2016年11月30日22,237 View

鼻水が出る

鼻が短いフレンチブルドッグは、生まれつき鼻の病気になりやすいといわれています。その代表ともいえるのが、鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)。

その他にもさまざまな病気が考えられますので、鼻水の色や状態から判断できる病気の一部をご紹介しましょう。

Job-Narinnate/shutterstock

サラサラした鼻水が出る・・・風邪、アレルギー

透明で水のような鼻水が出て、せきやくしゃみを伴う場合は、かぜをひいている可能性があります。また、何かにアレルギー反応を起こして鼻水が出ることも。耳の内側が熱いときは発熱している可能性もあるので、病院へ連れていくようにしましょう。

 

ネバネバした鼻水や黄色い膿のような鼻水が出る・・・感染症

粘着性があるネバネバした鼻水が出る場合は、ウイルスや細菌に感染している可能性があります。とくに子犬は感染症を起こしやすいので注意が必要です。食欲がなくなったら、あっという間に風邪症状が悪化し脱水を起こすこともありますので、すぐに病院で受診しましょう。

また、ご自宅では、きちんと水分と栄養を与えるようにしてください。

 

くしゃみが出る、ネバネバした鼻水や黄色い膿のような鼻水が出る・・・歯周病

くしゃみが出たり、ネバネバした鼻水や黄色い膿のような鼻水が出るときは歯周病の可能性があります。歯周病が重度になると、菌が頬の骨を溶かして鼻へとつづく道をつくり、鼻と口に通路ができてしまいます。すると、食べたフードが鼻の中に入ってきたり、炎症を起こして鼻水が出るようになったり、違和感からくしゃみをしたります。きちんと歯みがきを行い、歯周病にならないように気をつけることが一番ですが、上記のような症状が出た場合には病院で受診しましょう。

 

 

鼻水をたらし、ガーガーいっている・・・鼻腔狭窄症

鼻水をたらし、ガーガーと呼吸が苦しそうな場合は鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)の可能性があります。これはフレンチブルドッグがかかりやすい病気のひとつ。一定に大きなイビキをかく、少しの運動で息があがる場合は病院で受診するようにしましょう。

鼻腔狭窄症の詳しい症状や対策はこちら

 

鼻血がでる、顔が変形している・・・腫瘍

鼻血がでる場合は、鼻の中に腫瘍ができている可能性があります。その他、よくくしゃみをしたり、顔が変形したりします。鼻の中の腫瘍は外見ではわからないことが多いので、鼻血が出たらすぐに病院へ連れていくようにしましょう。

 

ティッシュを使って鼻水の状態を確認しよう〜ワンポイントアドバイス〜

志麻先生

獣医師:堀江志麻先生

フレンチブルドッグは鼻が黒いので、色を確認するのが少し難しい。白いティッシュを鼻先にあてると、鼻水の色や状態をチェックすることができます。

鼻水

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