【最期に最高のありがとうを】命を全うし旅に出るレジェンドブヒたちへ。キミに贈るはなむけのコトバ。
当サイトでレジェンドと呼ばれるご長寿ブヒの取材をしたり、個人的に出かけたイベントでレジェンド年齢のフレブルに出会ったりと、ここ数年でたくさんのハイシニアブヒと出会いました。すっかり白くなったお顔、フェアリー期と呼ばれる理由が一見してわかる妖精のようなその佇まい。どの子もみんな違ってみんな可愛く、歳の重ね方も様々。でも彼や彼女らはレジェンドゆえ、フレンチブルドッグの平均寿命を超えた子ばかり。だからね、遠くない将来旅立ちの日が来るってことも知っているんです。それはとても切なくて悲しくてポロリと涙が溢れるけれど、それでもこれだけは伝えたい、そんなコトバを贈らせてください。
重ねた年齢の全てに愛を織り込んだ存在。
ゆっくりと歩むその姿、白濁した瞳。でも撫でてくれる人を的確に嗅ぎ分けて甘えるその姿。
レジェンド年齢に達したフレンチブルドッグは、多分この世で一番可愛い存在なのではないかと思います。
だからなのか、わかっていても別れは辛い。
十分すぎる年齢まで一緒にいてくれたからいつ旅立っても仕方がないんだと頭ではわかっているけれど、歳と共に痩せてしまった体を撫でられなくなること、少し香ばしい肉球の香りを嗅ぐこと。
そしてその重量をこの手で感じられなくなることが、とても寂しいのです。
でもその反面、きっと君たちが好きだった満面の笑顔で大きく手を振りながら送り出したいという気持ちもあります。
そういえば長寿を全うし大往生した故人の葬儀でお赤飯を食べる風習がある地域がありますが、レジェンド年齢になり旅立つ子たちにはきっと、そういう見送り方が似合うんだろうな。そんなことも考えます。
思えば今まで出会ったレジェンドの子たちは皆千差万別。
大人になってから愛される幸せを知った子もいれば、病弱で長くは生きられないと宣告されつつ驚くほどの長命を全うした子、ヤンチャなままシニアになりその名残を残したままお空に駆けて行った子まで、本当に様々。
でも、どの子の顔も満足そうで、ああ、みんな愛されて大事にされていたんだなと分かる表情をしています。
だからでしょうか、悲しさや寂しさよりも、大きな笑顔で送り出してあげたいと思うのは。
これからも忘れることなんてないんだろう。
365日、それをレジェンドと呼ばれる年齢まで十数年。
君との間に積み上げた日々はもう山のようで、不思議とそのどれもが色鮮やかに思い出せるのです。
ちょっとおブスな寝顔やいびきの音色、マジで毒ガスなんじゃないのかと思うほどのオナラの匂いまで。
その思い出の中には良いことも悪いことも笑えることも泣けることもたくさんあって、それらを全部一緒に乗り越えてきた存在だってこと、忘れた事は一度もない。
だから安心してお空に駆け上がって良いんだよ。こちらを振り返りながら心配そうに向かうなら、きっと私たちは泣いてしまうから。
いつものように前だけを見て真っ青な空をかけあがったなら、そこで多くの仲間が待ってくれているはず。
でもね、送り出してしばらくは、思い出して泣いちゃうんだろうな。
それはいくら長生きしてくれたとしても、苦しむことなく旅立ったとしても、その大きな存在感を埋める他の何かなんてないのだから。
それでもレジェンドと呼ばれる年齢まで立派に生き抜いてくれたことを誇りに思うし、何よりも少しでも長く君と過ごすという最高のギフトを私たちにくれたことに、最大のありがとうを。
そう、出会ってくれたこと、うちの子になってくれたこと、一緒にいろいろな出来事を乗り越えてくれたこと、その全部に「ありがとう」。
だから笑って手を振ろう。
ずっとフォローしていたり実際会ったことのあるレジェンドたちが旅に出たことを知ると、無意識のうちにドバーッと涙が溢れます。
そしてこの日にお空に旅立ちますというお知らせを目にすると、その日に空を見上げて、同じ空の下でフレンチブルドッグという犬種同士で繋がった仲間の旅立ちに手を振るのです。
できるだけ大きく、遠くからも見えるように。
きっとこういう風に旅に出る仲間を送り出すフレブルオーナーさんは多いはず。
アナタが左右に振ったその手は、この世を後にするブヒからも見えていますよ。
思うに、人間が好き、オーナーさんが好き、甘えるのが大好きな彼らが最後に見たいものは、好きな人たちの笑顔なんだろうな。
だから安心して彼らが旅立てるように、サヨナラの時が来たら無理にでも笑顔を作ろう。悲しくても笑おう。そう心に決めています。
君が私たちの人生に最高の時間をもたらしてくれたから、私たちも君の命の最期に最高のありがとうを伝えなくちゃいけないんです。笑顔とともに。
最後のひと息をつく、その時まで
私たちの一生と比べてずっと早く旅立つ彼らと暮らすのは、ある意味サヨナラを前提に彼らを迎え入れることに他なりません。
だから目一杯の愛を注ぎ、最後のひと息をつくその時まで向き合って生きていたい。
そしてお迎えがやってくるその刹那、彼らの瞳に笑顔の私たちが映ること。
