2024年2月15日1,607 View

フレブルの「心の声」を知る方法

フレブルを迎えて最初の頃、とにかく頭を悩ませたことに「行動の読めなさ」がありました。とりわけパピーで迎えた場合それは顕著で、ムチころのまあるい彼らが次の瞬間何をし始めるのかの予測が全く立たず、ヒヤリとしたりトイレへの誘導が間に合わないことが多々ありました。当時の心境をはまさに、「何を考えているのか教えてくれよう」というもの。今まさにパピーブヒと暮らしている人にとっては思い当たる節があるのではないでしょうか。けれどね、不思議なことに年月を経ることで、「何が言いたいのか、何を考えているのか」が手に取るように分かるようになるんですよ。

年月とともにどんどん分かるように

フレンチブルドッグ,心

tigercat_lpg/shutterstock

 

迎えたばかりの頃はあれほど次の行動が予測できずにいたのに、今となってはもう愛ブヒの考えていることが大抵分かるわ〜と頷く人は、きっと愛ブヒとの暮らしがそこそこ長くなった人かと思います。

 

一緒に暮らすようになると、私たちがフレブルの行動パターンが分かってくるように、フレブルも私たちの生活パターンに合わせるようになってくるんですよね。

 

そんなふうにお互いに観察しあって順応していく時間こそが、意思の疎通のためには欠かせないもの。

 

このタイミングならきっと散歩を待っているなとか、ソワソワしているのは多分トイレだろうなんて、日常の行動パターンに合わせて予測がつくようになるんです。

フレンチブルドッグ,心

ni_ninan/Shutterstock

 

それと同時に、共生が長くなっていくうちに彼らの表情の変化を見逃さなくなってきます。

 

リラックスしている表情や怒っている時、不満げな顔など、もともと表情が豊かだといわれるフレブルの少しの表情の違いにも気づくようになるため、何かを訴えかけようとしている瞳やその時の仕草から、「今何を訴えかけているのか」が予測できるようになるんですよね。

 

よく長年連れ添った者同士だと「アレ」とか「コレ」でそれらが何を指しているのかが分かるようになるけれど、フレンチブルドッグとの間にも同じ現象が起こるんです。

 

ツーカーの関係になることに、人間だとか犬だとかいう種族は無関係。

 

大事なのは観察眼、そしてともに過ごす年月なんですよね。

 

観察することが何より大事

フレンチブルドッグ,心

Maximillian cabinet/shutterstock

 

よく「ペットにとって最高の主治医はオーナーさん」なんていわれますが、筆者もその通りだと思っています。

 

毎日欠かさず愛ブヒを見て一番長くそばにいるオーナーさんだからこそ、少しの変化や異常をいち早く察知できるもの。

 

時々愛ブヒのことを診察してくれる獣医さんにとって、たとえ獣医さんがいかなる名医であろうとも、ブヒたちの日常の姿や自宅での様子は知りようがありませんから。

 

そのため愛ブヒと意思の疎通を図りたいのなら、常日頃からとにかく彼らをよく観察することです。

フレンチブルドッグ,心

VDB Photos/shutterstock

 

何が好きで何が苦手か、この仕草の時はどういうことをしたいと思っているのかなど、表情や仕草、動きなど、行動をじっくりと見ること。

 

毎日見ていれば、なんとなく今日は瞳に目力がない、歩くペースが遅いといった変化が分かるようになります。

 

もし長く一緒に暮らしていても愛ブヒの気持ちが分からないと悩んでいるとすれば、それはきちんと観察していない証拠かも。

 

ただ一緒に暮らしているだけでなく、スキンシップや観察、コミュニケーションを欠かさずにいるその先に生まれるのが以心伝心なのです。

 

以心伝心は病気予防にも役立つ

フレンチブルドッグ,心

bozsja/shutterstock

 

言葉を話さないフレブルにとって、自分の体の痛みや違和感をオーナーである私たちに伝える手段は食欲の有無や表情、仕草、鳴き声しかありません。

 

「キャン」といったような日頃あまり聞いたことがない鳴き声をあげてくれると分かりやすいけれど、実のところフレブルの多くは我慢強いタイプ。

 

ヘルニアのように動いた瞬間に衝撃が走る突発的な痛みを除いては、体の不調を鳴いて訴えるケースは少なめなんです。

フレンチブルドッグ,心

bozsja/shutterstock

 

鳴く場合でも思わず走った痛みに声が出た、という感じなので、オーナーサイドとしては食欲や仕草などから体調を読み取らなくてはいけません。

 

こういう時に喋ってくれたらと思うけれど、それを叶えるのが以心伝心が持つ力。

 

人と犬との間の以心伝心に必要なのは、言葉でなく観察眼です。

 

普段となんだか様子が違うと思ったらまず何かしらの異常を疑って病院へ連れて行く。

 

もしただの勘違いならそれはそれで安心できるし、行ったついでに検査をすることで病気予防にもつながりますから。

フレンチブルドッグ,心

bozsja/shutterstock

 

最も避けたいのは、気づかないこと。

 

日頃どれだけ愛ブヒをよく見ているかどうかというのはいざという時にすごく役立つし、結果的に病気の早期発見や予防に直結します。

 

フレブルの方だってきっと、私たちに伝えたいことは山のようにあるでしょう。

 

大好きという気持ちや遊んで、かまってとアピールしたい気持ち、そして不調に気づいてほしいときも。

 

そんな場合彼らは必ずサインを出すので、こちらがそのサインに気づこうとする気持ちさえあれば、必ず以心伝心の関係になれるのです。

 

おわりに

フレンチブルドッグ,心

Beatriz Vera/shutterstock

 

好き、とか遊んで、のサインはわかりやすいですよね。

 

けれど体に不調がある場合、犬という生き物は本能的にそれを悟られまいとする習性があります。

 

それらの気づきにくいサインにも気づけるようになること、そしてよりコミュニケーションを深めるためにも、私たちに必要なのは以心伝心力。

 

その不思議なパワーの手に入れ方は、長く時間を共にすること、そして愛ブヒを毎日よく観察することで必ずや身に付くのですぞ。

 

 

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【共感しかない!】フレブルライフあるある6つ

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