2025年5月13日694 View

2代目フレブルを迎えて感じたこと

一度その犬種に魅せられたら、もう他の犬種に目移りなんてできないほどに夢中になることってありますよね。我らがフレンチブルドッグはまさに魅了度が高い犬種だと(勝手に)認識しており、筆者は完全にフレブルに「沼る」状態です。周囲でも何代にも渡りフレブルを家族に迎えている人がいますが、筆者もそのひとり。ちなみに先代ブヒの面影を求め、現在の相棒は先代の血縁関係にある子を迎えています。そうすると血縁だからやっぱり似ているの? と聞かれることが多いのですが、見た目はもちろん、まさか? な部分が似ていることも多々あり、今回はそんな類似点の中でも不思議な部分を取り上げたいと思います。

姿が似るのはDNAの基本

フレンチブルドッグ,DNA,共通点

Jujutharat/shutterstock

 

「遺伝」と聞くと、私たちブヒオーナーが真っ先に思い浮かベルのは遺伝性疾患ではないでしょうか。

 

心臓病や股関節形成不全などの病気はフレブルに多い遺伝性疾患で、これについては今や広く認知されていますよね。

 

けれど病気以外の遺伝について、どこまでDNAは影響するのだろう。

 

そう気になって調べてみれば、まず影響しやすいのは外見。

 

体つきや耳の形といった外見的特徴は強い影響力を持ち、なるほど、確かに先代と今の愛ブヒはとてもよく似ています。

 

筆者の愛ブヒは頭は小さめ、首や胴は長く、いわゆるショートボディとは真逆のヨーロピアンタイプですが、これは先代と完全に一致。

 

サイズはひと回りほど小さいけれど、見れば見るほどにDNAの影響を感じずにはいられません。

フレンチブルドッグ,DNA,共通点

YAKOBCHUK VIACHESLAV/Shutterstock

 

そして外見ほどではなくとも、行動特性と呼ばれる性格部分もある程度遺伝するそう。

 

行動特性とは遊び方やトレーニングの習得度、他の人や動物との接し方などで、「同じ飼い主が同じようにしつけしたり接するから」という後天的な部分以外にも、最初からそこそこ似たタイプの子が誕生する可能性が高い様子。

 

ということは、先代の面影を求めて同じ血縁の子を迎えたのは、かなり筆者の希望に沿った選択だったといえるのでしょう。

 

が、確かに似てはいるけれどもちろん彼らは別の存在。似ている部分と同時に似ていない部分だってもちろん多々あるのです。しかし…

 

そこが似るのか、という驚き

フレンチブルドッグ,DNA,共通点

ViralPress Stock/shutterstock

 

しかし、ですよ。

 

何をしても可愛いと溺愛していた先代ブヒですが、やめていただきたいと思うところに「猫を見ると豹変する」というのがありました。

 

なにしろ猫を見るたびに興奮スイッチが入り、遊ぼうよと言わんばかりになんとも言えない声で鳴き始めます。

 

そして猫を見かけた場所をしっかり記憶し、散歩では猫スポットを執拗に巡る、先代はそんなブヒでした。

 

現在の愛ブヒは我が子になった最初のうち、散歩中に出会う猫をスルーしていたので「ようやく猫を追いかけ回すことなく落ち着いて散歩できる」と喜んだのを覚えています。

フレンチブルドッグ,DNA,共通点

Oyls/shutterstock

 

が。それも束の間の間でした。

 

散歩に慣れ、大体の近所の道を覚えたあたりから、突然猫に興味を示すようになったのです。

 

その反応は先代と瓜二つで、先代を知る人たちからも「この子もまた猫ちゃんばっかり追いかけるんかいな? しかしまあ、おねえちゃんのところには猫好きな子ばっかり来るなあ(大阪弁)」と呆れ苦笑される始末。

 

なお、散歩コースでよく猫が出没するスポットは先代の頃からあまり変化がないため、近所ではブヒが代替わりしたことには気づかれず「長年猫探しをし続ける犬とその飼い主」と認識されているようです。

フレンチブルドッグ,DNA,共通点

Tienuskin/shutterstock

 

見た目が似るのはわかる。

 

けど、なぜに猫に異常に興味を示すところまでが似るのか。

 

我が家には猫はおらず、ブリーダーさんのところでも今の愛ブヒは猫との接点はなかったにもかかわらず、ひたすら猫を探す。

 

これはもう、DNA云々ではなく、先代が散歩の時に今の子の体を借りて帰ってきてるんじゃあ…などと思うしか答えが見つからないのです。

 

不思議な類似性、それは…

フレンチブルドッグ,DNA,共通点

ni_ninan/Shutterstock

 

不思議な一致。

 

我が家の場合は「猫」がそうですが、友人の愛犬は妙なところが似ています。

 

フレブルではないけれど友人の愛犬も先代と同じブリーダーさんのもとで育ち、直接の血縁関係ではないそうですが近いルーツの持ち主。

 

ただ、その子は性格も姿も先代犬とは似ておらず、ルーツが近いとはいえ血縁でないとこんなにも違うのかと驚いていました。

 

と同時に、先代の面影を求めていたけれど、今度は真逆のタイプになってやって来たんだなあなんて笑っていたのですが、そんな彼女が驚愕することが起こります。

フレンチブルドッグ,DNA,共通点

Juri82/Shutterstock

 

それは、うんち。

 

彼女の先代犬は自宅でうんちをする際に、漢字の「小」「心」など、書き初めのように見事な文字を(うんちで)描いていたのです。

 

とめやはね、はらいまで完璧なそれらは、時々記念画像という形で私のスマホに届いておりました(やめてくれ笑)。

 

そして現在の子もまた、お迎えして数ヶ月後の今、見事な「小」を描き始めたのです。

 

スマホに届いたそれはもう立派に花丸クラスの美文字(うんちですが)で、友人は「うんちする時だけ先代が体を借りて..いや、なんでやねん」と困惑の表情。

 

こうして見ると、DNAによって似る部分もあるけれど、それ以上にどこか先代のメッセージ(?)を感じずにはいられませんね。

 

おわりに

フレンチブルドッグ,DNA,共通点

Poungsaed-Studio/Shutterstock

 

もしあなたが何代目かのフレブルと暮らしているのなら、過去と現在の相棒のそっくりな部分を探すのも楽しみのひとつ。

 

そしてもし、いつかまたフレブルを迎えようと思っている場合は、血縁のある子を迎えてみれば、思い出のあの子によく似たブヒに会える可能性が高まるかもしれませんよ。

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

フレブルが陥りやすい分離不安について

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