もうフレブルは短命犬種ではない。ロングライフに向けてやるべきこと。[特集:ミドルシニアLIFE]
フレンチブルドッグは短命犬種だと言われていた時代もありましたが、今や平均寿命である12歳を軽やかに超えるブヒが続出。レジェンド年齢の子が増え、17歳、18歳とびっくりするほどに長生きしてくれる子もいます。そう、もうフレブルは短命犬種ではない。この嬉しい実感は高齢の子が増えるたびに確信へと変るのですが、愛ブヒのロングライフを共に生きるためには備えや覚悟が必須です。そこでミドルシニアの今はまだ想像できなくても、これからの10年に備え今から知っておいたり準備しておきたいことをまとめました。
ミドルシニア世代は折り返し地点じゃない。

KarinR/shutterstock
ミドルシニア期に愛ブヒが突入した時、多くのオーナーさんは「この子も命の折り返し地点に差し掛かったのかな」と少しセンチメンタルな気持ちになります。
でもこれは過去の話。
筆者が取材を通して知る限り18歳のフレブルがいたし、現役では17歳2ヶ月の子もいます。

Tienuskin/shutterstock
もちろん命の時間は平等じゃないから愛ブヒの寿命はわからないけれど、数々のレジェンドブヒを見ていると、ミドルシニア期から「あと10年」という年月を共にできる可能性が見えてきます。
これはとても喜ばしいことで、きっとそれだけオーナーさんたちがフレブルの健康について学び・知り・実行してきたことの結果が出てきているのでしょう。
なので今やミドルシニア世代は「ひよっこ」と言ってもいいぐらいで、折り返し地点だなんて考えて落ち込む必要はありません。

Tienuskin/shutterstock
けれども年齢とともに病気のリスクが上がり体力が低下するのも事実だから、私たちがすべきことはこの先10年を見据えて愛ブヒと生きる計画を立てること。
それには日々の健康管理だけではなく、少しシビアなお話も含まれます。
なぜなら10年後にはオーナー自身も10歳年をとっているから、今と同じライフスタイルが送れるという保証もない。
そのためにできる用意をし、ハイシニアになった彼らの変化を受け入れられる心の準備しておくべきなんです。
介護や闘病が始まる可能性を考える。

MeBream/shutterstock
ハイシニアブヒの中にはオムツや車椅子が必要な子や病気と闘っている子がいます。というか、100%健康体という子の方が稀。
人間も耳が遠く目が見えにくくなるように、病気でなくとも老化による変化は必ず出てくるもの。
また、高齢化したことで今まではフレブルに少なかった認知症を発症する子もいて、程度の差はあれど「介護」が必要になることを心得ておいてください。

Larissa Chilanti/shutterstock
夜泣きや排泄のお手伝い、食事サポートなど、介護に必要なのはオーナーさんの愛と時間。
フルタイムで仕事をしているなら昼間のケアを誰かに頼む必要があり、それを外注するならそれなりの金額が発生します。
病気にかかった場合も同様で、継続治療や高度先進医療が必要だと治療費もかなり高額に。

ADVTP/shutterstock
ペット保険に加入していれば多少はカバーできますが、ミドルシニア期を境に保険料は年々値上がりしますよね。
ハイシニアだと保険料が年間で10万を超えることもザラ。
10歳以上は加入できない保険もあるので、保険に加入(または継続)した方が良いか、それとも病気に備えフレブル貯金をした方が良いのかをミドルシニアのうちに考えておくこと。

Goami/shutterstock
居住地域によっては高度先進医療を提供する病院がないということも多々あるので、その場合は病気を初期段階で発見できるよう定期検診や予防に投資するという方法もあります。
あと、私たち自身がこれから先も元気でブヒのお世話ができるとは限りません。
もしもの時のために、自分に何かあれば安心して高齢の愛ブヒを任せられる人を見つけておくことも大切なことです。
性格やライフスタイルの変化に寛容に。

Wirestock Creators/shutterstock
高齢になり認知に問題が出てきたり脳疾患を患うと、愛ブヒの性格が大きく変わることがあります。
怒りっぽくなったりオーナーや兄弟犬を認識しなくなるなど、私たちにとってはショッキングな変化である場合がほとんど。
その時に知識があれば愛ブヒが変わったのではなく、認知症や脳疾患という病が愛ブヒをそうさせていると理解できます。

