2023年1月16日6,747 View

“ほぼヒト”なフレブルと幸せに歩むために何ができるのか、考えてみた。

超絶個性的な犬、それがフレンチブルドッグ。彼らは犬って枠をピョーンと飛び越えた存在で、ヒトっぽいけどヒトとも違う。ペットというより相棒で、お散歩ひとつにしても「散歩へ連れて行く」のではなく「連れ立って出掛ける」感覚。フレブルとの暮らしは始終こんな感じで、これはもはや彼らがちゃんと「ひとり」としての存在感を放っているからに他ならない。人間関係の指南書は多数あれども、“ほぼヒト”なフレブルと幸福に歩むにはどうすればいいんだろう。その疑問を解決します。

性格をとことん知ること。

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Fernando Luzuriaga/shutterstock

 

フレブルも百ブヒ十色。

 

性格はみんな違い、四六時中くっついていたい甘えん坊もいればツンデレ上等な猫タイプもいて、一概に「フレブルはこうだ」というのは当てはまらない。

 

だから彼らと心地よく歩むには、それぞれの性格を知ることが何より大切なのです。

 

そう、隅から隅まで。

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Smith_22/shutterstock

 

家族として迎え数年一緒に過ごしていれば「うちの子」がどういうタイプかが手に取るようにわかってくるけれど、年齢とともに好みや性格に変化が現れることも。

 

例えば今までは常に一緒にいたがったのに時々ひとりの時間を欲しがったり、ある日急にドッグランやオモチャに飽きて遊ばなくなることだってよくある話。

 

これは成長の過程で好みや楽しいと思うことに変化が出てきた証拠で、いわば大人になったってこと。

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ElRoi/shutterstock

 

そういう変化を目の当たりにするとついオーナーとしては「何かあったのか」と心配になり今までと同じように遊ばせようとするけれど、彼らの成長や嗜好の変化を受け止めてそっと見守るのが吉なのです。

 

性格を知るには愛ブヒのことをよく観察するのが一番だけれど、「この子はこういう子」と決めつけるのはNG。

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BoJack/shutterstock

 

大勢でワイワイ遊ぶのが好きなヒトがたまには1人でのんびり過ごしたいように、フレブル達にだってその時の気分があります。

 

とことん性格を知るってことは、知った上でその時々の気分や気持ちを汲んであげるって意味なんです。

 

経験を分かち合うこと。

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Tienuskin/shutterstock

 

様々な経験や体験を通して私たちが成長していくように、フレブルだって経験と体験を積み重ねるほどにこころが成長するもの。

 

「こころの成長」、これは体の成長とは異なり命ある限り伸び続けるものだから、何より大事にしたいのが多くの経験です。

 

経験から学ぶことはとても多いけれど、その中で彼らも楽しいことや危ないことを身をもって知り、それが生きる上での糧になるはず。

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Smith_22/shutterstock

 

ただ、ひと口に体験や経験と言っても、それは嬉しいことばかりではありません。

 

多くのフレブルが苦手とするお留守番やどうしても預けなくてはならない状況でのペットホテル利用など、ブヒにとってはなるべく避けたいことも立派な経験のひとつ。

 

こういった経験は私たちにとっても心配だったり申し訳なく思うことですが、お互いに不安や心配な気持ちを乗り越えることも経験であり、それを通して強く成長することができるのです。

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Oyls/shutterstock

 

初めての留守番ではキュンキュン鳴いていたフレブルが経験を重ね、「ママさんやパパさんは必ず帰ってくる」と学びお利口に留守番ができるようになるのも経験あってのこと。

 

その経験がポジティブなものでもネガティブなものでも、ちゃんと私たちが見守っているからねと勇気づけ、時には逆に勇気づけられながら一緒に経験を分かち合えれば、ブヒとの絆はもちろん、いくつになっても互いのこころが成長していくのです。

 

変化に敏感になること。

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hedgehog94/shutterstock

 

フレブルの一生の間には幾度かの変化が訪れます。

 

それは成長であったり老化であったりするけれど、場合によっては病の可能性もある。

 

そのため日々気を付けておきたいのが、彼らに起きる変化。

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好みが変わるのは成長によるものなのか、それともどこかに不調があってのことなのかを見極めたり、シニア期以降は目や耳、鼻がどの程度まで見え、聞こえ、嗅げているのかを確認するなど、こと健康に関わる部分には常に目を光らせておくのが必須です。

 

その手段のひとつに健康診断があるけれど、頻繁に愛ブヒの健康診断を受けているというヒトでも半年に1度くらいのペースだと思います。

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yhelfman/shutterstock

 

病気の予兆は日々の食や運動、排泄などに現れることが多いので、健診では何も問題がなかったから大丈夫だと過信はしないで。

 

何よりもいつも愛ブヒに注いできた自分自身の目と感覚を信じて、ちょっとした違和感を見逃さないことが愛ブヒの健康を維持し、長く、遠くまで一緒に歩いていくための一番のくすり。

 

生き物に変化は付き物ですが、その変化は何が理由となって起きているのかということに敏感になれば、愛ブヒの体のみならずこころの不調に気づくこともできるのです。

 

おわりに

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Matias Faundez/shutterstock

 

フレンチブルドッグとの歩き方に欠かせないのは、彼らを理解しようとする気持ちと観察眼、そして愛。

 

このどれかひとつでも欠けると、たちまちバランスが崩れてしまうかも。

 

元々ヒトとイヌは最高のパートナーだと言うけれど、それがフレブルならば最強のパートナーになれるはず。

 

だからまずは呼吸を合わせてリードという名の絆でふたりを結んだら、さあ行こう。どこまでも。

 

 

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フレンチブルドッグの現在地。伝えられないマイナスの情報も知ってほしい。

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