フレンチブルドッグの飼い主が食にこだわる理由。
もはや目に入れても痛くないわ、というくらいに溺愛されている子が多いフレブル。毎日のケアからバリエ豊富なお洋服、移動時のカートに至るまでと、それはもう至れり尽くせりの暮らしを送っていますよね。正直筆者よりも遥かに優遇されている、そんな気すらしてしまいます。私たちはよく自分にご褒美を買う時に自己投資なんて言葉を使いますが、フレブルに投資をするなら何よりも「食」。食事は毎日必ず直接体に取り込むものだから、何を食べるかで健康状態に大きな差が出るんですよ。
食べるもので体ができる。
アレルギー食や療法食など決まったフード以外はNGなブヒもいるけれど、もしアナタの愛ブヒが食べ物に制限がないのなら、食にこだわらないのは勿体無いです。
そもそも生き物の体を作るのは食。
私たちもバランスの良い食事をしていると体調が良いけれど、偏った食生活だと様々な病気になりますよね。
仮に病気にならなくとも肌や髪がボロボロになったり、肥満や栄養失調を起こすことも。
食べるものはダイレクトに体調に影響し、何を食べてきたか・何を食べているかが見た目を含む健康に顕著にあわられるのです。
それに、お散歩やオーナーさんとのスキンシップと同じくらい(それ以上?)に彼らが大好きなのは食べること。
美味しい匂いを嗅ぎつけた時のソワソワしたお尻や大きく見開いたまあるい瞳、口元から溢れるヨダレは見ているだけで笑顔になるけれど、自分で何を食べるかを選べないからこそ食の時間をより豊かにしてあげるのは私たちオーナーの役目。
とはいえ忙しいオーナーさんも多いから、毎日手作りするなんてとても無理っていう場合もありますよね。
もちろん毎日がスペシャルなご飯でなくたっていいんです。
たとえば週末だけ、週に1回だけと、特別なメニューの日を作りませんか?
時にはいつもと違うお肉を。
愛ブヒのご飯作りって難しくありません。
人間と違って凝った料理も必要ないし、盛り付けにこだわる必要だってない。
じゃあ何にこだわればいいのかというと、それは食材。
市販のドッグフードは完全栄養食だからバランスよく様々なものが配合されているけれど、バランスがいいから美味しいのかというのは疑問です。
仮に私たちだって栄養バランスに優れているからといってコーンフレークばかり食べ続けるなんて味気なさすぎだし、もはや何の罰ゲームなのかと違うものを食べたくなるでしょう。
一番簡単なのは、肉を野菜と煮込んでスープと一緒に与えること。
今の時期は寒いので人肌程度の暖かさにすれば体も温まるし、香りが立つので食欲も増し増しに。
この時のお肉ですが、牛や豚、鶏以外にも馬や羊、鹿がイチオシです。
馬肉や鹿肉、羊肉は栄養豊富な上にヘルシーで、たとえば羊肉にはアレルギーを和らげるメチオニンや免疫力向上に役立つリシンが豊富。
牛・豚・鶏はスーパーで買える身近な肉ですが、特別なご飯の日は普段と異なるお肉を選ぶのはいかがでしょう。
これらのお肉はネット通販で手軽に購入できますよ。
また、皮膚や粘膜の強化に効果的なのがレバー。
レバーは肉の種類による栄養素の違いはさほどなく、あげる時のポイントは必ず加熱すること。
初めてレバーを食べさせる場合は少量から始め、食べ慣れている場合も脂肪分が多いため程々の量に抑えるのがコツです。
鋳物ホーロー鍋で美味しく時短。
我が家で愛犬ご飯を手作りするとき、今までは大きな鍋で数種類の野菜とマグロの赤身や鶏肉を細かく切ったものを長時間煮込んでいました。
1週間分をまとめて作って冷凍するので楽ちんなのですが、最近鋳物ホーロー製のお鍋を頂き驚いたことがあります。
鋳物ホーロー鍋とはル・クルーゼやストウブ、バーミキュラなどのお鍋で、鍋全体が均一に温まり食材から旨味と水分をじっくりと抽出できるのが特徴。
切った野菜を入れて蓋をし加熱、蒸気が出たら火を止め予熱調理するだけで十分美味しく、何より簡単で時短に最適なんです。
料理が苦手な筆者は今までこういう「料理上手さんが持っていそうな鍋」は使いこなせる予感が一切せず敬遠していたのですが、使うと簡単すぎて目からウロコ。
しかも野菜は甘くとろとろに、肉もホロホロに仕上がるんです。
犬は肉食寄りの雑食動物ゆえに繊維質も必要な生き物だけど、人間と違って食物繊維を消化する酵素は持っていません。
だから柔らかく煮込んで消化吸収しやすいようにするのですが、鋳物ホーローならこれが短時間かつ簡単に完成。
多くのブヒの大好物である焼き芋も手軽にほっくり作れるし、今まで使わなかったことを後悔しました。
それにお気に入りの鍋ができると料理自体が楽しくなるので、愛ブヒのご飯作りが苦になりません。
調理器具を揃え「カタチから入る」のはかなり有効かもと思いました。
おわりに
食事は健康のみならず毎日の楽しみのひとつ。
特にフレブルにとって大好きなことトップ3に必ず入っているように思います。
だからこそ「食」にこだわって投資することで、体作り以上に日々の幸福度を爆上げできるはず。
時間のある時にはいつもよりちょっと特別なご飯を作ってあげることで、彼らの毎日にハッピーな時間が増えるのです。
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