この記事はBUHI vol.36からの転載記事です。配信元または著者の許可を得て配信しています。
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BUHI vol.36「フレンチブルドッグのすこやかな、からだ。「健康」最前線」
私たちにたくさんの笑いと安らぎを与えてくれる
フレンチブルドッグ。
きっと先に逝ってしまう君に、一秒だって多く幸せをあげたいな。
ごはんを食べて、お散歩をして、ふてぶてしく眠る、
そんな当たり前の姿をずっと見ていたい。
だから、たまに病院にもお出かけしよう。
ちょっと変わったご飯もあるかも。
君の毎日がすこやかでありますように。
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長期にわたる下痢に悩まされた、フレンチブルドッグのぐーちゃん
「繊維反応性腸症」という病気を知っていますか? フードに繊維を過剰に足してあげないと腸の中で便を固める事が出来ない疾患で、特にフレンチブルドッグに多い病気だそうです。数週間〜数ヶ月つづく下痢は、「寄生虫感染や病原性細菌感染、内臓の疾患、アレルギー、免疫性疾患、腸内の腫瘍」などさまざまな病気が考えられますが、病院で各種検査をして異常がなかった場合は「繊維反応性腸症」の可能性があるそうです。
実際に堀江先生が担当した患者のフレンチブルドッグ「ぐーちゃん」を例に、具体的な症状と改善方法を見てみましょう。
下痢になってから改善するまでの経過
・数ヶ月ほど下痢症状が続いたぐーちゃん。動物病院で各種検査をするも異常はなく、処方された薬も効果がありませんでした。
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・堀江先生に相談。堀江先生は、飼い主との会話からアレルギーや感染症によるものではないと判断。療法食である「w/d」をあげてみたところ、下痢が改善。この結果をうけて「繊維反応性腸症」を疑いました。
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・「繊維反応性腸症」は繊維を与えてあげれば改善する病気。w/dを中断し、今までぐーちゃんが食べていたフードに繊維サプリ「メタムシル」(スプーン1杯程度)を追加してみることに。
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・ぐーちゃんの下痢症状は改善。メタムシルの量を微調整し、今ではすっかり良便に。
※メタムシルの代わりに「おから」を使用してもいいそうですよ。
メタムシルの使い方
「メタムシル」は、最初は少量ティースプーン1杯から。便の状態を確認しながら徐々に増やしていきます。(ぐーちゃんはカレースプーン1杯!)
ただし、粉末なので鼻息で飛ばしたり喉に詰まらせないよう、しっかりフードと混ぜて使いましょう。
ちなみに、w/dからメタムシルに移行した理由は、w/dだと便がポソポソして取りにくい、便の量が増えてしまう、食糞をしてしまったため。さらに、「できれば療法食ではなく美味しいものを食べてほしいという」堀江先生の優しさもプラスされています!
「繊維反応性腸症」の症状・原因・治療法などは、『フレブル病気辞典』からご確認ください
【繊維反応性腸症】主な症状は、下痢・軟便がつづくこと〜サプリメントやおからで改善する場合も〜
紹介されたアイテム
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Metamucil(メタムシル)
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BUHI vol.36「フレンチブルドッグのすこやかな、からだ。「健康」最前線」