2022年6月26日8,358 View

【一緒に過ごすのはわずか10数年】 時間は有限、だからこそ「犬との時間を大切にしていますか?」

一緒に暮らす年月がどれだけ長くなろうと、愛ブヒを置いて出かける時にはいつも後ろ髪を引かれます。だから帰りはいつも急いでいて、帰宅してドアを開けると待っているまあるい笑顔を思い浮かべながらつい駆け足に。だってね、彼らの命は20年足らず。その中で一緒に過ごせる1分1秒はとても貴重で、フレブルオーナーさんはそのことをよく知っている。それはきっと、フレブルが単なるペットではなく人生の相棒だから。

フレブルって幸せだな。

フレンチブルドッグ,生活,命

Firn/shutterstock

様々な場所やイベントへ愛犬と一緒に出かけるたびに感じるのがフレブルの多さ。

 

確かにフレブルは人気犬種ではあるけれど、それはここ数年のこと。

 

今も実際の飼育頭数でいえば、トイ・プードルやチワワなど圧倒的に他犬種が多いはずです。

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Africa Studio/shutterstock

なのになぜだろう、この遭遇率の高さはと、最初はすごく不思議だったこの光景。

 

しかし自分がブヒオーナーになって以降はすんなり理解できるようになりました。

 

そう、フレブルオーナーってね、彼らと過ごせる時間が有限であること、そしてその得難さをとてもよく理解しているのです。

フレンチブルドッグ,生活,命

Teerawut Bunsom/shutterstock

それはきっと、かつては短命だと言われていた犬種だからかもしれないし、犬というより人間の子ども的な仕草や表情をするからかもしれない。

 

ただ出先で出会うブヒたちとオーナーさんは本当に楽しそうで、彼らのくるりとした丸い目は「どう、ボクらって幸せでしょう」と語っているかのよう。

 

これはあくまで推測ですが、フレブルを迎える人は最初からペットを飼うというよりも共に生きる、という感覚で迎え入れているように感じます。

フレンチブルドッグ,生活,命

Bitenkav2/shutterstock

ブヒの一生を自分の人生と分かち合いながら並んで歩くと決めているからどこにでも一緒に行くのが定番で、仕方なしのお留守番には後ろ髪が引かれるのでしょう。

 

そう思うにつけ、ああ、フレンチブルドッグってやつはなんて幸せな犬なのだろう! と改めてまあるいかたまりを撫でるのです。

 

一緒に経験することで喜びは倍に。

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PH888/shutterstock

いつもの道。ひとりで歩くのと愛ブヒと歩くのではなんでこんなに違うのだろう。

 

毎日歩く散歩コースもひとりなら単調で見飽きた景色なのに、隣にブヒがいるとそれはもう別の道。

 

植え込みの白い花が甘い香りを漂わせていることや、足元の雑草に可憐な花が咲いていること、空気にちょっぴり混じった雨の匂いまで、普段見過ごしていたことの多さに驚きます。

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sanjagrujic/shutterstock

そして思うのです。こんなにもたくさんの発見をくれてありがとう、と。

 

その発見を一緒に分かち合い、あまり興味はなさそうだけれど花の香りを嗅がせてみたりすることにも。

 

きっとね、フレブルと暮らすってこういうこと。

 

楽しみと喜びは分かち合うことで倍になり、悲しさは分かち合うことで半分になる。

フレンチブルドッグ,生活,命

Johanna Chavez/shutterstock

もともとフレンチブルドッグって犬種はその名の通りフランスで生まれた犬。

 

フランス人って人生の楽しみ方をよく知っている人種で、何気ない日々の中にも喜びを見出します。

 

だからなのでしょう、フレブルは陽気で楽しむことが好き。

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OlgaOvcharenko/shutterstock

人の横に並んで一緒に人生の喜怒哀楽を味わい尽くすのに適している最強の相棒で、それは国境を越えて日本のブヒオーナーさんにも伝播しているのです。

 

一緒にいることで私たちは笑顔になれるし、ブヒもまた幸せそう。

 

だから今日も明日も、並んで過ごせるこの1分1秒を大事にしたいと願うのです。

 

命は有限、でも思い出は悠久。

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Patryk Kosmider/shutterstock

もちろんどこにでも連れて行けるわけではないし、時には人間だけのお楽しみだって大切な時間。

 

けれどもできる限りの時間を共に過ごすことでブヒとの結びつきは強くなり、いつの日か彼らの旅立ちを見送ったあとも、一緒に積み重ねてきた時間はそのまま私たちの中に残るのでしょう。

 

思い出は私たちの命が続く限り消えず、時間の経過と共に辛く悲しい思い出は和らいで、楽しい思い出は一層色濃くなるように思うのです。

フレンチブルドッグ,生活,命

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じゃあそんな思い出をどうやって作ろうか、限りある命の時間の中でどうすれば彼らをもっと満たしてあげられるのか。

 

そう考えたとき、出た答えはやっぱり“共に過ごすこと”でした。

 

別にどこかに行かなくても、一緒に時間を過ごしていればそれが思い出になる。

フレンチブルドッグ,生活,命

Phasin B/shutterstock

いつか愛するまあるいかたまりがその実体を失ったとき、私たちが辿れるのはどんな時も傍に君がいた記憶。

 

その記憶はアナタの元にやって来た唯一無二の存在が確かに存在していたことを証明し、何度も心に蘇らせてくれるのです。

 

フレブルオーナーさんが他犬種オーナーさんから見て時に過保護に映るほどに愛ブヒに寄り添うのは、きっと本能的にこういうことを分かっているから。

フレンチブルドッグ,生活,命

Dzelat/shutterstock

今でこそ長寿なブヒが増えたけれど、かつては「短命」と呼ばれた彼ら。

 

彼らはその命の短さをもって、私たちに一緒にいることの尊さを教えてくれたのかもしれませんね。

 

おわりに

フレンチブルドッグ,生活,命

Jujutharat/shutterstock

フレブルオーナーさんが連れているブヒを見ていると、彼らがオーナーさんそっくりなことに気づきます。

 

人間でも長く連れ添うと他人でもよく似てくるなんて言いますが、人とブヒにもこの法則は当てはまるのでしょう。

 

そしてそれって、フレブルオーナーさんがいかに普段からブヒと一緒に過ごしているかを物語っていて、なんだか見ている方が笑顔になるのです。

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

フレブルはもはや短命犬じゃない!今から備えておきたいこと。[特集:ミドルシニアLIFE]

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