2017年12月20日26,293 View

【取材】話題のドッグスリングerva〜ミカン日記 vol.9[番外編]〜

FBLライターのRieです。前から気になっていたドッグスリング。みなさんは使ったことがありますか?

スリングは子どもたちが赤ちゃんのころ2種類ほど使ったことがあり、とても便利だったので、最近お散歩中に抱っこを要求してくるミカンにも使いたいなと思っていました。

今回は、大阪のドッグスリング専門店「erva(エルバ)」さんにお邪魔させていただき(まだオープン前!)、お話をうかがってきました。

「ドッグスリング」とは

フレンチブルドッグドッグスリング

「ドッグスリング」とは、ワンコ専用の抱っこヒモのようなもの。たとえば、お散歩中に交通量が多く歩かせるには危険なときや、突然の雨など…愛ブヒを抱っこしたい瞬間がありますよね。

 

フレンチブルドッグは体重が重く、5分も抱っこをしていると手が震えてくるほど。そんなときにドッグスリングを使うととっても楽チン。ミカンのように、お散歩中に抱っこを要求してくる子にも使えます。

 

というわけで、さっそくドッグスリングの専門店「erva(エルバ)」さんにお邪魔してきました!

 

大阪のオフィス街から少し入ると…

お店があるのは大阪の靱公園からほど近い、もともと倉庫だった場所。

かっこいいお店発見!と思ったら、なんと「erva(エルバ)」さんでした。

フレンチブルドッグドッグスリング

 

入り口のドアの高さ、佇まい…日本ではなく海外のお店のようです。ドアの左手前にはワンちゃん用の蛇口が!

フレンチブルドッグドッグスリング

 

洗練された店内。壁と天井の白ペンキはDIYされたそうですよ。

フレンチブルドッグドッグスリング

 

小物も素敵!

フレンチブルドッグドッグスリング

 

ミカンも店内へ

もちろん、店内はわんこ連れOK 。取材当時はオープン前だったので、ミカンがお客犬第一号!

 

ワンちゃんたちにストレスや危険がないように、床は段差もなく、滑りにくい素材。考えつくされた内装に、さっそく感動です…。

 

はじめて来る場所なので、ミカンは色々なところをチェック。

 

ervaさんの「ドッグスリング」について

試着をさせていただく前にerva(エルバ)の黄瀬さん、金谷さんに「ドッグスリング」についてお話をうかがいました。

 

なぜ“ドッグ”スリングなのでしょうか

「はじめは、私が勤務していた会社のベビースリングにワンちゃんを入れていたんです。周りからの反響がとても大きかったので、ワンコ専用のスリングを作ることにしました。

小型犬は体重も軽いので抱っこをして移動するのも平気なのですが、フレンチブルドッグのように重さがあるワンちゃんの移動は困難ですよね…。いろいろなオーナーさんが愛犬を抱っこして移動をできるように、試行錯誤を繰り返しました。」

 

重さ何kgまで耐えられますか?

「ervaのドッグスリングは、重さ360kgまで耐えることができます。生地や縫製にもこだわり、スリングに入っている時にワンちゃん自身への負担がどうなのか、獣医師さんにも確認していただきました。結果、股関節と膝関節を曲げて正常にお座りができる子であれば問題なく使用できるととのことでした。

 

サイズ調整のバックルやリングがないのは、どうしてでしょうか

「たしかに赤ちゃん用のベビースリングには、サイズ調節のバックルやリングがある場合は多いですよね。でも、たとえ生地が丈夫でもそこから壊れてしまったり、サイズ調整できるがゆえに、使用中に緩んで重心が下がることがあるんです。」

 

 

お話を聞けば聞くほど、犬たちのことを考えてらっしゃるのがわかります。私は子どもが小さかったころ、金属製のリングがあるベビースリングを使っていたのですが、10キロ未満の子どもでもすぐに重心が下がってきて、首や肩に負担がかかっていたので大変でした。今さらですが、あの頃知りたかったです…。

 

そして「犬」といっても、からだの大きさや足の長さ、胴の長さなどさまざま。いろんな犬たちに、飼い主もワンちゃんも快適で、みんなが使いやすいものを目指しているそうです。

 

黄瀬さんのベビースリングの技術と金谷さんのバッグの技術が合わさることで、丈夫で機能的なervaさんのドッグスリングが誕生したというわけです。

 

実際にワンちゃんと生活してみると、一緒に行ける範囲が少ないなと感じることがあります。家族同然の愛犬との外出を気軽にする一つの手段としてスリングを作っているとのことです。

 

ミカンもそんなステキな思いに乗っからせていただきます!

