2021年6月13日3,911 View

家の中に『愛ブヒだけの空間』がある?フレブルが心から落ち着ける居場所が、そのまま心身の健康を培う。

アナタのフレンチブルドッグ、普段自宅の中ではどのように過ごしているでしょうか? ソファや自分のベッドなど、それぞれお気に入りの場所で寛いでいることが多いフレブルだけれど、もうすぐ7歳になる相棒ブヒと暮らす筆者は最近“ケージ”の重要性を改めて見直したところです。ケージって場所を取るしデザイン的にもインテリアにそぐわないし、愛ブヒが落ち着いて留守番できるようになってからは何度も撤去を考えていました。でも実は、その空間はいつの間にか愛ブヒにとっての『セーフティースペース』になっていたのです。

パピーの頃と今ではケージの意味が変わったみたい。

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

StrDr stock/shutterstock

 

フレブルを迎えると決めた時にまず用意したのがケージでした。

 

当初「留守番や就寝はケージ内で」というおうちルールを導入していたため、まだパピーの愛ブヒにとっては、人間にくっついていたいのに離れさせられる嫌な場所だったはず。

 

なんとかケージを好きになってもらおうとオヤツをケージ内であげるなど様々な工夫をしたものの、ケージの中から家族の姿が見えなくなると恐るべきアイデアとパワーで脱出するように

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Stefan Holm/shutterstock

 

もはやここに閉じ込めるのは逆に危険…そう判断して以降、ケージの扉は常に開け放ったままに。

 

それは愛ブヒのおもちゃ箱とペットベッドが鎮座する“場所を取る家具の一部”となっていたのです。

 

ちなみに相棒ブヒが過ごす日中の定番の居場所はソファの上。

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Bokehboo Studios/shutterstock

 

眠る時は私のベッドで一緒に寝るため、リビングの一角を占めるケージの存在に意義を感じなくなっていました。本当に、いる? と。

 

が、そこから少しずつ成長し2歳を過ぎ落ち着きが出てきた頃、ゆっくり休みたい時は自らケージに入って寝るようになりました。

 

例えばたくさん走って疲れた時や気分的にあまり構われたくないであろう時など、スッとケージにインして自分のベッドで心地良さそうに、寛ぐように。

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Aleksandra Baranoff/shutterstock

 

そう、私たちオーナーが知らないうちに、愛ブヒにとってのケージは安心して過ごせる自分だけのスペースになっていたのです。

 

ひとりになりたい時に休める場所を。

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Sbolotova/shutterstock

 

友人や家族とワイワイするのが好きな人も、時にはひとりでのんびり、ゆっくりと過ごしたい時間というのは必ずあるはず。

 

きっとそれはフレブルも同じで、いくら甘えん坊でも心身ともにすっかり成長したブヒにとって「自分だけの時間」は心と体を休めるために必要なんです。

 

我が家の場合、愛ブヒが自分だけの時間を過ごせるスペースはケージですが、ケージを置いてあるリビングが騒がしい時には誰もいない部屋で寝そべっていることも。

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Peerapon Yaemma/shutterstock

 

だから、ここ数年はどの部屋にも相棒用のベッドやクッションを置くように。

 

ちなみにケージはリビングの隅。人が移動する動線や道路に面した窓からは少し離れた位置に置いてあり、より落ち着けるよう布でカバーをかけています。

 

これは犬の野生の名残らしい洞穴で暮らしていた本能を満たすためで、周囲が囲われた場所にいる方が安心感が増すという文献を参考にしたもの。

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Bussakorn Ewesakul/shutterstock

 

ついでにエアコンの風が直接当たるのを避けられるなどの理由もあります。

 

フレンチブルドッグは甘えん坊だし寂しがり屋だからと開放的な空間にペットベッドを置く人も多くいます。

 

しかし、実は犬にとって周囲から丸見え状態というのは警戒心が解けないもの。

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Yury Ku/shutterstock

 

身を潜めて静かに眠れる場所こそが、彼らにとっての癒しスポットなんです。

 

「ちょっと今はひとりゆっくりしていたい…」そんな気分の時に入り込める自分だけのスペースがあるというのは、深い休息を取るためにはマストだったんですね。

 

ケージ以外のブヒ空間アイデア。

 
フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Anastasiya Tsiasemnikava/shutterstock

 

ケージが大切というのはわかったけれど、既にケージを撤去してしまっていたり最初から利用していないオーナーさんもいるでしょう。

 

そういう場合、どうやって愛ブヒだけのスペースを確保すれば良いのでしょうか。

 

アイデアを挙げると、子供用やペット用のティピーテント(アメリカインディアンの住居をモチーフにした三角形のテント)を利用したり、お部屋の隅の一角にペットベッドを設置して、周囲の最低2面を何かで覆ってあげるのがコツ。

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

hypersoulz/shutterstock

 

設置場所は家族の様子が見渡せるリビングなどが最適で、外からの匂いや音を察知しにくく、できるだけ静かに過ごせるドアや窓から離れた位置が理想的です。

 

インテリアにこだわるオーナーさんならおしゃれなデザインが豊富に揃うティピーテントがおすすめだし、ドーム型になったペットベッドを使う方法もかなりお手軽。

 

またクレートを室内の居場所がわりに利用すれば、クレートそのものに慣れるので外出時にすんなり入ってくれるようになりますよ。

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Pau Novell Aran/shutterstock

 

これらのアイデアは既にケージを撤去した人にも、これからフレブルを迎えようと思っているけれどケージを置くスペースに悩む人にも有効です。

 

ちなみにフレブルも、年齢を重ねるほど自分だけの安心できる場所でゆっくり寝たがることが増えるもの。

 

今まで特にそういった空間を作っていなかった場合でも、新たに設置することをおすすめします。

 

『上質なリラックス』で健康的な休息を

フレンチブルドッグ,ケージ,健康,ストレス

Irina007/shutterstock

 

心から安心して深い眠りにつくことや、誰にも邪魔されない落ち着いた時間を過ごすことは、ストレス解消するうえで欠かせないポイント。

 

上質な休息は健康にも大きく影響するので、相棒に長く元気でいてもらうためにもリラックスできるスペースを確保してあげてくださいね。

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

頑固なフレブルに『我慢をさせない』ために…日常をチェックして“防ぐ”健康管理を[特集:ミドルシニアLIFE]

いいなと思ったらシェア

おすすめ記事

特集

特集一覧