もっと楽しく快適に!フレブルのQOLを高める工夫
フレブルも怪我をしたり年齢を重ねると色々と必需品が増えてきますよね。代表的なのは車椅子やオムツなど、日常生活を快適に送るためのアイテムたち。ペットグッズが充実している昨今はこれらのグッズはすべて市販されているけれど、フレブルオーナーさんたちを見ていて感心するのは、「買ったまま」の状態で使用するのではなく、愛ブヒがより心地良く使えるために手を加えてカスタムしている点。愛いっぱいのアイデアに満ちた「うちの子仕様」のアレコレは、間違いなく愛ブヒのQOL向上に寄与していると思うのです。
車椅子だって愛と工夫でカスタム!
夏場にお散歩に行けず筋力が落ちたり年齢によるものだったり、はたまた怪我やお薬の影響で歩行のために車椅子を活用するフレブルは少なくありません。
筆者の友人の愛ブヒもそのひとりで、最近車椅子を導入したばかり。
軽量でしっかりとした作りの車椅子はそれだけでも十分役立つけれど、友人は使用シーンに合わせて自ら改良をしていました。
例えばブヒのお腹を支えるバーを1本増やし、より安定して体を支えられるようにしてみたり、歩行中に障害物にぶつからないようにコントロールできる補助棒(子供用自転車の手押し棒のようなもの)を取り付けたりと、実際に使ってみて「こういう機能が欲しい」と思うや否や、ホームセンターに駆け込んで材料を購入して自作。
手軽に手に入る塩ビ管などをうまく組み合わせ、車椅子は数日で我が子に合うようにカスタムアップされていました。
その車椅子を見るたびに、なんて我が子思いなんだろうと感動すると同時に、こういうアイデアを形にしちゃうところがフレブルオーナーさんっぽいなあと感心しました。
中には車椅子そのものを自作してしまうDIYが得意なオーナーさんもいたりして、我が子のためなら手間ひまをいとわない姿勢に脱帽。
市販の犬用車椅子の大半はオーダーやセミオーダーなので愛ブヒのサイズに合ったものを作ってくれますが、やはり実際に使用してみなければ使い心地やプラスしたい機能はわからないもの。
他のブヒオーナーさんたちはどんなカスタムをしているんだろうと、SNSなどで研究するのもおすすめですよ。
体を支える補助グッズも自作!
車椅子を使っているブヒは自分で立ち姿勢を維持することが困難なケースが多く、ご飯タイムやお風呂に入れるシーンで苦労することが多々あります。
そんな時に前述した車椅子カスタムの友人が自作したのが、塩ビ管で作った体を支える補助台。
食事中は車椅子でも大丈夫だけど、水やシャンプーを使うお風呂に車椅子を持ち込むのは車椅子が傷みそうだと気が引けることもありますよね。
そこで友人は車椅子のフレームのようなものを塩ビ管で作り、水にも強い補助台を製作していました。
塩ビ管はホームセンターで希望の長さにカットしてもらえるのと、塩ビ管同士をジョイントさせる継手が豊富。
そのため加工する道具などを持っていなくても、愛ブヒのサイズを測れば自作でもある程度体に合ったサイズのものが作れるんです。
胸やお腹を支える部分にはハンモックのようにタオルを渡して肌辺りを柔らかくしたり、まさに痒い所に手が届く仕様に。
フレブルは筋肉質なので見た目よりも重いため、人の力で体を支え続けるのは結構きつい。
それもシャンプーなどをしながら体を支えるとなると、ひとりではかなり困難なはず。
愛ブヒが自立できる補助グッズがあれば入浴時も隅々まで体を洗えるほか、ドライヤーで乾かす際も楽ちん。
こうしたアイデアはフレブルのためであることはもちろん、お世話をするオーナーさんにとっても便利なんですよね。
オムツもそのままでは使いません
日常的に愛用していたりお出かけ先限定でなど、オムツを利用しているフレブルたちも多いはず。
フレブルってその体型のせいか、犬用として販売されているオムツだと程よいサイズがないという声をよく耳にします。
中型犬用だと小さいし、大型犬用だと大きすぎるため、多くのオムツ愛用ブヒが使っているのは人間の赤ちゃん用。
しかもLサイズが多いようです。
実はペット用よりも人間用の方が枚数もたっぷり入ってお得らしく、シッポがほとんどない子はそのまま、シッポが長めのブヒは尻尾部分に切り込みを入れて使うそう。
あと、サスペンダーでオムツを固定するのは定番ですが、筆者の友人は「肩が凝ったり、フレブルはなで肩だからよくずり落ちちゃう」という理由で、洋服の上着の裾とオムツの前後左右をアームクリップで留めていました。
こんな風に「それ用」として売っているわけではないグッズを、アイデアひとつでシンデレラフィットさせちゃう辺りもさすがブヒオーナーさん。
介護でオムツを使っている人の中には、オムツ内にうんちをして愛ブヒが不快な思いをしないよう、うんち用の穴を開けてそこに小さなビニール袋を装着するカスタムをしている人も。
どれも創意工夫たっぷりのアイデアですが、その根っこにはいかに愛ブヒが快適に過ごせるかを考えていることがわかります。
それってやっぱり愛なんですよね。
おわりに
日常生活をいかに快適に、かつ今までと同じように送れるか。
これはフレブルにとっても人間にとっても大きくQOLを左右することです。
それを知っているからこそ愛ブヒに合うものを求め、思いついたアイデアを実行する。
そんなオーナーさんと暮らすフレブルたちはめちゃくちゃ幸せ者だと思いませんか?
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【愛ブヒのお肌に悩む方へ】THE fu-do(ザ・フード)を食べて「納得のいくお肌」になるまでの、3ステップとは!?
販売からわずか半年で20万食を突破し、満足度95%を超える「THE fu-do(ザ・フード)」。
フレンチブルドッグの中でも特にお肌に悩む子には、積極的にお召し上がりいただきたい!
そして、どうか焦らないでください。フレンチブルドッグの体質を踏まえると、納得のいくお肌になるためには、最低でも3ヶ月はかかります。
でも大丈夫。今回は、すこやかなお肌を目指すための「3ステップ」をお伝えします! 毎日のボディチェックが、ますます楽しくなりますよ。
ザ・フード -
【PUFFY出演決定!】フレブルLIVE 出演アーティスト発表【第一弾!】
今年の『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
「フレブルLIVE」の特徴は、二日間でコンテンツが異なること。
一日目は愛ブヒとオーナーさんが主役の参加型コンテンツ。そして二日目は、アーティストによる音楽フェスが中心です!
今回は、音楽フェス(二日目)の出演アーティスト発表第一弾!
なんと、オーナーにも「世代」が多いPUFFYの出演が決定しました!
フレブルLIVE -
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE -
【イベントレポ】5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人が集まった「フレブルLIVE2024」の全貌!
11/9(土)-10(日)の二日間にわたって開催された『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』。
今年はのべ5,000頭のフレンチブルドッグと7,000人のフレブルオーナーが集まりました!
day1の司会はフレブルラバーのロッチさん。day2の音楽フェスには世代ど真ん中のPUFFYが出演するなど、例年以上に豪華なラインナップ。
北は北海道、南は鹿児島県から。全国のフレンチブルドッグが一堂に会した「フレブルLIVE2024」の模様を、詳しくお届けです!
最後には2025年の情報もありますので、要チェックでございます!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
7周年特別企画「プロジェクト7」
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】FBL編集部の「アバウトな幸福論」
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。