【フレブル人間説】飼い主がそう感じる瞬間アレコレ。本当に犬か?
過去にも幾度か「フレブルって本当は中に小さなおっさんが入っているのでは?」という疑惑を取り上げました。その後、「中に人が入っている疑惑」は薄れることなく、むしろ一層強く感じるように。今ではそれは疑惑を通り越して確信へと変わり、もう筆者の中ではフレブルの皮を被った人懐っこいおじさんと暮らしている感覚になっていますが、皆様はいかがでしょうか?
あざとさも超一流か…

Tienuskin/shutterstock
普段は「ボクちゃんは無垢でとっても純粋さ」みたいなふりをしている我が家の愛ブヒですが、実は彼は意外とあざとい男。
それに気付いたのは散歩中に頻繁に立ち寄る近所のドッグカフェでのことでした。
そこは店内のソファーも椅子もワンコOKのとてもワンコフレンドリーなお店で、混み合う時間帯はソファーにずらりと色んな犬種のお客ワンコが並ぶことも。

amitania/shutterstock
愛ブヒも当然のようにソファーに自ら飛び乗って寛ぐのですが、同じソファーに若い女性客が居たら“わざと乗れないふり”をかましやがるのです。
「はぁ?(筆者心の声)」。
前足をソファにかけて乗ろうと踏ん張り、後ろ足を必死でかきかき。
「あのね、ボクね、頑張って登りたいんだけど届かないよう」と潤んだ瞳でお姉さんをガン見し、お姉さんがお尻を支えて抱っこして乗せてくれるのを待つのです。

Hrazhynskaya Maryia/shutterstock
「ちょっと待て、いつも普通に飛び乗ってるやん」そう声に出そうとすると「黙っておけよ」とこちらに目で合図を送ってくる愛ブヒ。
その後はお姉さんにピタリと体を預け、とても満足そうにしています。
この何があざといかって、これをするのは若くて可愛らしいお姉さん限定だということ。

Oyls/shutterstock
それ以外の人の場合は「ちょっとお隣すんませんよ」ってな具合に自らよじ登り、隙間に割り込むおばさんの如く空いているスペースに自分のお尻をねじ込むくせに。
もう絶対おじさんが中に居る、我が家のみならずそのカフェでも店主さんや常連さんにそう思われているのです。
え、思春期の男子なの?

Ezzolo/shutterstock
男の子ブヒに頻繁に見られる行為のひとつにいわゆる「ちんすり」があります。
これ、フレブル以外のドッグオーナーさんが見るとかなり衝撃的な行為らしいですが、もはや筆者はすっかり見慣れております。
が、我が家ではもちろん、件のドッグカフェなどよく行く場所では自宅同様に寛ぐせいか、場所をわきまえず夢中ですりすりし始めることも。

ambrozinio/shutterstock
それはある日のこと。
オープンテラスの素敵カフェで通りに面した席に座り、これまた素敵なケーキを味わおうとしていたまさにその時、通りを歩く女性が「え! あはは」とこちらを見て笑っているではないですか。
「ん?」と愛ブヒに目をやると椅子にどかっと座って通りを見据え無心ですりすり…。

Stefan Holm/shutterstock
ホント、ここではやめて〜と思わずハンカチをおちんにそっとかぶせる筆者。
それにデリケートな部分をあんなにしてはたして大丈夫なのかと心配になったこともあり、それ以降ちんすりを始めると「ダメよ」と注意するように。
するとどうしたことでしょう。愛ブヒはプイッと部屋を出ていき、誰もいない真っ暗な部屋に閉じこもって無心ですりすりを再開。

Antonio Lopez Gonzalez/shutterstock
ご丁寧にこちらに背を向けてはいるものの、そのまあるい背中と短いおて手の小刻みな動きでバレバレです。
「なんなの、思春期の男子か君は」と思わず突っ込みましたが、人のいない所で隠れてとか、完全に確信犯ですねえ。
スルースキル、めっちゃ高い…

Andros B/shutterstock
犬と暮らす醍醐味のひとつに彼らの盛大な愛情表現を一身に受けられることがありますね。
喜び、楽しさ、好きだよという気持ちを一切隠さずに全身全霊でオーナー大好きアピールをする彼らの姿はとても微笑ましく、その姿に何度心打たれたことか。
が、しかし、しかしですよ。
こちらがその気持ちに応えようとテンション高めに「好きよ〜、好きスキィ」と抱きしめた瞬間、波が引くようにスーッと真顔になるのはなんでよ。

