”人生のドライブ”をともにする、愛するフレブルへ。 君との未来に見る景色。
フレンチブルドッグと暮らす人にとって、彼らの寿命は大きな問題。ココロでは分かっていても、もしもその時が来たら受け入れられるのかな。でも、絶対に置いてはいけないし、なんならいっそ、同じ車に乗って最初から最後まで駆け抜けたいはず。その道程で見える景色は、そしてその先には、一体どんな景色が広がっているのでしょう。
オープンカーで走り出す。
フレンチブルドッグと暮らすということは、いや、犬と暮らすということは、彼らの持つ時間に合わせて生きるということ。ブヒなら大体12年。これが基本だとしたら、私たち人間の平均寿命である80年のざっと7/1。
これを短いと感じるか、ちょうど良いくらいと感じるかは人それぞれだけれど、ちょっと視点を変えてみれば、私たちの人生80年のうち、どれだけの時間をフレンチブルドッグ中心に生きられるだろう。

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例えば20代。学校、新しい仕事、恋愛。毎日が目まぐるしくて新鮮で、息つく暇もないくらいの日々。30代。出産して家族が増えるかもしれないし、仕事が面白すぎてプライベートなんて顧みない。40代。責任ある仕事を任されたり、家族の形に変化が出てきたり、自分自身の体調にちょっと異変が現れるかも。
50代。人生の折り返し地点を少しばかり過ぎて、今の自分の立ち位置やこれからのことを考えたり、ワークライフバランスを見直し始める頃。60代。孫ができたり、誰かを失くしたり。まだ若いつもりだけど、ちょっと体のあちこちに痛く感じる箇所が増えてくる頃。
70代。自分のコミュニティを持って社会との関わりを楽しんだり、趣味や家庭に没頭できれば幸せ。でも、70にもなれば、もうフレンチブルドッグのような飼う側の体力を要する犬と暮らすのはハードルが高いかも。
じゃあ、いつがフレブルと暮らすのに適しているのだろう。

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その答えは、常に自分との対話によって導き出されるもの。彼らとの生活はドライブに似ていて、同じ車に肩を並べて乗った瞬間にフルスピードで走り出し、長いとは言えない彼らの一生を一緒に駆け抜ける。
だから、年齢にとらわれることなく、今の自分なら迎えられる、一生面倒を引き受けられると感じた時こそ、フレブルと暮らすチャンスなのかも。ただしそれは、力強く好奇心の赴くまま前へと進む彼らを制御できるまで。
そう考えれば、一生の間に私たちが彼らに真正面から向き合える時間はさほど長くはないからこそ、一緒に暮らせている今をもっと大事にしていきたいと願うのです。
共に老いるという幸せ。
「うちにおいでよ」とまるまるとした小さなブヒを抱きしめてピカピカのオープンカーに飛び乗った時はお互いまだ若く、あれもこれもと欲張って多くの体験を共有したかも。
でも、あっという間に月日は過ぎ、気づけば自分自身も相棒も、同じように年を重ねてちらほら白い毛が髪や被毛に混じるように。このくらいになればもうふたり(1人と1匹)の呼吸はぴったりで、長年連れ添った夫婦のような貫禄さえ漂い始めます。

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昔みたいにスピードに乗って走ったりすることはなくなっても、ただ寄りそってゆっくり歩いているだけで十分楽しいし、うたた寝しながら午後を過ごすのも心地よく、年を重ねることで互いの関係に強固な絆が生まれていたことが日々実感できるはず。
こんな風に一緒に時間を過ごせるのは最高の幸せだし、人間よりずっと早く年をとるフレブルだから残された時間がそう多くないことはわかっているけれど、いつの日か愛ブヒと阿吽の呼吸で日々を過ごせるようになる日が来ることが楽しみでもあります。

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ただ、中には様々な理由でドライブの途中で相棒だったはずのフレブルを車から降ろしてしまう人もいて、それだけはどんな理由があったとしても絶対にダメ。その多くは自分自身のライフスタイルの変化によるものだったり、病気やトラブルを抱える相棒の面倒が見切れなくなったりという勝手なもの。こと相手が動物の場合、一度結んだ手は、死別以外の理由で離してはいけないのです。
並んで眺める景色は最大のご褒美。
愛ブヒのドライブには、真っ直ぐ続く平坦な道もあれば山あり谷あり、急カーブもあったりで、時には大きな分かれ道の岐路に立たされどちらに進むのがベターかで迷うことも。
でも、どんな時も助手席にデン! と陣取る相棒の姿を見れば、きっと彼らにとってベストな選択ができるはず。フレンチブルドッグをはじめ、動物と暮らす場合において常にハンドルを握るのはアナタだからこそ、いつだって危険予測をしながらセーフティドライブに努めるのがお約束です。

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そうこうして道を進んでいると、フレブルと出会わなければ見ることのなかった景色がたくさん目の前に広がります。笑えることも悲しいことも、嬉しくなったり怒ったり切なくなることも全部ひっくるめて、多くの感情を伴う景色を見られるのがフレンチブルドッグと暮らす楽しみ。
そしてドライブを続けかなりの距離を走った暁には、愛ブヒと自分にだけ分かる強くて太い絆がしっかり出来上がっていて、その絆を持った目で見る景色は、間違いなくブヒからのご褒美。もしかしたら私たちは、フレブルにしてあげている以上に彼らから多くをもらっているような気もします。
”ドライブ”で一緒に見る景色を大切に
人生はドライブのようなものだと言った人がいるけれど、フレンチブルドッグが傍にいれば、道々を彩る景色は一気に彩りを持つように思います。ちょうどモノクロームの映画がカラーに変わるように、私たちの価値観やライフスタイルをより鮮やかに変えてくれる存在が彼ら。

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ドライブにはトラブルがつきものだけれど、大好きな相棒となら困難だって越えていけるはず。だからこそ、今アナタが愛するブヒと一緒に見ている景色を大切にして欲しいのです。
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