2020年4月3日3,901 View

改めて思い返すと感無量…『フレンチブルドッグと出会えた奇跡』に感謝。これからも、君と一緒に。

フレンチブルドッグオーナーにとってお馴染みのフレブル専門紙といえば「BUHI」だけれど、この雑誌の表紙には毎号人生でフレンチブルドッグに出会えた強運なあなたへという一文が記されています。筆者はこの言葉が大好きで、表紙を見るたびに相棒の顔とその言葉を見比べながら「本当にそうだよねえ」なんて頷いてしまうのですが、あなたは覚えていますか? 愛ブヒが初めて我が家にやってきたその日のことを。

幸せが詰まったまあるいかたまり。

フレンチブルドッグ,出会い

Eve Photography/shutterstock

 

コロコロむちむちのまあるいやつ、あるいは、ふくふくとしたふてえやつ。

 

フレンチブルドッグのベビー時代は、その丸々とした愛らしさで私たちをメロメロにし、仰向けに寝転んだら最後、自力で起き上がるのにもひと苦労するほどの丸っこさ。

 

きっと、いや、間違いなくそのまあるい体に詰まっているのは幸せと愛で、お世辞にも長いとはいえない手足をヨチヨチと動かしながら必死に自己主張する姿は、もうたまらないものがあります。

 

そんな姿を眺めていたら、あちこちでやっちゃう粗相や数々のイタズラも許してしまえ、気付くとすっかりフレンチブルドッグという犬種に魅了されてしまっているのでしょう。

フレンチブルドッグ,出会い

GH Studio/shutterstock

 

ただ、もちろん時には「ちょっと待ってよう」と泣き言の一つや二つ言いたくなる時もありますよね。

 

それはパピー期に限らず大きくなってもさほど変わらず、それでもなおフレブルを愛する理由、それって一体なんなのだろう。

 

まず、第一にその見た目。

 

人は見た目が9なんて言われることもあるけれど、フレブルをパートナーに選ぶ理由の多くがペチャっと潰れたお顔やまん丸なワガママボディに魅了されたからという人が多いはず。

フレンチブルドッグ,出会い

MR.SOMKIAT BOONSING/shutterstock

 

そして一緒に暮らしてみれば、甘えん坊な性格やドジなのか狙ってやっているのかわからないおとぼけさ、いきなり入る機敏スイッチなど、その内面にグッと来て、気づけば中身を含めてとことん溺愛してしまうもの。

 

なんだよ、結局全部ひっくるめて可愛いヤツなんじゃないかと、改めてフレブルの愛され力に感服するのです。

 

歳を重ねてなお、ふくらむ愛しさ。

フレンチブルドッグ,出会い

Zbigniew Guzowski/shutterstock

 

フレンチブルドッグを迎えてからの日々は、本当にあっという間。

 

家中の至るところにオシッコをしたりありとあらゆるリモコンに歯型をつけられアワアワしたパピー期が過ぎ去れば、次にやってくるのは青年期。

 

持ち前の運動能力を存分に発揮してキャンプやドッグランで泥んこになり、よく食べよく寝、よく遊ぶ。

 

まさに君たちは楽しむために生まれてきたんじゃないかしらと思えるほど、精力的に躍動する日々。

フレンチブルドッグ,出会い

Teerawut Bunsom/shutterstock

 

そして、その後にミドルシニアと呼ばれる中年期に差し掛かれば、もしかしたら病気などを患うことが増えるかもしれません。

 

フレブルオーナーの中には、今病魔と闘う愛ブヒをサポート中という人もたくさんおられるでしょう。

 

病気の中には生活習慣で避けられるものもあるけれど、なんでウチの子がこんな病にかかるのだろうとつい考えてしまう不可抗力のものが多く、大事な相棒が命を燃やしながら闘う姿を見るのを辛く感じることもあるでしょう。

フレンチブルドッグ,出会い

Kylez/shutterstock

 

でも、そうして過ごす日々は、いわば愛しさの詰まった風船。

 

この風船は決して割れることなく、一緒に紡いだ年月の分どんどん大きくふくらんで、乗り越えなければならない何かが起こるたびにいっそう愛しさとブヒとの絆の強度は増すのです。

 

いつかその風船が手から離れて空に舞い上がるその日まで、私たちのフレブル愛は止まることなく、また、愛ブヒからのオーナー愛も膨らみ続ける一方。

 

だからこそ、一緒に過ごせる時間は喜びも悲しみもひっくるめて、その一分一秒を大切にしたいですね。

 

サヨナラの日が来ても。

フレンチブルドッグ,出会い

Strasser Photography/shutterstock

 

いつかはやってくる別れの日。それがいつかはわからなくとも、悲しいけれどその日は必ず訪れます。

 

パツンパツンに愛が詰まったまあるいカラダを支え続けた命の灯が消えた時に、大きくふくらんだ風船が空に飛び立つその時に、自分の元に来て家族となったフレンチブルドッグは幸せだったと言えたなら。

 

私たちオーナーはそう言い切るために、今相棒と共に生きる日々を過ごさなければと改めて感じるのです。

フレンチブルドッグ,出会い

alenka2194/shutterstock

 

正直、動物と暮らしていると不自由を感じることもあるし、大変な時もしんどい時もゼロではないけれど、そういう気持ちも含めてそれが動物と暮らすということ。

 

サヨナラの先に悔いや苦しみが残らないよう、日々出会えた奇跡を意識して暮らしていければ最高ですよね。

 

もちろん、フレブルオーナーの大半がそうして相棒に絶え間なく愛を注ぎ込んでいるのは知っているけれど、富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、それこそ死がふたりを分かつまで、愛し慈しむ。

 

ああ、ペットと暮らすって結婚の誓いと同じなんだな。そう思うのです。

 

生涯を添い遂げる。言葉にするとなんだかむず痒いけれど、犬を飼うってそういうこと。だからどうか、目の前にいる相棒をとことん愛してあげてくださいね。

フレンチブルドッグ,出会い

Constantine Belanov/shutterstock

 

『人生でフレンチブルドッグと出会えた強運な私たち』。

 

フレブルのカタチをした運命に選ばれたのは、もしかしたら人間の方なのかも知れません。

 

「きっとこの人ならボクやワタシを可愛がってくれる」そう感じたブヒたちが、今や日常の中に溶け込んだブヒとアナタの関係という小さな奇跡を起こしたのかも。

 

だからもし、フレブルとの暮らしに少し疲れたりイラッとしてしまった時には、この小さな奇跡について思い起こしてみて欲しいのです。

 

 

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