Ryanrod/shutterstock
よもや「はいはい、わかってるからもういいよ」と言わんばかりのその表情。
我が家の場合とりわけそれが顕著なのは、トーチャンに対してです。
出張から数日ぶりに帰宅したトーチャンを喜びの舞でお出迎えし、「そうか、そうかぁ、嬉しいかぁ、嬉しいよなぁ」と目尻を下げまくっているトーチャンからおやつを貰うや否や「はい終了」と冷静モードに。

Lined Photo/shutterstock
その後も目尻下げ下げでしつこく構うトーチャンに抱っこされながらも、ぺちゃんこで皺だらけのその顔にはしっかり「うざい」と書いてあり、なんだかトーチャンが可哀想。
この変わり身の早さ、そして自分が興味を失ったことに対するスルー力を見ていると、やっぱり中に誰かがいることを疑わずにはいられないのでした。
おわりに

namaki/shutterstock
ちっこいおっさん。
そんな風情をビシバシ醸し出しまくる犬、それがフレブルです。
それは男子だけでなく女の子ブヒであろうと同じで、ふと気を抜いた瞬間にダダ漏れる「中に人がいる」臭。
お尻をどかりと床に密着させる座り方も犬らしくないし、ソファーに踏ん反り返ってうたた寝る姿なんて最終電車で眠りこける酔っぱらいの親父みたいよ。
でもね、いいの。もし君たちの中にちっこいおっさんが入っていようと、それを含めてフレブルって犬種に夢中なんですから。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【インタビュー】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【愛ブヒの旅立ちを語る】BUHI編集長小西・FBL編集長チカ・代表ケンタ【鼎談(ていだん)】前編
愛ブヒの旅立ちはとても悲しいけれど、かならず迎えることになる現実です。けれども、その死はたくさんのことを教えてくれます。
わたしたちがそれを受け入れるのならば、あの子の存在はもっと強くなる。
愛ブヒを亡くした三人(BUHI編集長小西秀司・FBL編集長チカ・代表ケンタ)が、その思いを赤裸々に語りました。
虹の橋 -
【取材】スタイリスト・山本マナさんのフレブルライフ〜愛ブヒはスノウ7歳〜
フレブルオーナーといえば「どんなお仕事をしているんだろう」と思われがち。流行にとらわれないファッションや個性的なヘアスタイルが、その理由のひとつかもしれません。
今回取材したのは、ファッション業界の最前線で活躍中のスタイリスト、山本マナさん。愛ブヒはクリームのスノウ、7歳。
出会いのエピソードや休日の過ごし方、スタイリスト目線で伝授する“抜け毛が目立ちにくい色の服”とはー。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【販売スタート!】みんな大好き「PEGION」の新作は、COOKIEBOYとコラボだ!
未だに大好評いただいている、PEGIONとフレブルライフのコラボシリーズ。POOPING(ウンチ中)やチンスリを取り入れるなど、まさにPEGIONとしか実現できないデザインです。
そんなPEGIONが、今度はCOOKIEBOY(クッキーボーイ)とコラボした模様!
全国のフレブルラバーたち、これは買うしかありません…!
ストア情報 -
【編集Yの太鼓判はコレ!】留守番中も爆睡!究極の癒しベッドー編集部厳選!本当に使えるドッグギア #44
全員フレブルオーナーである『FRENCH BULLDOG LIFE』の編集部員たちが、自分たちで愛用している「本当に買ってよかった!」ものだけを紹介するこの連載。
今回は編集Yが、すべてのフレブルが大好きだと確信する極上のドッグベッドをご紹介! 留守番中もぐっすり、埋もれる姿は激カワ、さらに高確率で「へそ天」が見られます!
特集 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【イベントレポ】約2,500頭のフレブルと4,000人のオーナーが集結!初開催「フレブルLIVE」の全貌
2022/11/12(土)に開催された、第一回『French Bulldog LIVE 2022 -秋-(フレブルLIVE)』。
なんと、約2,500頭のフレンチブルドッグと4,000人のオーナーさんが山中湖に集結!
北は北海道、南は宮崎県まで、まさに全国のフレンチブルドッグが一堂に会する瞬間となりました。
ご参加いただいた方も、今回は難しかった方も、写真たっぷりのレポートを時系列でお楽しみください! 「フレブルLIVE2023」の情報もありますので、最後までお見逃しなく!
イベントレポート
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
【特集】新・家術〜進化型家電と、新しい愛情物語
愛犬たちとのかけがえのない生活をもっと楽しく快適に暮らすために。
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブルペット保険ガイド
あなたと、あなたの隣にいるフレンチブルドッグがより安心して暮らしていけるように
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。
-
迷子犬情報
French Bulldog Lifeは、迷子犬を家族の元へかえすための活動をしています。
-
French Bulldog LIVE⚡️2023 (フレブルLIVE)
French Bulldog LIVE 2023にまつわる情報をお届け。