アナタは『ロン毛フレブル』を見た事がある?もはやブサカワの向こう側、完全なる“ぬいぐるみ”です。
フレンチブルドッグってみんな似ているようでちゃんとそれぞれ表情が違うし、柄の出方やカラーの濃淡などよく見るとみんな個性的で超可愛い。なんてことはブヒオーナーの皆様ならとっくにご存知のことでしょう。しかしそんな個性炸裂なフレブルの中でもひときわただならぬ個性を放ちまくっている『ロン毛ブヒ』がここ日本にも存在することを知っているでしょうか?
君、フワフワやないかーい!
筆者が初めてロン毛なブヒに遭遇したのは数年前に出かけた犬のマルシェイベントでのこと。向こうからブロンドをなびかせたまあるいシルエットが歩いて来ました。
「ん? え? そのお顔は…まさかフレンチブルドッグ!?」と度肝を抜かれたことを覚えています。
そう、その子は筆者が人生で初めて見る長毛ブヒで、毛並みはまるでゴールデンレトリーバー。
思わずオーナーさんに声をかけ、その子がミックスではなく純然たるフレブルということを知って再度驚きました。
その子は「くぅちゃん」という男の子ですが、筆者はこの日人生で初めてロン毛のフレブルに出会ってそのなびくヘアーの魅力に開眼してしまったのです。
ではここでロン毛フレブルをご覧いただきましょう。
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はい、想像以上にロン毛だったのではないでしょうか。
ちなみに筆者が実際にお会いしたことのあるくぅちゃんはグリーンのハーネスの子で、その後ろに佇むのは関東在住のロン毛ブヒ。
なんとお名前も全く同じ「くぅちゃん」だそうです。
しかしどこまでもそっくりなこのふたり、血縁はないそうで姿から名前まで偶然が生んだミラクルなんだそう。
いや、ほとばしる双子感よ…正直オーナーさんでなければ一見してどちらがどちらかわからないくらいの瓜二つさですよねえ。
10年に一度レベル? その生まれもミラクル!
様々な犬の図鑑を紐解いてみても、フレンチブルドッグのページには「短毛種」としっかり記されています。
だからもし街でロン毛のフレブルを見かけても、最初はペキニーズや狆といった、同じくはなぺちゃの長毛種なのかなと見間違えてしまうかも。
しかし、ロン毛な彼らはれっきとしたフレンチブルドッグ。
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実際にロン毛ブヒオーナーさんに尋ねると、10年に1度とかの本当に稀な確率で生まれることがあるそう。
そのためロン毛ブヒと暮らしたいと願ってもタイミングが合わなければなかなか叶わないけれど、もし出逢ってしまったなら一瞬でハートを撃ち抜かれるのは確実でしょう。
ちなみに関西のくぅちゃんはチョコちゃんというブリンドルの兄弟ブヒと暮らしていますが、なんと5頭生まれた同胎のうちの2頭という実の兄弟。
その時は5頭のうち2頭がロン毛ブヒだったそうです。
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そういえばよく考えてみると、私たちが見慣れている短毛のフレブルもその毛質や長さは様々。
ピットブルのように本当に短い毛の子もいれば短毛といえどもやや長めの毛足の子もいるので、そう思うとロン毛の個体が生まれるのも納得です。
しかし見れば見るほど不思議に可愛いその姿は完全にぬいぐるみのようですが、やっぱり中身は正統なフレンチブルドッグ。
ちゃ~んと中に小さなおやっさんが入っているかのような仕草を当たり前に行なうのです。
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実は大変なこともあるみたい…
フレブルといえば抜け毛が多い犬種。換毛期以外でも年中抜け落ちる毛の掃除に四苦八苦しているオーナーさんも多いことでしょう。
もしそれがロン毛だとどうなるのだろう? という疑問を感じたので、早速ロン毛ブヒオーナーさんに「ロン毛ゆえの困りごと」を直撃してみました。
やはり毛は短毛ブヒと同じレベルで抜けるそうで何より大変なのがトイレタイム。
少しお腹が緩めの時はウンチが毛にべっとりついちゃうから、ロン毛ブヒの中にはお尻まわりだけ短めにカットするケースもあるそう。
なお、ある程度の長さになったらそれ以上は伸びないのでトイプードルのように定期的なトリミングの必要はないんですって。
ほぅほぅ、なるほど。一番大変なのはトイレ後のお尻ケアのようだけれど、夏場は暑いからサマーカットにすべきかどうかで悩むこともあったよう。
くぅちゃんは一度脚の毛を短くカットしたそうですが、その後無事伸びて元の姿に戻ったそうです。
しかし一度切るともう伸びないのではないかとしばらくの間は迷ったらしく、やはり全身をサマーカットにするには勇気が必要とのこと。
ふーむ、毛が短くても長くてもその可愛さは他の追随を許さないフレンチブルドッグだけれど、やはり毛の長さゆえの手間や悩みというのは少ながらずあるのですね。
会えたらラッキー、イチコロ不可避!
フレンチブルドッグにはちょっと詳しいわよ~というブヒオーナーさんでも、なかなかロン毛ブヒに実際に遭遇する機会は少ないかと思います。
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しかし確かに存在しているので、もしワンコイベントなどで会えたらラッキーかも。
筆者が知るロン毛ちゃんはクリームですが、もしかしたら世界のどこかにはパイドやフォーンのロン毛ちゃんもいるかもしれないですね。
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