2017年3月13日31,467 View

【取材】ゆとり炉の工房を直撃!フレンチブルドッグの作品は、ここで作られる

フレンチブルドッグのかわいさだけでなく、彼ら独特の哀愁まで表現した「ゆとり炉」の作品。なかなか手に入らない…とフレブルオーナーたちの間で話題です。

そんな「ゆとり炉」の工房は、長崎県長崎市にあります。一体、どのような空間で、どのように作られているのでしょうか。

French Bulldog Lifeが、長崎にある工房兼店舗を直撃取材です!

目次

  • ゆとり炉とは
  • 「ゆとり炉」の工房を覗いてみよう
  • 店内には、フレンチブルドッグの作品がちらほら
  • ゆとり炉の作品は、ここで作られる
  • もうすぐ命が宿る!完成前のフレブル作品
  • 棚には、家族を待ちわびるフレブルの姿が
  • [秘話1]完成前は、サイズが一回り大きい
  • [秘話2]大人気の一輪挿しは、少しずつ変化している!
  • ぜひ「家族」に迎える気持ちで
  • 「旅するブヒ展@鎌倉(ダリアシアン)」でお待ちしています

ゆとり炉とは

フレンチブルドッグ ゆとり炉

「ゆとり炉」は、長崎市で陶芸家として活動する田崎勧さんと奥さまが営む、ギャラリー兼陶芸教室のお店。素材は全て土(陶)を使用し、ひとつひとつ手作りで仕上げています。

 

現在は、フレンチブルドッグの作品が中心。元々フレンチブルドッグのオーナーだった田崎さんご夫婦は、「作りたいものや、好きなもの」を中心に手がけているそうで、愛ブヒたちの姿を見て「形にしたい」と思ったのがフレブルの作品を作るきっかけに。

 

現在は、イベントや個展を中心に作品を販売しています。

 

もっと詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【取材】ゆとり炉の「旅するブヒ展」に行ってきました!〜French Bulldog Life独占取材〜

 

「ゆとり炉」の工房を覗いてみよう

ゆとり炉の工房(兼店舗)は、長崎市の古い街並みが残る「東古川通り」にあります。

 

東古川通りを散策していると、見覚えのある文字を発見。こちらが、ゆとり炉の工房兼店舗の外観です。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

年季の入ったコンクリート張りの建物と、アンティーク調に仕立てた外観がよく似合います。

 

店内には、フレンチブルドッグの作品がちらほら

フレンチブルドッグ ゆとり炉

ひとりひとりお客様の顔を見ながら、できる限り色んな方に作品を届けたいという田崎さん。

 

現在は、イベントや個展を中心に作品を販売しているそうで、工房兼店舗にはほとんど作品を置いていないとのこと。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

でも、店内には試作品や、こんなに大きなフレンチブルドッグの器があって、見ているだけでも十分楽しめます。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

ゆとり炉の作品は、ここで作られる

フレンチブルドッグ ゆとり炉

ゆとり炉の工房は、店舗の奥にあります。太陽光が差し込む店舗部分とは雰囲気が一変、とても渋い空間。

 

さらに奥には、焼き場があります。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

ここが、田崎さんの定位置。ここに座って、フレブルたちひとつひとつに命を吹き込んでいきます。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

もうすぐ命が宿る!完成前のフレブル作品

フレンチブルドッグ ゆとり炉

テーブルの上には、少しずつ生命を宿していくフレブルたちの姿が。

 

こちらは、一度焼いて乾燥中の一輪挿し。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

こちらは焼く前の針山。今回は、パグもいます。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

針山は、絵付けが完了したら、針を刺すクッション部分を作っていきます。(奥様が担当)。生地を裁断し、綿を詰めて縫い付ける…これも大変細かな作業です。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

つづいて、完成前のブローチ。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

他の作品は二度焼くのに対し、こちらは一度焼きなんだそうです。

 

プールで泳ぐフレンチブルドッグをイメージした、試作品のお皿もありました。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

こちらは、新作「蓋物」の途中経過。完成品は後ほど詳しくご紹介します。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

棚には、家族を待ちわびるフレブルの姿が

テーブルの奥には、すでに完成して家族を待ちわびるフンチブルドッグたちの姿がありました。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

一輪挿しや、

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

蓋物。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

こちらは、蓋がパカっと開いて、小物を入れられるようになっています。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

「旅するブヒ展@鎌倉(ダリアシアン)」でも発売予定です。

 

[秘話1]完成前は、サイズが一回り大きい

作品は焼き上げるとサイズが一回り小さくなるため、完成イメージより少し大きめに作るそうです。

 

左が焼く前、右が焼いた後。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

比べてみると、大きさが違うのがわかりますね。

 

[秘話2]大人気の一輪挿しは、少しずつ変化している!

ゆとり炉の大人気シリーズ「一輪挿し」は、当初から少しずつ変化しているのをご存知でしょうか。右が当初作った作品で、左が最近のデザインです。

田崎さん曰く、「もっとフレンチブルドッグが覗いている感じにしたかった」とのこと。

 

確かに最近の作品は、顔や体の縮尺がぴったりで、一輪挿しの中まで想像させてくれます。でも、顔が大きな初期の作品もカワイイ…!

 

ちなみに、こんなレアなトリオも撮影してみました。

左から「焼く前/新デザイン/旧デザイン」。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

焼く前の作品は、やはり一回り大きいですね。この3つが一度に並ぶ姿は、滅多に見らない…貴重な瞬間でした。

 

ぜひ「家族」に迎える気持ちで

フレンチブルドッグ ゆとり炉

お客様の顔を見て、お話をしながら作品を届けたいという田崎さん。ネット販売をしないのも、その理由のひとつなんだそうです。

 

土を使ってひとつずつフレンチブルドッグの形を作り、二度焼き、乾燥、絵付け…ひとつの作品を作り上げるのに、とっても時間がかかります。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

だからこそ、こんなに味わい深い作品に仕上がるのかもしれません。ぜひもう一頭フレンチブルドッグを家族に迎える気持ちで、お出迎えしてあげてくださいね。

フレンチブルドッグ ゆとり炉

 

「旅するブヒ展@鎌倉(ダリアシアン)」でお待ちしています

フレンチブルドッグ ゆとり炉

ゆとり炉のオーナー田崎さん、「旅するブヒ展@鎌倉(ダリアシアン)」に向けてラストスパート中。

 

田崎さん、お忙しいところご協力いただき、ありがとうございました!

 

それではみなさん、「旅するブヒ展@鎌倉(ダリアシアン)」でお会いしましょう。

イベントの詳細は、コチラをご覧ください。

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