ありがとう、大好きだよと伝えること。
サヨナラした後も思い出すこと。
絶対に忘れないから、安心して彼らが旅立てるように。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【取材】川口春奈とアムのやさしい世界。ー大人気女優は生粋のフレブルラバー
いまをときめく人気女優が、フレンチブルドッグラバーであるという事実。
そうです、その人は川口春奈さん。
アムちゃんというパイドの女の子と暮らしています。
話を聞けば聞くほど、そして春奈さんとアムちゃんのやりとりを目の当たりにするほどに、そのフレンチブルドッグ愛がわたしたちのそれとまったく同じであることに、なんだかうれしくなってしまったのでした。
春奈さんとアムちゃんのすてきな暮らしを、BUHI編集長の小西がいつくしみながら、切り取らせていただきます。
-
【イベントレポ】のべ6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグが集結!「フレブルLIVE2023」の全貌大公開!
第二回『French Bulldog LIVE 2023(フレブルLIVE)』が、無事閉幕しました!
今年は思い切っての2daysチャレンジ。当日までどうなるかドキドキでしたが…なんと、のべ「6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグ」が集結。
開催地の山中湖はもちろんのこと、道中のサービスエリアもフレブルだらけで、他犬種のオーナーさんは「何があるんですか!?」と驚いていたとか(そりゃそうだ笑)。
さぁみなさん、いよいよ「フレブルLIVE 2023」のレポートをお届けです!
今年参加してくださった方も、来年こそと意気込んでくださっている方も、臨場感たっぷりのレポートをお楽しみください!
フレブルLIVE -
【愛ブヒのお肌に悩む方へ】THE fu-do(ザ・フード)を食べて「納得のいくお肌」になるまでの、3ステップとは!?
販売からわずか半年で20万食を突破し、満足度95%を超える「THE fu-do(ザ・フード)」。
フレンチブルドッグの中でも特にお肌に悩む子には、積極的にお召し上がりいただきたい!
そして、どうか焦らないでください。フレンチブルドッグの体質を踏まえると、納得のいくお肌になるためには、最低でも3ヶ月はかかります。
でも大丈夫。今回は、すこやかなお肌を目指すための「3ステップ」をお伝えします! 毎日のボディチェックが、ますます楽しくなりますよ。
ザ・フード -
【PUFFY出演決定!】フレブルLIVE 出演アーティスト発表【第一弾!】
今年の『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
「フレブルLIVE」の特徴は、二日間でコンテンツが異なること。
一日目は愛ブヒとオーナーさんが主役の参加型コンテンツ。そして二日目は、アーティストによる音楽フェスが中心です!
今回は、音楽フェス(二日目)の出演アーティスト発表第一弾!
なんと、オーナーにも「世代」が多いPUFFYの出演が決定しました!
フレブルLIVE -
【ロッチ出演決定!】フレブルLIVE「11/9(土)」の司会はフレブルラバーのロッチ!
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
一日目は愛ブヒとファミリーが主役になる、参加型コンテンツ。
二日目はアーティストを呼んで、史上初の愛ブヒと楽しめる音楽フェスを開催。
2daysで大きく内容が異なるのも「フレブルLIVE」の魅力です。
そして…今年の司会は、待望の「ロッチ」が登場!
みなさん! ついにロッチのお二人が「フレブルLIVE」にやってきます!
フレブルLIVE -
【肉球の香りがするビール、誕生】イラストは千原ジュニアさん【フレブルLIVEで先行販売!】
『French Bulldog LIVE 2024(フレブルLIVE)』は、11/9(土)-10(日)の2days!
今年は例年以上に反響があり、二日間ともに駐車場付きチケットがSold outとなりました!
年々パワーアップしている「フレブルLIVE」ですが、今年はオリジナルのクラフトビールを制作。
世界初・肉球の香りがするビールで、その名も「Paw Pad Ale」。
パッケージのイラストは、なんと千原ジュニアさんが手がけてくださいました。
フレブルLIVEにて、先行販売いたします!
フレブルLIVE
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
7周年特別企画「プロジェクト7」
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】FBL編集部の「アバウトな幸福論」
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。