2024年11月24日2,580 View

はじめての旅行で成長したフレブルパピーのお話

今年も富士山の麓で開催され、大盛況に終わったフレブルLIVE。参加された皆様は楽しまれたでしょうか。筆者も2日間存分に、目一杯楽しんだ1人です。ただ、実は愛ブヒがまだ生後半年足らずのパピーのため、愛ブヒ連れでの参加には少し不安もありました。関西からの遠征組なので長距離の移動はもちろんですが、愛ブヒにとっては初めての旅行。しつけの面でもままならないことも多い中、トラブルなく行って帰って来られるのだろうかと、緊張しながらの参加でした。が、蓋を開けてみれば、フレブルLIVE旅を経験して愛ブヒはめちゃくちゃ成長したんです。

できないことができるように

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

Grisha Bruev/Shutterstock

 

長距離の移動に自宅以外の場所での宿泊。

 

会場ではものすごい数の人とブヒに囲まれるなど、目に映るもの全てが新鮮なパピーにとって、初のフレブルLIVE参加はめくるめく体験だったと思います。

 

実は筆者の愛ブヒ、この旅行まで外での排泄がほぼ出来ない子でした。

 

怖がりなのか神経質なのか散歩中に排泄をせず、帰宅してから慌ててトイレシートに滑り込む。

 

これが悩みの種でもあったんです。

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

Lee waranyu/shutterstock

 

昨今のドッグマナー的には自宅で排泄を済ませる方が良しとされているけれど、これでは遠出できません。

 

そのためイベント参加が決まってからは外で排泄コマンドを連呼し、旅行の日までわずかに2度、屋外でのおしっこに成功。

 

いや、少なっ!

 

最近はドッグラン併設のサービスエリア(SA)も多く、ドッグラン脇には犬のトイレが備えられています。

 

移動途中はそこでトイレをして欲しいし、宿泊先の客室で粗相されるのはとっても困る。

 

何より、排泄を我慢するのは体の負担になるだろうと心配でした。

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

Zanna Lecko/shutterstock

 

しかしまあ、何とかなるやろ精神で大量にオムツを積み込み、いざ出発してみると…。

 

最初の数回こそ車内で着用していたオムツを汚しましたが、何度目かのトイレ休憩で同じようにフレブルLIVEに向かう先輩ブヒたちがドッグトイレで排泄しているのを見ていたのか、「外でしても大丈夫なんだ」とばかりに突然お外トイレができるように。

 

これには筆者も目から鱗で、見て覚えるスピードの速さに驚愕。

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

Rachata Teyparsit/shutterstock

 

宿泊先でもトイレシートにちゃんとしてくれ、普段のしつけと新たな学びの融合(大袈裟ですが笑)に感激しました。

 

我が家のブヒは一人っ子ですが、多頭飼いの子は先輩ブヒの行動から多くを学びますよね。

 

とんでもない数のフレブルが集まるフレブルLIVEでは、その「学び」があちこちにあったのです。

 

たくさんのブヒと接して距離を覚える

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

ivSky/shutterstock

 

朝9時、開場と同時に意気揚々と入場するフレブルたち。

 

同じ時間・同じ場所にこれだけのフレブルが集まる機会は他にないため、そこは学びの殿堂でした。

 

来場ブヒの中にはおっとりさんもお転婆さんもヤンチャ系もガウガウ派もいるけれど、犬同士もオーナーさんの様子を見つつ、目が合ったフレブルと距離を測りながら交流していました。

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

MR.SOMKIAT BOONSING/shutterstock

 

オーナーさんも「うちの子の性格」をわかっていて、ガウガウさんでも「最初に抱っこした状態で匂いを嗅がせてもらうと大丈夫なんです」などとうまくご挨拶できるようコントロールしてくれます。

 

そのため筆者の愛ブヒも先輩ブヒに遊んでもらったり、時にはブヒレスの洗礼を受けるなど、いろんなタイプの仲間がいることをしっかり学んだ様子。

 

見ていると遊んでくれそうな相手を見つけては構ってアピールを仕掛けるなど、犬同士の距離感というやつを体得しているようでした。

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

Trin Wi/shutterstock

 

フレブルLIVEでは例え初めましての人でも「同じイベント参加仲間」という意識があるからか、オーナーさん同士もフレンドリー。

 

挨拶や言葉を交わす様子をちゃんとフレブルたちも見ていて、「ご主人が笑顔で話してるってことは、この人が連れている鼻ぺちゃなこの子もきっと良いやつなんだろう」と思っているのかもしれません。

 

これが普段の散歩だとなかなか初対面で親しげに話すことは難しいので、いい雰囲気の中で他のフレブルたちと接することができるのはこういうイベントならではの魅力なんですよね。

 

楽しむために来ている、という土台の底力

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

PH888/shutterstock

 

これだけの人とフレブルが集まっているのに大きなトラブルがない。

 

これは本当にすごいことです。

 

これには参加してくださる皆様の力が大きいですが、その根っこには「年に1度のフレブルLIVEを笑顔で楽しみたい」という気持ちがあるのではないでしょうか。

 

だからちゃんと愛ブヒを制し、目を離すことなく互いに快適な交流ができるよう誘導する。

 

来場してくださった方がそう思っているからこそ、フレブル同士もいい感じで交流ができるのだと感じます。

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

yhelfman/shutterstock

 

フレブルたちはご主人のことをよく観察しているので、オーナーさんの気持ちにとても敏感。

 

一緒に楽しもうという気持ちが伝わるのか、みんな空気を読んでくれているんですね。

 

だからこそ、まだ社会経験が少ないパピーにとっては最高の学びの場となるんです。

 

先輩ブヒたちが自分のオーナーさんと結んだ絆は行動となって現れるので、新米ブヒたちはそれを目にすることでオーナーとの信頼関係の築き方を見て覚えます。

 

その「学び」のモデルケースが山ほどいる、それがフレブルLIVEでした。

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

Tienuskin/shutterstock

 

人間も無理強いされるよりも楽しみながら吸収したことの方が身につくけれど、これはフレブルも同じ。

 

結果、まだ青二才の愛ブヒはフレブルLIVE旅を終え、何倍にも成長したように思います。

 

旅は人を成長させるというけれど、それはそのまんま、フレブルにも当てはまるんですね。

 

おわりに

フレンチブルドッグ,フレブルLIVE,パピー

Tienuskin/shutterstock

 

パピーのイベントデビューはワクワクよりハラハラの方が大きいかもしれません。

 

けれど同じ犬種が集まるイベントだと、そこは究極の学びの場となる。

 

今回筆者はそのことを痛感しました。

 

宿泊や長距離移動を伴うイベント参加はパピーにとって負担もあるかもしれませんが、そこはオーナーさんのサポート次第。

 

まだ若いうちのイベント参加や旅は、社会性を身につける最高の機会になるんですね。

 

 

 

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