2022年9月7日2,181 View

なんと25才!最高齢コアラに学ぶ『愛ブヒ長寿のヒント』とは?

みなさんコアラは好きですか? コアラと言えばパンダと並ぶ動物園の花形アニマルですが、兵庫県の淡路島にある観光施設で暮らすコアラの「みどり」ちゃんをご存知でしょうか。このみどりちゃん、ギネスにも認定されている世界最高齢コアラで年齢はなんと25才。平均寿命が15年とされるコアラ界随一の長寿であり、人間なら120才くらいなのだとか。そこでふと、みどりちゃんの生活の中に同じ動物であるフレブルの長寿のヒントがあるのではないかと思った次第。そこで早速調べるとありましたよ。ご長寿のヒントが!

ヒント① 食事

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Tienuskin/Shutterstock

 

「いや、食事ったってユーカリしか食べないじゃん」。

 

ええ、おっしゃる通りユーカリ以外は一切食べないコアラ。

 

そこはフレブルと大きく異なりますが、なぜ長寿のヒントに食事があるのかを解説しましょう。

 

みどりちゃんも当然食べるのはユーカリ一択ですが、ものすごく好みがうるさいそう。

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Annette Shaff/Shutterstock

 

そのため施設内で10種のユーカーリを栽培するほか、淡路島内で3ヶ所の農家、さらに冬場に備え鹿児島の農家とも栽培契約を結んでいるのだとか。

 

飼育員さんは食べる様子を見ながら与える種類を変え、高齢の今は食べやすいよう葉っぱをちぎって口元まで運んでいるのです。

 

フレブルもライフステージと共にフードの種類や粒のサイズなどを変えることが多く、加齢とともに噛む力が弱まったり喉が細くなり吐き戻すことも。

 

だからこそ年齢に合わせ、カリカリををふやかしたりミキサーで砕いたり、ウエットタイプに変えたりしますよね。

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sophiecat/Shutterstock

 

食というのは命を繋ぐ一番の基本なので、体に合ったものをその時に食べやすい状態、つまり栄養として吸収しやすい状態で与えることが大切。

 

そして食べている様子を確認することも欠かせません。

 

例えば元気なのに食べづらそうにしている(=口の中にトラブルがあるのかも)や、年齢に関わらず食後すぐに吐き戻しをする(=食堂狭窄症の可能性あり)など、食中・食後の様子を観察することで口腔トラブルや隠れた病気の発見に繋がるのです。

 

ヒント② マッサージ

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Welshea/Shutterstock

 

きっと「コアラにマッサージとはこれいかに?」とお思いでしょう。

 

実はコアラは盲腸がとても長く、人間の盲腸が約5cmなのに対し、あの体のサイズで2m近くもの盲腸の持ち主。

 

ゆえに便秘になりやすいのが悩みだそうで、みどりちゃんは毎日20分程度飼育員さんからお腹をマッサージしてもらっています。

 

マッサージ中は気持ちよさそうな顔をするそうですが、自分の健康のために必要なケアを受けることは間違いなく長寿に一役買っています。

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tigercat_lpg/shutterstock

 

最近は犬界でもプロの手によるドッグマッサージが受けられますが、足腰が弱ってきている子やヘルニアの回復後など、自宅でオーナーさんが日常的にマッサージをしてあげるのはとても有効。

 

元々フレブルたち犬はスキンシップを好む子が多いので、大好きなオーナーさんに触れられているだけでも幸せを感じる生き物。

 

特に日常で酷使しがちな腰や大きな頭を支える肩周りなどをマッサージし、日々の疲れをリフレッシュしてあげましょう。

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ni_ninan/Shutterstock

 

なおマッサージする際は、愛ブヒがリラックスしている状態であることや、怪我をさせないよう私たちの爪を短く整えておくこと、力を入れず血流を促すイメージで優しく触れることがポイント。

 

時間は短時間でも毎日の習慣にすることがコツです。

 

こうして日々相棒の体に触れておけば、出来物や皮膚のトラブルにもいち早く気づけるので、リラックスだけでなく健康管理の面でも非常に役に立つのです。

 

ヒント③ ストレスと口腔ケア

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その時々の好みに合わせたご飯をもらい、食後はマッサージ。なんだか至れり尽くせりのみどりちゃんの様子を見ていると、やはりストレスが少ないことが長寿に深く関わっているように思います。

 

レジェンド年齢ブヒのオーナーさんの多くが「ストレスをなるべく与えないように気をつけている」と取材で答えてくださいますが、心の健康が体の健康に及ぼす効果は絶大。

 

適度な運動とスキンシップ、年齢や体調に合った食事が三位一体となっての健康長寿なんですね。

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また、みどりちゃんの特筆すべきことはもうひとつあり、それは「歯」。

 

通常は高齢になると歯がすり減って餌を食べられなくなるコアラが大半な中、みどりちゃんはしっかり歯が残っているため食事量が安定し、10才以上年下のコアラと同じ量のご飯を平らげるそう。

 

歯を失うと全身の健康が損なわれるというのは人間医療でも定説ですが、ブヒにとっても歯は命。

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Africa Studio/Shutterstock

 

ありがたいことに犬用の口腔ケアグッズが豊富に揃う現在では、自宅で歯周病ケアをしてあげるのも簡単になっています。

 

ストレスを減らし歯磨きをする。これもまた健康を持続させる秘訣なんですね。

 

おわりに

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bozsja/shutterstock

 

ご長寿コアラとフレブル、共通点は「かわいい」と「動物」ってことくらいかもしれませんが、実はフレブルライフに応用できるご長寿の秘訣がたくさんありました。

 

ちなみにコアラのみどりちゃんの誕生日は2月1日。

 

淡路ファームパーク・イングランドの丘で暮らしていますが、もし愛ブヒが彼女のように平均寿命を10才も超えて長生きしてくれたら、こんなに幸せなことはありませんよね。

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

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