家の中に『愛ブヒだけの空間』がある?フレブルが心から落ち着ける居場所が、そのまま心身の健康を培う。
アナタのフレンチブルドッグ、普段自宅の中ではどのように過ごしているでしょうか? ソファや自分のベッドなど、それぞれお気に入りの場所で寛いでいることが多いフレブルだけれど、もうすぐ7歳になる相棒ブヒと暮らす筆者は最近“ケージ”の重要性を改めて見直したところです。ケージって場所を取るしデザイン的にもインテリアにそぐわないし、愛ブヒが落ち着いて留守番できるようになってからは何度も撤去を考えていました。でも実は、その空間はいつの間にか愛ブヒにとっての『セーフティースペース』になっていたのです。
パピーの頃と今ではケージの意味が変わったみたい。
フレブルを迎えると決めた時にまず用意したのがケージでした。
当初「留守番や就寝はケージ内で」というおうちルールを導入していたため、まだパピーの愛ブヒにとっては、人間にくっついていたいのに離れさせられる嫌な場所だったはず。
なんとかケージを好きになってもらおうとオヤツをケージ内であげるなど様々な工夫をしたものの、ケージの中から家族の姿が見えなくなると恐るべきアイデアとパワーで脱出するように…。
もはやここに閉じ込めるのは逆に危険…そう判断して以降、ケージの扉は常に開け放ったままに。
それは愛ブヒのおもちゃ箱とペットベッドが鎮座する“場所を取る家具の一部”となっていたのです。
ちなみに相棒ブヒが過ごす日中の定番の居場所はソファの上。
眠る時は私のベッドで一緒に寝るため、リビングの一角を占めるケージの存在に意義を感じなくなっていました。本当に、いる? と。
が、そこから少しずつ成長し2歳を過ぎ落ち着きが出てきた頃、ゆっくり休みたい時は自らケージに入って寝るようになりました。
例えばたくさん走って疲れた時や気分的にあまり構われたくないであろう時など、スッとケージにインして自分のベッドで心地良さそうに、寛ぐように。
そう、私たちオーナーが知らないうちに、愛ブヒにとってのケージは安心して過ごせる自分だけのスペースになっていたのです。
ひとりになりたい時に休める場所を。
友人や家族とワイワイするのが好きな人も、時にはひとりでのんびり、ゆっくりと過ごしたい時間というのは必ずあるはず。
きっとそれはフレブルも同じで、いくら甘えん坊でも心身ともにすっかり成長したブヒにとって「自分だけの時間」は心と体を休めるために必要なんです。
我が家の場合、愛ブヒが自分だけの時間を過ごせるスペースはケージですが、ケージを置いてあるリビングが騒がしい時には誰もいない部屋で寝そべっていることも。
だから、ここ数年はどの部屋にも相棒用のベッドやクッションを置くように。
ちなみにケージはリビングの隅。人が移動する動線や道路に面した窓からは少し離れた位置に置いてあり、より落ち着けるよう布でカバーをかけています。
これは犬の野生の名残らしい洞穴で暮らしていた本能を満たすためで、周囲が囲われた場所にいる方が安心感が増すという文献を参考にしたもの。
ついでにエアコンの風が直接当たるのを避けられるなどの理由もあります。
フレンチブルドッグは甘えん坊だし寂しがり屋だからと開放的な空間にペットベッドを置く人も多くいます。
しかし、実は犬にとって周囲から丸見え状態というのは警戒心が解けないもの。
身を潜めて静かに眠れる場所こそが、彼らにとっての癒しスポットなんです。
「ちょっと今はひとりゆっくりしていたい…」そんな気分の時に入り込める自分だけのスペースがあるというのは、深い休息を取るためにはマストだったんですね。
ケージ以外のブヒ空間アイデア。
ケージが大切というのはわかったけれど、既にケージを撤去してしまっていたり最初から利用していないオーナーさんもいるでしょう。
そういう場合、どうやって愛ブヒだけのスペースを確保すれば良いのでしょうか。
アイデアを挙げると、子供用やペット用のティピーテント(アメリカインディアンの住居をモチーフにした三角形のテント)を利用したり、お部屋の隅の一角にペットベッドを設置して、周囲の最低2面を何かで覆ってあげるのがコツ。
設置場所は家族の様子が見渡せるリビングなどが最適で、外からの匂いや音を察知しにくく、できるだけ静かに過ごせるドアや窓から離れた位置が理想的です。
インテリアにこだわるオーナーさんならおしゃれなデザインが豊富に揃うティピーテントがおすすめだし、ドーム型になったペットベッドを使う方法もかなりお手軽。
またクレートを室内の居場所がわりに利用すれば、クレートそのものに慣れるので外出時にすんなり入ってくれるようになりますよ。
これらのアイデアは既にケージを撤去した人にも、これからフレブルを迎えようと思っているけれどケージを置くスペースに悩む人にも有効です。
ちなみにフレブルも、年齢を重ねるほど自分だけの安心できる場所でゆっくり寝たがることが増えるもの。
今まで特にそういった空間を作っていなかった場合でも、新たに設置することをおすすめします。
『上質なリラックス』で健康的な休息を
心から安心して深い眠りにつくことや、誰にも邪魔されない落ち着いた時間を過ごすことは、ストレス解消するうえで欠かせないポイント。
上質な休息は健康にも大きく影響するので、相棒に長く元気でいてもらうためにもリラックスできるスペースを確保してあげてくださいね。
こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。
おすすめ記事
-
【取材】ロッチ中岡〜そのフレブル愛、ガチ中のガチ。隠れブヒラバーが語る、細かすぎる魅力とは〜【前編】
みなさんが愛犬家ならぬ“愛ブヒ家”として思い浮かぶ芸能人といえば、草彅剛さん、レディー・ガガさんなど、フレブルを飼っている方が多いと思います。が、ロッチ中岡さんも、じつは大のフレブルラバーだというのをご存知ですか? フレブルを飼っていないのにもかかわらず、中岡さんのインスタグラムを覗くと、たくさんのフレブルアカウントがフォローされていて、わが『FRENCH BULLDOG LIFE』モデルのnicoやトーラスも、その中の一頭。
そんな中岡さんに、フレブルの魅力を語っていただきました。そのブヒ愛っぷりは、思ってた以上! ガチ中のガチでした!?
