも言われ、重度の歯周病になると歯の根元付近の骨が溶け、さらに頬の肉まで溶けて顔に穴が空いてしまうことも! 

 

また歯周ポケットから侵入した細菌や炎症性物質が体中にまわり、心臓や肺、腎臓など内臓の病気を引き起こすこともわかっています(ゾ〜ッ)。

 

「そんなこと知ってるし! だけど、歯磨きしようとすると大暴れ、1秒たりともじっとしてくれないのよ」とスマホ画面に向かってため息をついたあなた。はい、私も昔はそうでした。

 

そのため、以前は歯磨きをあきらめて歯磨きガムをあげていたりしたんですが……。果たしてガムだけでいいのでしょうか…? 答えはもちろん、NO!です。

 

歯磨きガムをあげていればOK…なわけない!

歯磨きガム

sophiecat/shutterstock

 

残念ながら、歯磨きガムだけでは歯周病予防効果は不十分。

 

なぜなら、歯磨きは“歯の表面”ではなく、歯と歯茎の隙間“歯周ポケット”を掃除するのが目的だからです。

 

狭い歯周ポケットの汚れは、歯ブラシでないとなかなかうまく取り除けません。

 

しかも歯磨きガムの場合、柔らかいタイプだとほどんど噛まずにあっという間にゴックン! 歯磨き効果が弱いうえ、丸飲みすることで喉に詰まったり、嘔吐や消化不良を起こしてしまうリスクも。

 

それならしっかり硬さのあるタイプをあげればいいのでは?と思いきや、それはそれで歯のエナメル質を傷つけたり、歯が折れてしまうリスクが。

 

歯を守るどころか逆に傷つける結果になりかねないとは…。ラクをしてうまくいくものなど、やはりこの世にはないのです(涙)。

 

結論、「やはり歯ブラシで磨くのがベスト!」なのです。

 

いきなり「歯ブラシなんてへっちゃら!」という奇跡はおきない

フレンチブルドッグ

 

歯ブラシで磨かせてくれるようになるなんて、夢のまた夢。途方も無く大きな目標だと、私も昔は思っていました。

 

しかし過去記事「【歯磨きができない】失敗の原因は飼い主の焦り!暴れるブヒも『歯磨きが上達する』5ステップ」にあるように、歯磨きが上手くいかない大きな原因の1つが、“オーナーさんの焦り”。

 

ブヒの立場になって考えてもみてください。いきなり体をガッと拘束され、デリケートな口の中に異物を突っ込まれたかと思えば、なぜかわからないけど歯をゴシゴシいじられまくるなんて…どれほどストレスか!?(白目)。

 

何かイヤなことを我慢できるようになるまで練習するのは、私たちだってかなりハードルの高いこと。

 

例えば、絶叫マシーンが大キライな人を毎日絶叫マシーンに乗ってくれるようになるまで練習するなんて……かなりの無理案件ですよね?

 

ですから、焦らずに少しずつ慣れさせるのが大事。

 

急がば回れじゃないですが、「何年かかってもいいから、歯磨きができるようになるぞ〜」くらいの覚悟と根気で練習に取り組むのが成功の鍵なんです。

 

実際、うちの子も歯磨きの練習を始めてから、歯ブラシを使えるようになるまでは、コツコツ毎日練習して3〜4ヶ月ほどかかったと思います。

 

使いだしたら激的変化!最初の一歩として「歯磨きシート」が本気でおすすめ

歯磨きシート

無香料のものからアップル風味などの美味しそうな香り付きのものまで、各メーカーからさまざまな商品が出ています。こちらは甘いミルク風味。

 

“歯磨きに少しずつ慣れさせる”ために、私が取り入れたのが歯磨きシート。

 

ある歯磨き講習会で、獣医師さんが、「まずは口の中を触らせるのに慣れてもらいましょう」と、“最初のステップ”としておすすめされていたのがキッカケです。

 

それまではずっと、なんとか歯ブラシで磨こうとギュッと抱っこしてはバタバタと暴れられ、歯ブラシをガジガジと噛まれ、ブラシも私の心も折れる寸前……。

 

こっちだって暴れたいわ!と涙目だったわけですが、ものは試しに歯ブラシシートを指に巻いて口に突っ込んでみると、歯ブラシよりも断然、愛ブヒがリラックスしてくれました。

 

歯磨きシート

広げるとこのくらいの大きさです。

 

しかも指だと、歯ブラシのように噛むこともなく、歯や歯茎に当たっても柔らかいためか、ゴシゴシと動かしてもさほど嫌がらない! 暗闇に一筋の光が見えたのを、今でもハッキリとおぼえています…(さっきとは違う意味で涙目)。

 

歯磨きシート

指に巻き付けて使います。しっかり厚手で磨きやすい!

 

この歯磨きシートで歯を磨くことを数ヶ月ほど続け、歯をゴシゴシされることにすっかりなれたころ、指のかわりに歯ブラシを入れてみたら……。

 

前のように大暴れすることなくブラシを受け入れてくれました(とは言え、まったく無抵抗といったわけではありませんよ!)。

 

フレンチブルドッグ

今ではまったく無抵抗!

 

“歯磨きシートだけ”から“歯磨きシートで磨いたあと、短時間歯ブラシを使う”に移行、さらに徐々に歯ブラシの時間を長くするようにしていき、今ではシートを使うことなく歯ブラシで磨いてます。

 

フレンチブルドッグ

とはいえ、歯ブラシを使って丁寧に磨く時間がないときには、シートだとぱぱっとケアできて便利なので、常備もしています。奥歯がなくなると食べ物が噛めなくなるので、奥歯までしっかりと磨きましょう。

 

いきなり歯ブラシで磨くのは、例えるなら足し算や引き算を教えてない子に、因数分解や三角関数の問題を解けと言っているようなもの。

 

まずは“最初のステップ=口の中を触る”ができるようになるために、歯ブラシギライの子はまずは歯磨きシートの練習から始めてみてくださいね。

 

歯磨きシート

ごらんのように、歯を拭いたあとのシートは真っ黒に! ただし、歯の表面の汚れを落とすことはできても、前述した一番汚れを落とすべき部分、歯周ポケットの汚れをシートで落とすことは無理なので、やはりこまめに歯ブラシで磨いてあげることが重要です。

 

紹介されたアイテム

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