愛犬に感謝を伝える『チートデー』をやってみてほしい。
人間には勤労感謝の日があるのに、いつも私たちを癒しまくってくれている愛ブヒに感謝する日はないなぁ、なんてことをふと思いました。いやいや、毎日その存在に感謝しているしありがとうとは思っているのだけれど、いつも愚痴のひとつも言わずに私たちオーナーに付き合ってくれる彼らにもっと感謝を伝えたい、そう思った次第なのです。そこで筆者が実践し始めたのが、とことん愛ブヒの「好き、したい」を叶える日。さて、それはどんなものなのでしょうか。
特に予定のない日を感謝デーに。

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フレブルたちの生活は、その全般においてオーナーさんのコントロール下にありますよね。
何時に何をどのくらい食べるか、お散歩へ行く時間や距離、時にはコースもオーナーさん次第で、忙しい時なんかは大好きなお散歩タイムが短縮されることだってあるわけです。
もちろんこれはペットとして生きる動物と暮らす上では当たり前のことですが、たまには愛ブヒにがっつり付き合う日があってもいいのではないでしょうか。

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とはいえ、食事やおやつに関しては健康のためにも好きなだけどうぞ、というわけにはいかないので、主に散歩や遊び、グルーミング含むスキンシップタイムがフレブル感謝デーのスペシャルイベント。
筆者の場合はこれといって予定や急ぎの仕事がない日に感謝デーを開催しております。
その感謝デーの中身をざっと紹介していくと、お気に召すままの散歩のお供と心ゆくまでのグルーミング、納得いくまでのボール投げやマッサージなど。

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ここまで読んで「なんじゃそら」と思った方もおられるでしょうが、つまりは愛ブヒのペースにできるだけお付き合いする日だと思ってくだされば。
いつもは自分の用事や仕事を優先し、散歩やマッサージも適当なところで切り上げるけれど、そんな時の相棒の顔は「まだ足りない」というもの。
だからこそ、感謝デーだけはお犬様とばかりにとことんお付き合いするのが筆者流。
もし今が徳川綱吉の時代なら、米一俵くらい授与されちゃうよ。知らんけど。
長いお散歩と日なたでのグルーミング。

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お散歩好きなフレブルの中には、家が近づくとまだ帰りたくないと座り込む子もいますよね。
筆者のブヒはそのタイプで、座り込みどころか寝そべって仰向けになり帰宅を完全拒否。
いつもはそうも言ってられないので促したり抱えたりしつつ帰宅しますが、感謝デーは愛ブヒの行きたい方向へ歩きたいだけどうぞと完全に従者モードです。

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なので通常1時間の散歩は2時間になることもあるし、同じコースをぐるぐる周回することも。
けれど好奇心の赴くまま、自分が気になる方向にどこまでも進める相棒の表情はとても楽しそうです。
散歩に満足したら帰宅し、次はブラッシングを含むケアタイム。

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散歩後の汚れ落とし中心の普段のケアよりも時間をかけ、とりわけ撫でると喜ぶ顎の下やお腹などを丁寧にブラシ。
自宅で一番日があたる暖かな場所を選び、そこでついでにマッサージもしちゃいます。
これも時間がない時だと、まだ撫でて欲しいのに〜と手でちょいちょいとつつく愛ブヒの「もっと」サインに応えられないけれど、なんてったって感謝デーですからね。
こちらの手首が疲れたわ、くらいまでは付き合いますよ。

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同様にボールやおもちゃ遊びも納得するまで楽しみ、おやつをもらえば愛ブヒは非常に満足げ。
そそくさと昼寝に入ります。
その時の満ち足りた表情を見るにつけ、やっぱり好きなことを好きなだけ楽しむ時間は犬にとっても大切なんだなと実感するのです。
喋らない分、気持ちを想像してみる。

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運動したいからと勝手に走りにいくことも、冷蔵庫を開けて好きなものを食べることもできないフレブルたち。
いわば彼らはオーナーさんに与えてもらうことでのみ欲求を満たせる存在です。
だからいくら運動が好きでも家にいなきゃいけない日もあるし、構ってほしくてもスルーされちゃうことだってある。

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ただ、私たちはフレブルと楽しみ人生を分かち合うために彼らを迎えたはず。
もし愛ブヒが喋れたら、どんなことを望むだろうと想像してみて欲しいのです。
きっとうちの子だったらもっとこうして欲しいんだろうなという彼らの願望が、オーナーさんにはわかるはず。

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もちろん毎日は難しくても、たまにはそんな願いを叶える日を作ること。
これがフレブル感謝デーの目的です。
私たちもそうですが、日々の「もう少しこうしていたい」がずっと叶わないとストレスを感じますよね。
もう少し寝ていたい、もう少し遊びたいなどなど、そんな欲求を満たせる日があるから毎日を頑張れるのかもしれません。

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だから大切な相棒であるフレブルにも、日頃の感謝を込めてチートデーを作ってみる。
普段は我慢することも多い彼らだけれど、たまには全力で好きを追求できる日があることは、きっとブヒにとってもとびきりのリフレッシュになると思うのです。
おわりに

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散歩派にボール派、はたまたひたすらゴロ寝派とブヒの数だけ個性がありますが、うちの子が好きなことはオーナーさんならみんな理解しているはず。
普段は仕事や家事で忙しくても、時々愛ブヒファーストの日を設けてとことん彼らに付き合ってみませんか?
好きなことを心ゆくまで満喫した日の愛ブヒの寝顔を見たら、感謝デーのつもりがそれ以上の喜びや癒しをもらっていることに気がつくはずです。
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