「ミドルシニア期」とは、シニアブヒになる手前の5-6歳をさす。
ご長寿ブヒを目指すためには、ミドルシニア期をどう過ごすかが鍵となる。
女性でたとえるならば…
いつまでも美肌を保つために30代でスキンケアを始めるのか、それとも60代で始めるのか……
それと同じだ。
フレブルの5歳は、人間でいうところの36歳にあたる。
快適なシニアライフをおくるための準備を、「今日」から始めていこう。
「ミドルシニア期」とは、シニアブヒになる手前の5-6歳をさす。
ご長寿ブヒを目指すためには、ミドルシニア期をどう過ごすかが鍵となる。
女性でたとえるならば…
いつまでも美肌を保つために30代でスキンケアを始めるのか、それとも60代で始めるのか……
それと同じだ。
フレブルの5歳は、人間でいうところの36歳にあたる。
快適なシニアライフをおくるための準備を、「今日」から始めていこう。
ミドルシニア年齢を過ぎた頃から、なんだか少しうちの子の性格が変わってきたかな? と感じるオーナーさんはかなりいます。それまではどこでも誰とでもフレンドリーだったのに急に苦手な子が出てきたり、なんだかちょっぴり意地悪になったのかしら、なんて思うことも。でもね、これは様々な体験を経て成長したことの証で、経験値が上がったからこそ自分で「好き」と「嫌い」を判断し主張するようになったんですよ。
ふと鏡に映った愛ブヒと私、おや? ふたり揃ってなんだかむっちりしていないかしら。いやいやそんなはずはと体重計に乗り、想定外の目盛りにのけぞった経験はございませんか? 筆者はあります。というか、わりと最近その恐怖体験をし、焦ってダイエットを心に決めた次第なのです。人もブヒもミドルシニアになると太りやすくなり、体重管理は健康維持の必須項目。ひとりだと続かないけれど、相棒となら頑張れる。健康長寿に大切なのは人もブヒも自分に合った体重と体型。だから今こそ手と肉球をとり、健康的なボディを目指そうではないですか。
年齢を重ねてから新しい何かを始めることを指して「四十の手習(正式な慣用句としては六十の手習らしいですが)」と言いますよね。これは幾つになっても学ぶのに遅いということはないという意味ですが、これって何も人間だけじゃないと思うのです。フレブルだって幾つになっても学べるし、ミドルシニア年齢から新しいことに挑戦するのはとても良い刺激になるはず。すでに出来上がったルーティーンに新しい要素をプラスすることで、毎日がぐっと新鮮になる。それもオーナーさんと一緒に取り組めることならなお一層、その効果が上がるのではないでしょうか。
フレンチブルドッグは短命犬種だと言われていた時代もありましたが、今や平均寿命である12歳を軽やかに超えるブヒが続出。レジェンド年齢の子が増え、17歳、18歳とびっくりするほどに長生きしてくれる子もいます。そう、もうフレブルは短命犬種ではない。この嬉しい実感は高齢の子が増えるたびに確信へと変るのですが、愛ブヒのロングライフを共に生きるためには備えや覚悟が必須です。そこでミドルシニアの今はまだ想像できなくても、これからの10年に備え今から知っておいたり準備しておきたいことをまとめました。
中年に差し掛かったことを実感するいくつかの事象のうち、特に女性は髪質の変化を挙げる人も多いかと思います。絶賛ミドルシニア年齢の筆者も数年前から髪のツヤやハリがなくなってきたとため息を吐く日々ですが、これはフレブルたちも同じ。犬の被毛も人間の髪同様に主成分はタンパク質ですが、人間の髪が約80%なのに対し、なんと犬は95%がタンパク質。もちろんタンパク質は普段の食事から摂取するので、栄養が行き渡っていないと被毛にも影響は大。しかも年齢とともにツヤや潤いが失われていくため、ミドルシニア年齢からケアを開始し、被毛の状態を日々の健康管理に役立てるのが鉄則なのです。
どうも、ミドルシニア(中年)真っ只中の筆者です。フレブルオーナーさんの中には愛ブヒもミドルシニアだけど自分自身も同じ世代って方がかなりいるように思いますが、この世代の悩みといえば更年期ですよね。個人差はあれども特に女性は40代から、男性も50歳前後で更年期障害が起きるのが一般的。でもそれって人間の話でしょ、なんて思ってはいけません。実はフレブルたち犬にも更年期ってあるんですよ。