Andreea Mihaela Rosca/shutterstock
そうでなくとも、年齢を重ねるごとに寝ている時間が増え、かつてのライフスタイルと同じというわけにはいかなくなるのが普通。
立ち上がる時に腰を支えたり立ってご飯が食べられなくなるから、何をするにもサポートが要るように。
この時に今まで通り愛情を持って優しく接してあげられるかどうかで、愛ブヒの幸福度は大きく変わります。

Firn/shutterstock
ブヒにとっても今までできたことができないのはショックですが、それを受け入れてもらえないことが何より辛いはず。
忙しい時や疲れている時に日々の全部をサポートするのは大変なことですが、寛容な心で愛を持ってお世話することがハイシニアブヒと暮らす上での大切なルールです。
元気な今は想像がつかなくとも、いつかそんな日が訪れると覚悟をしイメージしておくこと。

Patryk Kosmider/shutterstock
ミドルシニアのうちに健康ケアをするのはもちろんだけど、将来的なさまざまな変化を受け入れられる心の準備がとても重要。
いつか自分が高齢になった時にこう接して欲しいと思うことを愛ブヒにしてあげたなら、それがその子にとっての幸せな老後になるのだと思います。
おわりに

Evgeniia Freeman/shutterstock
フレブルが長寿化している、これはなんとも嬉しい事実。
けれど高齢化することでオーナーさんの負担が増すのも現実です。
人間でもロングライフを幸せに生きるには周囲の協力が不可欠ですが、言葉を話せないワンコの場合はそれが顕著。
だからこそオーナーさんの準備と覚悟、そして何よりも愛情が大事なんですよね。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【インタビュー】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【愛ブヒの旅立ちを語る】BUHI編集長小西・FBL編集長チカ・代表ケンタ【鼎談(ていだん)】前編
愛ブヒの旅立ちはとても悲しいけれど、かならず迎えることになる現実です。けれども、その死はたくさんのことを教えてくれます。
わたしたちがそれを受け入れるのならば、あの子の存在はもっと強くなる。
愛ブヒを亡くした三人(BUHI編集長小西秀司・FBL編集長チカ・代表ケンタ)が、その思いを赤裸々に語りました。
虹の橋 -
【取材】スタイリスト・山本マナさんのフレブルライフ〜愛ブヒはスノウ7歳〜
フレブルオーナーといえば「どんなお仕事をしているんだろう」と思われがち。流行にとらわれないファッションや個性的なヘアスタイルが、その理由のひとつかもしれません。
今回取材したのは、ファッション業界の最前線で活躍中のスタイリスト、山本マナさん。愛ブヒはクリームのスノウ、7歳。
出会いのエピソードや休日の過ごし方、スタイリスト目線で伝授する“抜け毛が目立ちにくい色の服”とはー。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【編集Yの太鼓判はコレ!】留守番中も爆睡!究極の癒しベッドー編集部厳選!本当に使えるドッグギア #44
全員フレブルオーナーである『FRENCH BULLDOG LIFE』の編集部員たちが、自分たちで愛用している「本当に買ってよかった!」ものだけを紹介するこの連載。
今回は編集Yが、すべてのフレブルが大好きだと確信する極上のドッグベッドをご紹介! 留守番中もぐっすり、埋もれる姿は激カワ、さらに高確率で「へそ天」が見られます!
特集 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【イベントレポ】約2,500頭のフレブルと4,000人のオーナーが集結!初開催「フレブルLIVE」の全貌
2022/11/12(土)に開催された、第一回『French Bulldog LIVE 2022 -秋-(フレブルLIVE)』。
なんと、約2,500頭のフレンチブルドッグと4,000人のオーナーさんが山中湖に集結!
北は北海道、南は宮崎県まで、まさに全国のフレンチブルドッグが一堂に会する瞬間となりました。
ご参加いただいた方も、今回は難しかった方も、写真たっぷりのレポートを時系列でお楽しみください! 「フレブルLIVE2023」の情報もありますので、最後までお見逃しなく!
イベントレポート
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
【特集】新・家術〜進化型家電と、新しい愛情物語
愛犬たちとのかけがえのない生活をもっと楽しく快適に暮らすために。
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】We wanna meet FBF! ー編集部が、会いたいキミのもとへ。
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブルペット保険ガイド
あなたと、あなたの隣にいるフレンチブルドッグがより安心して暮らしていけるように
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。
-
French Bulldog LIVE⚡️2023 (フレブルLIVE)
French Bulldog LIVE 2023にまつわる情報をお届け。