私たちにとってフレブルは「人生の相棒」なのだ
フレンチブルドッグと暮らしてみて一番驚いたのは、とにかく甘えん坊な性格だということ。特に男の子の方が甘えたさんらしいけれど、そのレベルは基本的に一緒にいる時間は後ろをずっとついてくるストーカーさながら。けれど、それがまた可愛いし幸せなんですよね。だからもっと愛ブヒのために時間を使いたい、一緒に過ごしたいと願う人、多いと思います。でも一方で、ただ「飼っている」だけに近い人も少なくないのかもしれません。
動物たちは人生の相棒でもある。

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コロナ禍の最中に巻き起こったペットブーム。
ペットブームは現在もなお継続中で、色々な方面で大きな問題を巻き起こしています。
飼育放棄や遺棄、それにこれは今に始まった事ではないのかもしれないけれど、悪質なペットショップ問題まで。

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先日聞いた話では、近所で保護猫の活動をしているマダムがスコティッシュ・フォールドの子猫を保護したそう。
病院に連れて行くとまだ生後4ヶ月くらいで体はノミだらけ。
痩せ細っていた様子から、きっと迎えてすぐに遺棄されたのだろうと。
その子は幸運にも素敵な里親さんが見つかったそうですが、安易にペットを迎えて飼いきれず飼育放棄する人がとても増えている現実。

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そして遺棄しないまでも、とりあえず飼っている、という状態の人も少なくありません。
犬をはじめ動物を迎えるってことは、その子の一生を責任を持って面倒見ることであり、感情のある生き物だからこそ喜びや嬉しさ、時には悲しみを共有することでもあるんです。
いわば十数年間を共に歩む人生の相棒。

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多くの経験や体験、感情を分かち合う存在だと思っているので、ただご飯をあげてトイレついでの散歩をさせるだけでは、相棒にはとてもなれません。
一緒に時間を過ごし人生で起こり得る様々なことを分かち合う。
そういう年月を積み重ねることで家族になり相棒になっていくんですよね。
そしてそれは、私たちオーナーの時間を割くということでもあります。
愛ブヒが本当に喜ぶことをする

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時間を割く。
これって口では簡単に言えても実行するのは結構大変。
睡眠不足でも毎日の散歩は欠かせないし、暑い日は夜明け前から、寒い冬でもお構いなし。
日々のグルーミングやケアも必須なうえ、家でブヒが待っていると思うと遊びや旅行の制限もあるでしょう。

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筆者もそうですが、愛犬を迎えて生活スタイルが大きく変わった人はとても多く、やはり生活の中心が愛犬になるんです。
だからもし犬を迎えたいと思っている人がいたとして、自分の趣味や交友関係を目一杯楽しみたいと思っているのなら、迎えない方がいい。
そこに愛犬を同伴できるのなら話は別だけれど、せっかく迎えてもひとりで過ごさせる時間が多いのなら、動物を迎えるに適した時期ではないのです。

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もちろんオーナーの仕事中に留守番をこなすフレブルは多いけれど、多くのオーナーさんは帰宅が遅くならないよう気をつけたり、疲れていても帰宅後や週末は思い切りブヒと過ごす時間をとっています。
そのために自分の時間や睡眠時間を削るのを厭わず、「一緒に楽しむために迎えたのだから」と言い切る人がほとんど。
でも中にはそうじゃない人もいる。

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常に自分の楽しみを優先してしまうオーナーさんの場合、その子はただ飼われているという状態。
部屋の中でひとり過ごす時間は、きっととてつもなく孤独なのではないでしょうか。
多くの犬たちは散歩だったりドライブだったり、とにかくオーナーさんと一緒に何かをすることが大好き。
だから犬を迎えたらまず彼らが喜ぶことを優先する、この覚悟がなければドッグオーナーにはなれても相棒にはなれないんですよね。
だからもっと、愛を。

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愛犬ファーストで一緒に過ごす時間をとても大事にしているし、溢れるほどの愛情を注いでいる。
実際にその言葉を実行し、こう言い切れる人は本当に素敵なオーナーさんです。
実のところ、ペットにかける愛情について、最近少し勘違いしている人が増えたのかな、という気がしているのです。
これはペットブームとSNSの浸透が招いたようにも思うのですが、愛犬を飾り立てて映える写真を撮るのが目的の人が増えたと感じます。

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もちろん一緒に出かけたら記念に写真を撮りたいし、せっかく着せるならおしゃれな服を選びたいのは分かります。
けれど時々「犬の気持ちを無視ししてない?」と聞きたくなることも。
服が苦手な子に無理に服を着せたり、良い写真を撮るためにもはや嫌がっている愛犬をじっとさせて何度も撮影し直したりしている様子を目にすると、それって「愛犬と楽しむ」のではなく、なんだかアクセサリー感覚だなと。

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ペットにかける愛情ってね、素敵なものをたくさん買い与えることでも着飾ることでもなく、一緒に遊んだり優しく撫でたり健康に留意したり、そういうもっとシンプルなことなんです。
そして何より、感情のある生き物として、その気持ちを尊重して彼らが喜ぶ愛を注ぐこと。だからもっと、彼らが本当に欲しがる愛を。

Tienuskin/shutterstock
愛情のかけ方って人によって解釈が異なるけれど、某車メーカーの昔のキャッチコピーだった「モノより思い出」がしっくりきます。
一緒にたくさんの経験や体験をして多くの感情を共有し、それがいつの日か思い出になる。
何よりフレブルたち犬が欲しいのは、大好きなオーナーさんと1秒でも長く過ごす時間なのだから。
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