2024年7月1日3,110 View

2頭目も同じ犬種を迎えるメリットとデメリット

筆者を含め、愛ブヒの旅立ちを見送り、心が落ち着いた頃に2代目となるフレブルを迎えようかと迷っている人もいるのではないでしょうか。先日友人のひとりが2代目ブヒを迎えたのですが、やっぱり先代ブヒとの暮らしで培った経験やノウハウがあるからこそ、同じ犬種を迎えるのはメリットが大きいと教えてくれました。フレブルは一度ハマると底なし沼のように我々を魅了する犬種なので、また次にお迎えするのならやっぱりフレンチブルドッグ! と考える人も多いかと思いますが、今回は再びフレブルを迎えるメリットを考察してみたいと思います。

弱点を知っている

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namaki/Shutterstock

 

個体差はもちろんあれども、フレンチブルドッグは健康上の弱点が多い犬種です。

 

呼吸器系や関節のトラブルに先天的疾患の多さ、徹底した暑さ対策など、これらは全くフレブルのことを知らずに迎えるとびっくりするほど。

 

しかしこの弱点の多さゆえに、フレブルオーナーは愛犬の健康に関する様々な情報を仕入れ、それを実践してきました。

 

この知識はそのまま2頭目にも生かされるので、お迎えした瞬間からどんなところに気をつければ良いのか、家の中のレイアウトはどうすれば安全なのかなど、かなり細かい点にまで気づいて実行できるのです。

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Marieindublin/shutterstock

 

例えば件の友人は、お迎えの日に備えて家の中で危険だと思われる場所や物を徹底的に見直し、パピーが飲み込んだり齧る恐れのあるものは全て収納したそう。

 

また、初めての時は戸惑っていた甘え鳴きや要求吠え、トイレトレーニングといった事柄に対しても落ち着いて対応でき、しつけだって慣れたもの。

 

やはり1度経験していると2度目からは方法を体得しているのと、それに加え、こちらも経験値からくる心の余裕を持って接することができるようです。

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Lopolo/shutterstock

 

当然先代と同じタイプの子が来るかどうかは迎えるまでわからないけれど、基本的な注意点やケア、しつけは同じ。

 

それに、パピー期は粗相をしたり予想以上にやんちゃでオーナーさんが育犬ストレスに陥ることも多いけれど、2頭目だと「先代も最初のうちはこんな感じだったなあ」と懐かしく思い出し、かつ笑ってやり過ごす余裕があることにも自分で驚くことでしょう。

 

後悔を改善できる

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Oyls/Shutterstock

 

愛ブヒと毎日を暮らす中で、「これをやっておけばよかったな」と悔やむことってありませんか?

 

例えば小さな頃からの歯磨き習慣や雨ガッパやクレートに慣らしておくこと、人間の食べ物を欲しがらないようにしつけることなど、どのオーナーさんにも一つや二つは後悔とまでは言わなくとも、習慣付けておけば良かったと後になって思うことはあるはず。

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GoDog-Photo/shutterstock

 

2代目ブヒを迎えた友人は、今回は人間の食事中に食べているものをあげない、クレートに慣らしておく、就寝時は安全のためケージで寝かせるといった、先代の時にしておけば良かったと思うことを今からしつけているそうです。

 

例えばフレブル連れで旅行をしたいのなら、車での外出や家以外の場所で過ごすことを小さな頃からたくさん経験させるなど、2頭目だからこそ最初からできることってかなり多いんですよね。

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Touched by light images/Shutterstock

 

それに、フード選びのポイントや手作り食のレシピなんかもすでに知っていたり、先代の時から繋がっているフレブルオーナーの友人がいること、既知のかかりつけ医がいることも心強い点ではないでしょうか。

 

また、病気に関しても時期的に陥りやすい不調や罹りやすい病気、予防方法などをある程度知っているため、なるべく「体に悪いであろうこと」を避けて育てることもできます。

 

健康も生活も、両面から愛ブヒにベストな選択をしてあげられるのは、やはりかつての経験があるからこそなのです。

 

デメリットはないの?

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ここまでは再びフレブルを迎えるメリットをご紹介してきましたが、逆にデメリットはないのかと聞かれると、ひとつ思いつくのはオーナー側の年齢問題でしょうか。

 

仮に筆者が今からパピーを迎え、その子がレジェンド年齢まで一緒に過ごしてくれたとしたら、筆者は還暦を迎える(か通り越している)はず。

 

もちろんお迎えするからには思い切り長生きして欲しいと心底願いますが、自分の体力が保つのかが若干心配です。

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Job Narinnate/Shutterstock

 

そのために体力維持に努めるつもりでいるけれど、フレブルはパワーがある犬種のため迎える側の年齢や体力も問われます。

 

とりわけ体力が有り余っている3歳頃まではやんちゃぶりに振り回されることも予測できるので、もし再びフレブルとの暮らしを考えているのなら、自分の年齢とも相談すること。

 

また、年齢によってはいずれ自分の身に何かあった場合に、愛ブヒを安心して託せるところを確保しておくのも大切です。

 

この年齢問題をデメリットと捉えるかどうかは人ぞれぞれですが、お迎えするのが「命」である限り、あらゆる想定に備えておくことは必須なんです。

 

おわりに

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2代目ブヒをお迎えした友人は、毎日慌ただしくもとても幸せそうです。

 

パピーってこんなだったなあと先代の若かりし頃を思い出しながら、再びフレブルと手を繋いで歩む日々を絶賛満喫中。

 

もしあなたがもう一度犬を迎えようかと悩んでいるのなら、やっぱりフレブルが一番ではないでしょうか?

 

 

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