取材 -
【取材】9歳で脳腫瘍を発症し「4年7ヶ月間」生存。フレンチブルドッグ・桃太郎の奇跡と軌跡
愛犬が「脳腫瘍」と診断されたとき、言葉にできない絶望感を味わうことと思います。筆者も脳腫瘍で愛犬が旅立ったひとり。だからこそ、どれほど厄介で困難な病気かを理解をしているつもりです。「発症から1年生存すれば素晴らしい」とされるこの病気。
ところが、フレンチブルドッグの桃太郎は9歳で脳腫瘍を発症し、なんと4年7ヶ月間も生き抜いたのです。旅立ったときの年齢は13歳と11ヶ月、レジェンド級のレジェンドでした。さらには、治療後3年間は一度も発作が起きなかったといいます。
この事実はフレンチブルドッグだけでなく、脳腫瘍と闘う多くの犬たちに勇気と希望を与えるに違いありません。桃太郎のオーナーである佐藤さんご夫婦に、治療の選択やケアについて詳しくお話しをうかがいました。
取材 -
【愛ブヒの旅立ちを語る】BUHI編集長小西・FBL編集長チカ・代表ケンタ【鼎談(ていだん)】前編
愛ブヒの旅立ちはとても悲しいけれど、かならず迎えることになる現実です。けれども、その死はたくさんのことを教えてくれます。
わたしたちがそれを受け入れるのならば、あの子の存在はもっと強くなる。
愛ブヒを亡くした三人(BUHI編集長小西秀司・FBL編集長チカ・代表ケンタ)が、その思いを赤裸々に語りました。
虹の橋 -
【取材】上沼恵美子さん「もう一回だけ抱きしめたい」愛犬ベベとの12年間
運命の子はぼくらのもとにやってきて、流れ星のように去ってしまった。
その悲しみを語ることはなかなかむずかしい。
けれども、ぼくらはそのことについて考えたいし、泣き出しそうな飼い主さんを目の前にして、ほんのすこしでも寄り添いたいと思う。
その悲しみをいますぐ解消することはできないが、話をきいて、泣いたり笑ったりするのもいいだろう。
こんな子だった、こんなにいい子だった、ほんとうに愛していたと。
ぼくらは上沼恵美子さんのご自宅へ伺って、お話をきこうと思った。
取材 -
【編集Yの太鼓判はコレ!】留守番中も爆睡!究極の癒しベッドー編集部厳選!本当に使えるドッグギア #44
全員フレブルオーナーである『FRENCH BULLDOG LIFE』の編集部員たちが、自分たちで愛用している「本当に買ってよかった!」ものだけを紹介するこの連載。
今回は編集Yが、すべてのフレブルが大好きだと確信する極上のドッグベッドをご紹介! 留守番中もぐっすり、埋もれる姿は激カワ、さらに高確率で「へそ天」が見られます!
特集 -
【販売開始!】フレブルオーバーオール「UNIVERSAL OVERALL × W-OKI KENTA × フレブルライフ」
アパレルブランド「UNIVERSAL OVERALL(ユニバーサルオーバーオール)」と、沖縄在住のフレブルオーナーで人気タトゥーアーティスト「W-OKI TATTOOのKENTA」。そしてフレブルライフのトリプルコラボで完成した、フレブルオーバーオール。
ストア情報
フロントプリント、バックプリントの2展開で、それぞれフレンチブルドッグのイラストも違います!
