2025年5月8日680 View

フレブルとの暮らしをもっと楽しむコツとは

フレブルと暮らしていると、色々と疑問やお悩みは尽きないもの。それは性格だったり体格だったり癖だったりと、本当に多岐に渡りますよね。筆者も常々心配に思っていたことがあり、それは愛ブヒの体格についてでした。15kgというビッグボーイだった先代ブヒと血縁にある現在の愛ブヒは、1歳で10kgと少し。体重の増加は6ヶ月頃を境に増減がほぼなくなり、もっと大きくなるんだろうと思っていたのになんだか痩せっぽっちな気がして。先代時代からお世話になっている獣医さんにそれを話すと、「この子はこの体格がベストなんです。骨格は個体差が出やすい部分なので心配はいりません。それに、血縁や兄弟といえどもそれぞれの個性や癖があるので、その子に合った体調管理やしつけをすることが大事ですよ」とのこと。その言葉にハッと気づきました。みんな唯一無二の存在だと頭ではわかっていたけど、どこかで比べていたことを。

みんな一緒、なわけがない。

フレンチブルドッグ,個性

OlgaOvcharenko/Shutterstock

 

令和の教育事情は知らないけれど、昭和生まれの筆者にとっての義務教育は「みんな同じである」ことが重視されていたように思います。

 

制服、校則、そして日本人に根付いている「人と同じだと安心する」謎の習性。

 

成長と共に個性だったり突出することの大事さを覚え、みんな一緒なわけがないと気づくのですが、こと別の種族であるフレンチブルドッグについては、つい「フレンチブルドッグ」という犬種の枠に当てはめがち。

 

確かにフレブルってこういう感じ、という大きな括りはあるけれど、中にはいると思うんです。

柴犬っぽいフレブルや、トイ・プードルみたいなフレブルも。

 

そしてこれすら、勝手に人間が決めたその犬らしさに当てはめた診断なんですよね。

フレンチブルドッグ,個性

Thawatchai-Jeawsawang/shutterstock

 

むしろフレブルの中には、犬ではなく人っぽい、なんならおっさんぽい子たちも多数存在するわけで、そのおっさん具合だって千差万別。

 

みんな違ってそれぞれに個性的なんです。

 

だから、他のフレブルと比べることをやめて今一度目の前の愛ブヒを見つめてみれば、いろんなことが見えてくるのではないでしょうか。

 

例えば性格。

 

ブヒの中にはパピー期からおっとりしている子もいれば、シニアになっても落ち着きがない子だっています。

 

色々な経験を重ね、途中で性格が変わる子もいるでしょう。

 

そんな時、穏やかなフレブルとヤンチャな我が子を比べて持っていない部分を羨むのではなく、我が子に合わせたトレーニングができれば、そのブヒとオーナーさんはもっとフレブルライフを楽しめるようになるのでは? などと思うのです。

 

しつけも健康管理もフルオーダーで

フレンチブルドッグ,個性

Huy Thoai/Shutterstock

 

筆者のように以前もフレブルと暮らしていた人間の場合、先代と同じ食事やしつけ、ケアなどをそのまま2代目に踏襲しがちです。

 

が、冒頭で書いたように、たとえ血縁でも別の個体。

 

体格や食の好み、体質に性格なんかはみんな違います。

 

当然似ている部分も多いにあるのですが、「以前はこれが良かったから」と盲信しすぎず、現在の愛ブヒには本当にこれが合っているのか? という視点を持つことが大事。

 

食事や運動量などは特に個体に合わせることが肝心で、フレブルオーナーさんは愛ブヒに何が良いのかを熱心に調べる人が多いですが、「良い」と判断したものでも「うちの子に合うかどうか」の見極めが大切です。

フレンチブルドッグ,個性

Stepan Khadzhi/shutterstock

 

何代もフレブルを家族に迎えてきた人にとって、その経験は豊富な知識となってフレブルとの暮らしに対する自信にもつながるのですが、どんな辞典でも何年かに一度は刷新して内容をアップデートするように、知識にもアップデートが欠かせません。

 

そのアップデートには、必ず「現在の相棒の体質や性格」を反映させるべき。

 

そういえば筆者も、先代の愛ブヒの大好物だった缶詰のフードを現在の愛ブヒも喜ぶだろうと与えた時、スンスンと匂いを嗅いだ後に立ち去り、食の好みの違いを実感したことがありました。

 

また、しつけに関しても、時間がかかる子とすぐ覚える子、興奮しやすい子とそうでない子がいるので、我が子はどんなタイプなのかを知り、それに合ったしつけを取り入れるのがベスト。

 

いわば、我が子それぞれにピッタリ合うオーダーメイドのしつけやケア、健康管理が必要なのです。

 

比べることで落ち込まない

フレンチブルドッグ,個性

mfaktor/shutterstock

 

フレブルにも手がかかる子とそうでない子がいて、実際に出会ったりSNSで眺めるフレブルを羨ましく思うことってよくありますよね。

 

けれどいくら羨ましがろうとも、その子にはその子なりの「大変さ」があるもの。

 

特にSNSなんかだとそういう部分には触れずひたすらに楽しそうな投稿が多いので、つい我が子と比較して「もっと落ち着いてくれたら」なんて思ってしまいがち。

 

けれどもあなたの隣にいるフレブルはあなたの家族であり、子供だったり恋人のような存在の特別なブヒ。

 

我が子の良いところはオーナーさんが一番よく知っているはずです。

フレンチブルドッグ,個性

DuxX/shutterstock

 

フレブルだけでなく、ペットとの暮らしの中には大変なことがたくさんありますが、誰かと比較することで本来なら笑い飛ばせるくらいの「大変さ」がずっしり重くのしかかってくることもあるでしょう。

 

フレブルライフは楽しんでナンボ。

 

我が子の個性を認めつつ、手と肉球を取り合ってマイウェイをひた走る方がお互いハッピーになれますよ。

 

 

こちらの記事も合わせてチェックしてみてくださいね。

フレブルと楽しく暮らすためにすごく大事なこと

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