 

ミカン、いざ試着

スリングは素材別に2種類あります。

 

まずは、岡山県・児島デニムを使ったこちらのシリーズ。しっかりしたデニムの生地を使用しているので、ワンちゃんの重みに対して生地の変形が少なく、着用者の肩腰への負担が少なくなります。全5色です。

フレンチブルドッグドッグスリング

 

サイズMを試着させて頂きました!抱き心地もバッチリです。

フレンチブルドッグドッグスリング

 

鏡でチェック。ちなみに、後ろから見るとこんな感じです。

フレンチブルドッグドッグスリング

 

横はこんな感じ。

フレンチブルドッグドッグスリング

肩の部分に幅があり、肩を包み込むことができるので、11kgのミカンでも想像以上に抱っこしやすいです。

 

主人も試着。

フレンチブルドッグドッグスリング

 

すごい安定感!ミカンは抵抗する気も起きないようで、かなり落ち着いています。

 

もう1種類はこちらです。帆布生地のもので、デニムより少し薄い手触りです。全6色。

 

先ほどと同じMサイズですが、デニムよりも少しゆったりしています。そのぶん少し重心が下がるので、長時間使用が多いのであればデニムの方が楽だと思います。

 

こちらも鏡でチェック!

 

続いて主人も。ポケットが付いているので、夏暑い時は保冷剤も入れられますよ。

 

erva(エルバ)さんのスリングは、人間の胸囲とワンちゃんの体格でサイズを決めるのが良いそうです。主人と私は同じものでも大丈夫とのこと。アウターが必要な季節の場合は、アウターの下にスリングを着けます。

 

スリングの入れかた

黄瀬さんはいとも簡単にされていますが、最初から1人でするのは難しかったです。

 

この抱っこがポイントです!

 

実際に試着をして

11kgのミカンを抱っこしながら後ろ足を持つのは少々難しかったですが、スリングに入って嬉しそうなミカンを見ると癒されます。ミカンは普段から抱っこすることが多いので比較的スムーズでしたが、抱っこに慣れていない子や暴れる子は、少しずつ慣らしてあげると良さそうです。

 

我が家の場合は、今のところ散歩でミカンが疲れた時に使うことがほとんど。長時間は使わない点、帆布の方が少しゆったりしていて入れやすかった点をふまえて、帆布のオレンジにすることに決めました!スリングへの入れかたを練習しながら主人と考えたので、これからはふたりで使うことができると思います。

 

注意点

スリングの中でワンちゃんは「オスワリ」に近い状態ですので、脚や腰が悪くオスワリができない子には使用することができません。また、長時間同じ体勢をさせることはワンちゃんの負担となりますので、休憩を挟みながらのご使用をお勧めします。

 

erva宣言

ervaさんで商品を購入される際は、erva宣言への同意が必要です。

フレンチブルドッグドッグスリング

 

署名をした証として、こちらのものが頂けます。開けるとレザータグが!

フレンチブルドッグドッグスリング

 

”このレザータグは[erva宣言]をして頂いた証です。お散歩バッグなどに付けて頂ければ幸いです。

ervaは「家族として迎えたわんこは、天使になるその時まで、一生共に生きる」そのシンプルで大切な考えをタンポポの綿毛のように風に乗って、多くの人に伝えていきたいと考えています。そのため、ervaの商品は[erva宣言]に同意した方のみご購入頂いております。

わんこと生活する全ての人に宣言してもらえるよう、ervaは種を蒔き続けたいと思っています。わんこも人もお互いがハッピーな人生の旅を楽しむために。”

 

 

最後に

erva(エルバ)さんは、ミカンをレスキューしてくれた団体さん(はぴねすDog)で預かりボランティアもされています。

 

うかがった日は、柴犬の六助がいましたよ。 里親さん、募集しています!

フレンチブルドッグドッグスリング

 

ミカンとの距離が、面白い!

フレンチブルドッグドッグスリング

 

 

黄瀬さん、金谷さん、ノア&ムア、そして六助ありがとうございました!これからも、人と犬が快適に楽しく暮らせるようなアイテムを宜しくお願いします!

 

erva(エルバ)

住所:大阪市西区京町堀2-8-15

Web:http://www.erva-dog.com

 

◆プレオープン:12月28日~30日

◆正式オープン:1月10日~

(正式オープン後は不定休となりますので、webサイトを確認してください)

 

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