【最期に最高のありがとうを】命を全うし旅に出るレジェンドブヒたちへ。キミに贈るはなむけのコトバ。
当サイトでレジェンドと呼ばれるご長寿ブヒの取材をしたり、個人的に出かけたイベントでレジェンド年齢のフレブルに出会ったりと、ここ数年でたくさんのハイシニアブヒと出会いました。すっかり白くなったお顔、フェアリー期と呼ばれる理由が一見してわかる妖精のようなその佇まい。どの子もみんな違ってみんな可愛く、歳の重ね方も様々。でも彼や彼女らはレジェンドゆえ、フレンチブルドッグの平均寿命を超えた子ばかり。だからね、遠くない将来旅立ちの日が来るってことも知っているんです。それはとても切なくて悲しくてポロリと涙が溢れるけれど、それでもこれだけは伝えたい、そんなコトバを贈らせてください。
重ねた年齢の全てに愛を織り込んだ存在。

KarinR/shutterstock
ゆっくりと歩むその姿、白濁した瞳。でも撫でてくれる人を的確に嗅ぎ分けて甘えるその姿。
レジェンド年齢に達したフレンチブルドッグは、多分この世で一番可愛い存在なのではないかと思います。
だからなのか、わかっていても別れは辛い。

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十分すぎる年齢まで一緒にいてくれたからいつ旅立っても仕方がないんだと頭ではわかっているけれど、歳と共に痩せてしまった体を撫でられなくなること、少し香ばしい肉球の香りを嗅ぐこと。
そしてその重量をこの手で感じられなくなることが、とても寂しいのです。
でもその反面、きっと君たちが好きだった満面の笑顔で大きく手を振りながら送り出したいという気持ちもあります。

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そういえば長寿を全うし大往生した故人の葬儀でお赤飯を食べる風習がある地域がありますが、レジェンド年齢になり旅立つ子たちにはきっと、そういう見送り方が似合うんだろうな。そんなことも考えます。
思えば今まで出会ったレジェンドの子たちは皆千差万別。

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大人になってから愛される幸せを知った子もいれば、病弱で長くは生きられないと宣告されつつ驚くほどの長命を全うした子、ヤンチャなままシニアになりその名残を残したままお空に駆けて行った子まで、本当に様々。
でも、どの子の顔も満足そうで、ああ、みんな愛されて大事にされていたんだなと分かる表情をしています。
だからでしょうか、悲しさや寂しさよりも、大きな笑顔で送り出してあげたいと思うのは。
これからも忘れることなんてないんだろう。

tsik/shutterstock
365日、それをレジェンドと呼ばれる年齢まで十数年。
君との間に積み上げた日々はもう山のようで、不思議とそのどれもが色鮮やかに思い出せるのです。
ちょっとおブスな寝顔やいびきの音色、マジで毒ガスなんじゃないのかと思うほどのオナラの匂いまで。

bozsja/shutterstock
その思い出の中には良いことも悪いことも笑えることも泣けることもたくさんあって、それらを全部一緒に乗り越えてきた存在だってこと、忘れた事は一度もない。
だから安心してお空に駆け上がって良いんだよ。こちらを振り返りながら心配そうに向かうなら、きっと私たちは泣いてしまうから。
いつものように前だけを見て真っ青な空をかけあがったなら、そこで多くの仲間が待ってくれているはず。

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でもね、送り出してしばらくは、思い出して泣いちゃうんだろうな。
それはいくら長生きしてくれたとしても、苦しむことなく旅立ったとしても、その大きな存在感を埋める他の何かなんてないのだから。
それでもレジェンドと呼ばれる年齢まで立派に生き抜いてくれたことを誇りに思うし、何よりも少しでも長く君と過ごすという最高のギフトを私たちにくれたことに、最大のありがとうを。

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そう、出会ってくれたこと、うちの子になってくれたこと、一緒にいろいろな出来事を乗り越えてくれたこと、その全部に「ありがとう」。
だから笑って手を振ろう。

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ずっとフォローしていたり実際会ったことのあるレジェンドたちが旅に出たことを知ると、無意識のうちにドバーッと涙が溢れます。
そしてこの日にお空に旅立ちますというお知らせを目にすると、その日に空を見上げて、同じ空の下でフレンチブルドッグという犬種同士で繋がった仲間の旅立ちに手を振るのです。
できるだけ大きく、遠くからも見えるように。

MatveevKirill/shutterstock
きっとこういう風に旅に出る仲間を送り出すフレブルオーナーさんは多いはず。
アナタが左右に振ったその手は、この世を後にするブヒからも見えていますよ。
思うに、人間が好き、オーナーさんが好き、甘えるのが大好きな彼らが最後に見たいものは、好きな人たちの笑顔なんだろうな。

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だから安心して彼らが旅立てるように、サヨナラの時が来たら無理にでも笑顔を作ろう。悲しくても笑おう。そう心に決めています。
君が私たちの人生に最高の時間をもたらしてくれたから、私たちも君の命の最期に最高のありがとうを伝えなくちゃいけないんです。笑顔とともに。
最後のひと息をつく、その時まで

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私たちの一生と比べてずっと早く旅立つ彼らと暮らすのは、ある意味サヨナラを前提に彼らを迎え入れることに他なりません。
だから目一杯の愛を注ぎ、最後のひと息をつくその時まで向き合って生きていたい。
そしてお迎えがやってくるその刹那、彼らの瞳に笑顔の私たちが映ること。

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ありがとう、大好きだよと伝えること。
サヨナラした後も思い出すこと。
絶対に忘れないから、安心して彼らが旅立てるように。
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