暑かった夏も終盤、気候が良くお出かけしやすい季節はもうそこまで来ています。絶好の行楽シーズンである秋は我らがフレンチブルドッグLIVEをはじめ、各地でドッグイベントが続々開催。ミドルシニアの愛ブヒと共に、宿泊込みで遠征参加を予定しているオーナーさんも多いことでしょう。ブヒ連れ旅行は最高に楽しいけれど、日常を離れるのはフレブルにとって大冒険。冒険を楽しむには何より体調管理が一番の鍵となり、特に体力が少しずつ衰え始めるミドルシニアブヒにとっては旅の前後のケアがとても大切なんです。
フレブルにとって1日のうちで大きなイベントといえばお散歩。中にはお散歩があまり好きじゃないブヒもいるようですが、外の空気や匂い、そして景色や他のワンコとの触れ合いが叶うお散歩は彼らの楽しみのひとつなんです。何より散歩中は大好きなオーナーさんを独占できるし、オーナーサイドから見ても健康管理のバロメーターとなる大切な時間。ミドルシニアともなればお散歩にもすっかり慣れていますが、ミドルシニアだからこそ改めて「散歩」にフォーカスし、今以上にこの時間を“愛ブヒの健康アップ”に活用しませんか?
「もはや水を飲んでも太るわ!」…これ、ミドルシニア真っ只中の筆者が、同い年メンツの飲み会で聞いたセリフです。そうよね、特に食べる量が増えたわけじゃないのに、確実に若い頃よりお肉がつきやすく、そして落ちにくくなったこの体が憎いっ。一体なんの呪いや。しかし悲しいかな、フレブルたちも同じ呪いにかけられているのです。そんな呪いの実態は基礎代謝が落ちるからで、ヒトもブヒも中高年になると脂肪を燃焼しにくい体になるのです。しかしフレブルの場合、肥満がもたらす病気は命取りになることも多く、それを防ぐにはミドルシニア期に食事を見直すことがとっても大事なんですよ。
フレブルは関節に何かしらの症状が出る子がとても多く、以前お話を伺った獣医さん曰く、「私が診察した限りでは98%くらいの確率でフレブルは関節に問題を抱えている」とのこと。それを聞いたとき「ほぼ全員じゃないか」と驚きました。実際にレントゲンを撮ると大小の差はあれど何かしら異常が見つかるケースが多く、もはやフレブルにとって関節トラブルは避けて通れない道。年齢とともに関節の症状は悪化するけれど、予防を含め打てる手はたくさんある。だからこそミドルシニアから関節ケアを始めておくべきなのです。
パピーの頃は些細なことでも病院へ駆け込んだけれど、ミドルシニアともなれば少々の不調であればオーナーさんも慣れたもの。空腹で胃液を吐いた、気温差でお腹を壊したなど、ある程度、今までの体験から原因を推測できるようになります。これは長年フレブルと暮らした経験の賜物ではあるけれど、怖いのは自己判断を過信すること。年齢が上がるほどに発病リスクも上昇するので、間違った自己判断で病状が悪化するなんてことも十分あり得るのです。
パピーの頃からミドルシニア年齢になるまでの期間、そしてミドルシニアからシニアになるまでの過程で、彼らフレブルは日々様々なことを吸収しどんどん変化していきます。できることが増え互いに意思の疎通が容易に図れるようになってくる一方で、年齢を重ねたことでできなくなることもまた同様に増えるのかもしれませんね。けれどそれは彼らの成長で、変化も含めて大切な相棒。愛ブヒが年を取ることに対し、どこかで“別れの日”が近づくように感じてネガティブに捉える人もいるけれど、FRENCH BULLDOG LIFEは思うのです。変化は進化である、と。
ミドルシニア年齢のフレブルは人間なら働き盛りの壮年期。パワーもあってエネルギッシュ、まだまだ青二才には負けませんぜ! なんて子も多いはず。そんなフレブルのオーナーさんにとって、病気は『いつかなるかもしれないけれど、まだ先の話』なのかもしれません。そしてその思いは自分に対しても同じで、まだ体の方は大丈夫なんて過信している人、いませんか? そこで今回はミドルシニアブヒと、同様にミドルシニアな年齢のオーナーさんに向けて、先々の病気への備えのお話をしたいと思います。
フレンチブルドッグは短命。そう言われていた時代もあったけれど、今やブヒに対する正しい知識を持って迎えるオーナーさんが増えたこともあり彼らの寿命は確実に伸びています。実際に12才を超えてなお元気満点の子もいれば、16、17とレジェンド年齢まで一緒に過ごしてくれる子も。ただし長生きするってことは、それだけ病気などのトラブルを抱えるリスクも上がるもの。だからこそミドルシニアの今から愛ブヒのロングライフを想定し、彼らが幸せに長寿を全うできるよう準備しておきませんか?
