2025年4月13日833 View

フレブルが夏よりも春にダイエットすべき理由

なんだか今年は暑くなるのが早いような気もしますが、年々夏が暑く、しかも長くなっているように思います。これは暑さに弱いフレブルにとって非常に残念なことですが、残念がっていたとてやっぱり今年も夏はやってくるのです。いや、もはやすぐそこまで迫っているといっても良いでしょう。なにせ最近は昼間の気温が夏日に差し掛かる地域もあるので、私たちにあまり時間は残されていない…って、「何の?」とお思いでしょうか。そう、愛ブヒのダイエットの時間です。フレブルはそもそも熱中症リスクが非常に高い犬種ですが、太っているとそのリスクはさらに上がるため、わがままボディを持つフレブルは今のうちにダイエットをしておくべし、なのですよ。

ぽっちゃり、も可愛いんだけどさ。

フレンチブルドッグ,ダイエット

Lapina/Shutterstock

 

ころんとまあるいボディはフレブルの大きな魅力ではあるのですが、健康を意識する上で適正体重をキープするのはとても大切なこと。

 

体格によって体重は個体差があるため、一概に何kgがフレブルの適正体重ですとは言えませんが、助骨がうっすらと触れるくらいで上から見たときにウエストにくびれがあるのが理想的な体型です。

 

しかし、悲しいことにフレンチブルドッグは太りやすいとされている犬種。

 

しかも元々の体型が筋肉質でがっしりとしているため、多少サイズアップしても筋肉なのか脂肪なのかの判断がつきにくく、知らぬ間にぽちゃぽちゃワガママボディへと進化していることもよくあります。

 

特に避妊や去勢手術をした後は太りやすくなり、かつ食欲旺盛な子も多いので、フレブルオーナーにとって愛ブヒの体重管理は長く付き合っていく必要がある必須課題。

フレンチブルドッグ,ダイエット

GH Studio/shutterstock

 

なお、見た目に反して運動神経抜群のフレブルですが、鼻が短く呼吸がしにくいため激しい運動には不向き。

 

とりわけ暑くなってくると屋外での運動がNGになるため、夏に太りやすくなる傾向にあります。

 

肥満になることで脂肪で気管が圧迫され呼吸困難を起こしやすくなるほか、短頭種特有の短頭種気道症候群が悪化したり、体内の熱を逃しにくくなるため熱中症になりやすくなるんです。

フレンチブルドッグ,ダイエット

Aneta Jungerova/shutterstock

 

つまり、肥満って熱中症にとってはかなり厄介。

 

もちろん、熱中症以外にも関節への負担や糖尿病、心臓病リスクもあり、適正体重の犬と比べても肥満犬は寿命が短いことが研究によってわかっているんです。

 

ならば、夏を迎える前に適正体重を目指そうではないですか。

 

ダイエットって我々もつい「明日から」と先延ばしがちですが、夏が目前に迫っている今、愛ブヒの健康のためにすぐ始めないと間に合いませんよ〜!

 

ダイエット成功の鍵は食事管理にあり

フレンチブルドッグ,ダイエット

Tienuskin/shutterstock

 

人間の場合はダイエットするとなればまず運動をイメージするけれど、正直フレブルたち犬のダイエットで肝心なのが食事管理。

 

筆者も以前かかりつけの獣医さんに犬は運動ではなかなか痩せないと言われたことがあり、当時ぽっちゃりだった先代ブヒは食事管理でダイエットに成功した記憶があります。

 

まず、基本のご飯は1日の適正量内に収めること。

 

低脂肪かつ高タンパクなフードを選ぶのはもちろんですが、愛ブヒの年齢や体重によって必要な1日のカロリーを把握し、トッピングをする場合はその分のカロリーも計算に入れ忘れないよう要注意。

 

早食いを防止もかねてフードを複数回に分けてあげると、食べるスピードが遅くなることで満腹感が得られやすくなりますよ。

フレンチブルドッグ,ダイエット

praditkhorn somboonsa/shutterstock

 

そして、やはり一番の難関はおやつですよね。

 

我が家もですが、ドッグオーナーさんのおうちでは、例えばトイレシートで排泄ができたらおやつ、など、しつけのご褒美としておやつをあげるシステムを採用しているおうちも多く、散歩中に犬友からおやつをもらうなんてのもよくあること。

 

家族以外からおやつをもらう場合は「ダイエット中なので」と正直に伝えて断るほか、自宅内でのご褒美おやつをヘルシーなものに変えるのもおすすめです。

 

茹でたブロッコリーやキャベツ、きゅうりといった野菜や小さく角切りしたりんごなど、市販の犬用おやつと比べてヘルシーかつ低カロリーなものにシフトしましょう。

フレンチブルドッグ,ダイエット

Lee-waranyuStudio13lights/shutterstock

 

もちろん、毎日の運動もやはり大切。

 

気温が高い日や雨の日は外を散歩できないけれど、そんな時はおもちゃを使った遊びなどで程よく体を動かす習慣をつけるようにしてくださいね。

 

焦らず急かずじっくり取り組んで

フレンチブルドッグ,ダイエット

Tienuskin/shutterstock

 

仮に犬が5kgで人間が60kgの場合、犬にとっての1kgは人間の12kgに相当すると言われています。

 

私たちがダイエットで12kgも落とそうとしたら、健康的に行う場合は長期戦を覚悟して日々努力するしかない数字ですよね。

 

フレブルたちのダイエットも同じで、1kgや2kg程度ならすぐに落ちるはずなんて思ってはいけません。

 

彼らにとって1kg落とすことは、我々換算で10kg以上のダイエットになるんです。

 

だから急激に体重を落とそうとは考えず、長期的な計画を立ててじっくり取り組むこと。

 

急激に体重を落とそうとすれば栄養バランスが崩れて筋肉量の減少にも繋がるので、目安は月に5~10%程度の減量を目指すのが理想的。

 

夏が来てしまってからではなく、暑くなるまでに余裕がある今のうちからダイエットを始めよう、というのはそういう意図もあるんですよ。

 

なお、もし愛ブヒに持病があったり極端に肥満体型の場合は、自己流ではなく必ず獣医師と相談しながら行うことも大切です。

 

おわりに

フレンチブルドッグ,ダイエット

Tienuskin/shutterstock

 

フレブルがかかりやすい病気のなかでも、熱中症はオーナーの努力次第で予防できる病気です。

 

その予防のためには愛ブヒの体重管理は重要事項。

 

ぽっちゃり系ブヒは確かに可愛いけれど、熱中症リスクを減らすためにも必要ならダイエットを開始してくださいね。

 

 

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フレブルオーナーがなによりも気をつけたいこと

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