イベント「フレブルLIVE」で先行販売しましたが、ついにフレブルライフストアで販売スタートです! -
【中川大志インタビュー】エマは犬ではなく、大切な娘です。国宝級イケメンが愛犬のフレンチブルドッグと一緒に登場
『FRENCH BULLDOG LIFE』に国宝級イケメン登場! 俳優の中川大志さんが、愛犬であるフレンチブルドッグのエマちゃん(2歳の女の子)にメロメロとの情報を聞きつけ、中川さんを直撃。そのフレブル愛をたっぷり語っていただきました。他のフレブルオーナーさん同様、濃すぎる親バカエピソードが次から次へと飛び出しました。
取材 -
【取材】脳腫瘍治療のスペシャリスト・長谷川大輔教授が進める脳腫瘍の最新治療とは
フレンチブルドッグは脳腫瘍になりやすい犬種だといわれています。事実として、てんかん発作の症状が出てMRI検査を受けたフレンチブルドッグのうち、「約70%が脳腫瘍」と診断されたというデータも。犬の脳腫瘍は残念ながらあまり良い予後は期待できず、根本的治療も身体に負担がかかることから、私たちオーナーは希望を失いがちになります。
そんな脳腫瘍治療に、新たな風が吹こうとしているのです! このプロジェクトの先陣を切る、日本獣医生命科学大学・長谷川大輔教授にお話しをうかがいました。
取材 -
【イベントレポ】のべ6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグが集結!「フレブルLIVE2023」の全貌大公開!
第二回『French Bulldog LIVE 2023(フレブルLIVE)』が、無事閉幕しました!
今年は思い切っての2daysチャレンジ。当日までどうなるかドキドキでしたが…なんと、のべ「6,500人・4,500頭のフレンチブルドッグ」が集結。
開催地の山中湖はもちろんのこと、道中のサービスエリアもフレブルだらけで、他犬種のオーナーさんは「何があるんですか!?」と驚いていたとか(そりゃそうだ笑)。
さぁみなさん、いよいよ「フレブルLIVE 2023」のレポートをお届けです!
今年参加してくださった方も、来年こそと意気込んでくださっている方も、臨場感たっぷりのレポートをお楽しみください!
フレブルLIVE -
【販売スタート!】フレンチブルドッグ専用「THE fu-do(ザ・フード)」いよいよリリース!
フレンチブルドッグのためだけに作った総合栄養食「THE fu-do(ザ・フード)」、ついに販売スタートです!
私たちにとって、ひとつの集大成ともいえる「THE fu-do(ザ・フード)」。
今回は特徴と、食べつづけた先にどんな未来が待っているのかをご紹介したいと思います! 実際にお試し頂いた50頭のフレンチブルドッグの声もお届けしていますよ。
元気なレジェンドブヒを目指すみなさま、どうかじっくりご一読くださいませ!
ザ・フード -
【満足度95%!】動物の再生医療研究から生まれた、一歩進んだスキンケアジェル「ANCEPRA(アンセプラ)」を改めてオススメしたい理由。
以前フレブルライフでご紹介した、世界で初めて「犬用の再生医療等製品」を実用化し、その再生医療研究から生まれたスキンケアジェル「ANCEPRA(アンセプラ)」を覚えているでしょうか。
人間界ではエイジングケア製品にも用いられ、今でも研究が進められている「幹細胞培養上清液」を使った、一歩進んだスキンケアアイテムです。
今回は、大注目の「ANCEPRA(アンセプラ)」をお試しした30頭のフレブルたちの声をご紹介!
知れば知るほど使ってみたくなる「ANCEPRA(アンセプラ)」の魅力とは…?
(PR 物産アニマルヘルス株式会社)
PR
特集
-
フレンチブルドッグの性格/基本情報
からだの特徴や性格、歴史など基本的なフレブル情報をご紹介!
-
子犬/はじめてのフレンチブルドッグ
フレブルビギナーの不安を解消!迎える前の心得、揃えておきたいアイテム、自宅環境、接し方などをご紹介
-
フレブル病気辞典
獣医師監修のFrenchBulldogLifeオリジナル病気辞典。愛ブヒを守るための情報満載
-
フレブルライフ ストア
本当にいいものだけを、厳選紹介。FBLの公式オンラインストアです
-
French Bulldog LIVE⚡️2024 (フレブルLIVE)
-
【特集】レジェンドブヒの肖像ー10歳を超えて
10歳オーバーの元気なブヒを取材し、長寿の秘訣を探る。
-
【特集】5歳からのミドルシニアLIFE
ご長寿ブヒをめざすヒントがここに!
-
【特集】短命拒否権ーフレンチブルドッグは、もっと生きる
この特集は、『短命』のレッテルを返上するための、有益なフレブル生活記録簿です。
-
【特集】編集部厳選!本当に使えるドッグギア
フレブルと暮らす編集部が、自信をもって紹介したいアイテムとは!?
-
【特集】We wanna meet FBF! ー編集部が、会いたいキミのもとへ。
-
【特集】もしものときの名医名鑑
ヘルニアやガンなど、その道の名医たちを独占取材!
-
【特集】わたしは、愛ブヒのリーダーになるのダ。
プロドッグトレーナーが、リーダーになるための秘訣を解説!
-
虹の橋
愛ブヒが虹の橋へ向かう準備をするための場所
-
フレブル里親/保護犬情報
French Bulldog Lifeでは、保護犬を一頭でも多く救うための活動支援をしています。