冬場は免疫力が低下することから様々なウイルス感染症が流行する傾向にあるけれど、実はこれって人間だけでなくフレブルたちワンコも同じ。そもそも冬に免疫力が落ちるのは、体温が下がることで免疫細胞の働きが低下し免疫機能が落ちるから。それに加えて乾燥した空気のせいで鼻や喉の粘膜が持つバリア機能が低下するのも一因です。特に体力が下降曲線を描き始めるミドルシニア以降のフレブルにとっては、この時期の免疫力をアップさせることが毎日の健康に繋がると言っても過言ではないのです。
フレンチブルドッグは短命だと言われていたのは過去のこと。今は平均寿命を超えレジェンド年齢まで生きるフレブルも増えました。これはとてもうれしいことですが、一方で長生きがゆえに発症する症状があります。それは人間でも高齢になるにつれ症状が現れる「認知症」で、体の病気とはまた異なるケアが必要に。ペットの高齢化とともに増加傾向にある犬の認知症について、ミドルシニア期から予防と対策を知っておきませんか?
日常的に愛ブヒに話しかけること7年。実感として彼らフレブルが言葉を理解しているのではないかと思うことが増えてきました。褒められているときの誇らしげな顔、怒られたらそそくさと自分の寝床に避難し上目遣いでこちらを様子見する仕草など、うん、完全に言葉、理解してるよね。そう確信する次第。人間の赤ちゃんは2歳頃から簡単な言葉を覚えて発するようになるそうですが、ミドルシニアのフレブルともなればきっとそれ以上の言葉を理解しているはず。たとえ人間同士でも言語が異なれば言葉でのコミュニケーションは難しいけれど、こちらは異種。それでも言語コミュニケーションが成り立つって言うと笑いますか?
「天高く馬肥える秋」なんてことわざがあるように、秋は快適な気候に後押しされて食欲が増進する季節。筆者も食欲の秋とばかりに旬の味覚を頬張り、体重計に乗って真っ青になるその横で鎮座するコロコロのかたまり。はい、絶賛ミドルシニア期の愛ブヒもムッチムチです。フレブルの多くは食欲旺盛な子が多く、体重コントロールが難しいと感じているオーナーさんも多いことでしょう。そしてミドルシニア期以降、体重との付き合い方と言うのは健康上マストな課題でもあるのです。そこで今回は、ミドルシニア以降のダイエット問題に斬り込みますよっ。
ミドルシニア期に差しかかったフレブルと暮らすオーナーさんの多くは、6歳前後の愛ブヒに対して「この子もそろそろ犬生の折り返し地点に差し掛かったのかな」なんて思うことがあるでしょう。平均寿命が12歳くらいとされるフレブルにとって、ミドルシニア年代というのはちょうど駅伝でいうところの復路を走り始めた頃かもしれません。愛ブヒが進むその道のりを今以上の幸せで満たすために何ができるか。それは一緒に過ごす時間を今までよりちょっぴり増やすことなのかも。
筆者の愛ブヒがこの夏に7歳を迎えシニア期への一歩を踏み出しました。ちょうど2年前ミドルシニア期に入った時にも感じたように、やはり“節目の年齢”というのはあるようで、見た目・体・心それぞれに変化を感じます。シニア期に差し掛かるとちらほら病気が見つかるフレブルが増えることを考えると、このミドルシニアからシニアへという境目の時期にこそ、愛ブヒのライフスタイルや変化を感じたときの対処の仕方を見直すべきなのかもしれません。「老い」で片付け重大なサインを見逃すことがないよう、オーナーである私たちも年齢を重ねる愛ブヒに合わせて【フレンチブルドッグライフ】をリニューアルすべき時なのです。