2018年8月9日8,628 View

愛ゆえに、飼わないという選択肢。フレブルって大変なんです

CMや雑誌などメディアに引っ張りだこのフレンチブルドッグは、今や人気犬種の上位にランクインするいわば“旬な犬”。その時代ごとに人気となる犬種は変わるけれど、今は我らがフレブルがどうやら世間を席巻しているみたい。だからこそ、これからフレンチブルドッグを迎えようとしてこのページを見ている方もおられることでしょう。「犬を迎える。愛犬と暮らす。ワンコとの生活。」

このなんとも言い難い心地よい響きは、そこから始まる新しい生活を暗示するみたいな気がしてとっても素敵。それに、SNSやメディアで発信されてるフレブルとの暮らしって、すごく楽しそう!もし、このように思っているのなら、もう少し強くいえば、その程度に思っているのならば、どうかもう一度「犬を飼う」ということを考えて欲しいのです。

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想像以上の日々が待っている!

フレンチブルドッグ大変

Amornpant Kookaki/shutterstock

フレブルと過ごす「想像以上の日々」。これは、プラス面においてもマイナス面においても、とびきり正確な表現でしょう。

 

むしろ「想像を超える」と言った方が正しいような気がするほどに、幸せで大変。幸せなことは、まずその存在感。

 

むっちりモチモチなヴィジュアルで無垢な瞳でこちらを見上げるブヒの表情を見れば、この存在を独占できる喜びに浸れること請け合いです。

 

ただし、ここで目を背けてはいけないのがマイナス面で、実際に多くのフレブルオーナーが抱く感想は「想像以上に大変」ってこと。

 

今まで他の犬種と暮らしていたから、犬には慣れているから大丈夫。そう考える人もいるかもしれません。

 

でもね、現実は全然異なるってことを、フレブルラバーを増やしたいFBLとしてはいささか心外ではありますが、言及しないわけにはいかないのです。

 

まず、とにかく暑さに弱いこと。アレルギー体質に生まれるコが多いこと。先天的な骨の奇形リスクがあること。その他様々な病気のリスクが高いこと。

 

今挙げたこれらのリスクを全て受け入れ、かつ、そのリスクに対処する覚悟が必要とされる犬種であると、どうか知っておいて欲しいのです。

 

つまり、手もお金もかかる犬種であり、かつ彼らに与えられた時間は、一般的な犬よりもやや短いと理解すること。

 

それでも受け容れるのか、それとも憧れだけに止めるのか。あなたに覚悟はありますか?

 

気持ちだけではどうにもならない。

Ezzolo/shutterstock

徹底的にケアするから。何があっても守るから。フレブルを飼いたいという気持ちがMAXな時期は誰しもそう思うもの。

 

それはブヒに限らず全ての動物に対して、きっとみんなが思うことなのでしょう。

 

ただ、現実問題として、実際に迎えてみて根を上げる人も少数ではないのです。

 

これは大げさではなく、そのくらいに大変。アレルギーに配慮した食事や毎日のお散歩。

 

そして季節を問わず抜ける毛の掃除に季節に応じた予防ケアや定期検診。

 

もっと日々のことで言えば、基本のしつけに関することまで。

 

これは「好き」「飼いたい」という気持ちだけではどうにもならない問題で、しっかりワンコと向き合って、時には悩んだり多少の無理をしたりしながら乗り越えていくものなのです。

 

すでにフレンチブルドッグと暮らしている人が発信するライフスタイルを見ていると、我が子にした最初からトイレも上手でお利口で、人生のパートナーとしてボクらは最高だワン!みたいな顔で写っているブヒが多いけれど、その裏側には家族になるまでの苦労や大変さが絶対にあったはず。

 

少なくとも飼い主にとっては…。そこで今一度考えて欲しいのは、本当に、ちゃんと最後の一瞬まで看取る覚悟がありますか?という至極シンプルで、でも動物と暮らす上では必須の問いなのです。

 

好きだから、今は飼わない。

フレンチブルドッグ抜け毛

siriwat sriphojaroen/shutterstock

好きだから、あえて飼わない。こういう選択ができる人は、きっと本当に動物を大切にできる人。

 

例えば、甘えたさんが多いブヒに寂しい思いをさせるから。もし病気になった時にとことん治療できる余裕が今はないから。

 

ワンコよりも優先すべきことが既にあるから。そして、最後まで看取る覚悟がないから。だから、飼わない。それは正しい判断です。

 

残念なことに、動物を飼いたいという気持ちと、現実問題としてちゃんと飼えるかどうかは比例しません。

 

でもそれは永遠じゃないので、いつの日か、しっかり責任を持ってフレンチブルドッグを迎えられると確信したその日まで、「フレブル(そしてそのほかのペットも)と暮らす」という選択肢を未来の楽しみとしてキープすることだってできるのです。

 

好きだから、大切にしたいからこそ、今はまだ飼わないでおこう。こういう判断もきっと動物愛護のひとつのカタチ。

 

その時の気分やテンションで引き受けられるほど、命って軽くない。

 

だから、もしフレブルを新たに迎えようと考えているのなら、まずは一旦立ち止まって、冷静に考えてみて欲しい。

 

そうすることの結果として、愛される実感を得て、幸せを感じられる動物が増えることに繋がるのではないでしょうか。

 

おわりに

フレンチブルドッグ子犬

Natalie Shuttleworth/shutterstock

フレンチブルドッグの可愛さは多くの人を魅了します。そして、彼らは悲しいかな提示された金額を支払えば自分のモノにできるのが現実。でも、アナタが購入したのは、モノではなく命。バッグのようにシーズンごとに取り替えることもできないし、一度手に入れたらメンテナンス不要なんて代物ではなく、そこにいるのは、これから始まる新しい暮らしにちょっぴり緊張し、それ以上に期待している命だってことを、どうかどうか忘れないで。そして、今じゃなくても、アナタがフレンチブルドッグを(そしてほかの動物を)幸せにできると確信できるその時まで、彼らはずっと待っていてくれるのです。

 

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さよなら、またね!〜虹の橋の向こうから〜

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